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変形性膝関節症と膝蓋下脂肪体

変形性膝関節症(以下:膝OA)と膝蓋下脂肪体(以下:IFP)の関係性について皆さんはご存知ですか?


膝OA患者のIFPは萎縮する? 変化しない? 肥大する?

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皆さんはどのように考えていますか?


今回の記事は、膝OAとIFPの関係性について理解が深まる記事です!


まずは、IFPの復習とK-L分類について説明していきます。


1.IFPの復習

IFPは膝関節の関節内にあり、滑膜外にある組織です。

図42

Richard L. Drake, A. Wayne Vogl, Adam W. M. Mitchell, Richard M. Tibbitts, Paul E. Richardson著,塩田 公平 訳:グレイ解剖学アトラス 原著第一版 エルゼビアジャパン株式会社


IFPについて書いた記事の中で、3つの機能を紹介しています!

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気になる方はこちらをお読みください!


2.K-L分類

なぜ突然、「K-L分類」が出現したのかというと、記事を読むうえで「K-L分類」を知っているか知らないかで、理解度が異なるからです。


簡単に説明するので、イメージできるようになってください😊


K-L分類とは?
理学療法ガイドラインによるとK-L分類の評価は推奨グレードAとされており、膝OAのグレード分類として、幅広く用いられています。グレードは5段階であり0~4段階で評価されます。

K-L分類のグレード
グレード0:正常
グレード1:関節裂隙狭小化なしでの軽度の骨棘出現または軟骨下骨硬化
グレード2:関節裂隙狭小化(25%以下)あるも骨変化なし
グレード3:関節裂隙狭小化(50~75%)と骨棘形成、骨硬化像あり
グレード4:関節裂隙狭小化(75%以上)で骨変化が著明


私の考え方はこんな感じです!(あくまでも私の見解です💦)
・0が正常
・Ⅰ~Ⅱは軽度
・Ⅱ~Ⅲは中等度
・Ⅲ~Ⅳは重度

図24

石島 旨章 久保田 光昭 寧 亮 他:変形性膝関節症の病態・診断・治療の最前線.順天堂醫事雑誌.2013,59 P. 138〜151


では、本題に入りましょう!


3.膝OAでは脂肪体はどうなっているのか?

結論から言います!

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