アクセラレーター
起業して6か月経ち、先日、アクセラレータープログラムを終えたので、その感想をまとめました。
1.アクセラレータープログラムって何?
大手企業等が行う事業支援プログラム。3-4か月の期間で支援者やメンター等が採択されたスタートアップ企業に対し、集中的に一緒になって事業を成功させるための支援を行うもの。
日本でのアクセラレータープログラムは大きく3つに分かれ、
①自治体系(例:ASAC、BusiNest、広域連携アクセラレーター)
②シードアクセラレーター系(例:Yコンビネーター、500 Startsup Japan)
③大手企業系(スケーラレーター)(例:KDDI∞Labo、IBM BlueHub)
があります。主な特徴をざっくり説明すると、①自治体系は社会課題の解決に取り組んでいる企業が採択されるイメージ。②シードアクセラレーター系は投資できそうかが前提で、うまくエクジットできそうかが重要視される。③大手企業系は運営する大手企業が新しいテクノロジー等の情報収集目的もしくは提携・買収目的なので”使えそうか”が大事。(※契約には要注意。)
私たちは、今回、NEXTBLUEというもともとRealityAcceleratorを運営していた郡さんが立ち上げた2号ファンドが主催するアクセラレータープログラムを受けました。
2.アクセラレータープログラムを受けてみて
結論から言うと、めちゃくちゃ良かったです。
私たちの場合は、プロダクトの作り方(開発の仕方)を間違えていたため、この段階で修正できたことは今後を考えるとかなりよかった。3か月でプロダクトを使える段階まで持っていき、テストの仕方やテストユーザーの探し方を教わりました。
NEXTBLUEはゴリゴリ系のアクセラレーターで、郡さんと井上さんが一緒になって事業を成長させようとしてくれます。(私たちはあまり巻き込めませんでしたが、他の参加者では一緒にテストをしたり、開発を手伝ったりと、かなりのダイブイン具合で力強い味方を得たという感じ。)
週1回のメンタリングがあるので、そこで何かしらの成果を報告したいと内部でプレッシャーをかけ、仕事のスピードが上がりました。他にもチームとして機能できているか、今後の戦略などを第三者の視点により改めて話し合うきっかけになりました。
3.アクセラレータープログラムに採択されるには
シードアクセラレーターでもプロダクトがないとダメ。
シードアクセラレーターは3か月以内にプロダクトを売れる形にし、業績を出してからデモデイで発表するのが目的です。それなので、”これから3か月間、一緒に頑張れば売れる!”という兆しを見せないと採択されません。特に有名VCが運営するアクセラレーターはこの可能性が高いと思われるスタートアップである印象を受けます。
4.今回の反省
今回は、コロナで集まる場所もなく、他の参加者からの刺激などは一切ありませんでした。もっとうまく使い倒せればよかったと少し後悔している部分もあります。
週一回のメンタリングを受ける際にオンラインならではの壁というか、巻き込みづらさがありました。もっと頻繁に連絡をして、メンタリング以外でのコミュニケーションを積極的に取っていければよかったと思っています。
5.まとめ
いかがでしょうか。アクセラレーターは相性はあると思いますが、良くも悪くも3か月なので、受けてみることをお勧めします。他者の視点が入ることで自分たちでは気付けなかったことに気が付け、迷ってることを相談できるのは会社がうまくいっていない時期にはかなり助かるはずです。うまく活用して事業をスケールさせましょう!