定期的に読み返したい本の備忘録(随時更新)
定期的に読み返したい本を書き溜めていく(主に自分向けの)メモ。
人におすすめを聞かれた際にもすぐに共有できるようにするためにもnoteで書いておく。
逆に読み返す中でもう読み返す必要ないと思ったら削除する。
『ライト、ついてますか―問題発見の人間学』
追記日 : 2020/02/22
1987年にワインバーグ氏共著で書かれた本。
本の題名にもあるように、問題解決についてではなく問題発見についてスポットライトをあてて書かれている。
いくつか例をあげながら説明していて、中でも題名の「ライト、ついてますか」という例はおもしろい。
新卒1年目の際に上司にもらってから、今も定期的に読んでいて、頑張れば一日で読み終えられるのもよい。
問題解決は解決方法に意識がいきがちだが、問題を正しく発見することが大事ということを認識した原点。
ワインバーグ氏についてはこちら。(ただ、この記事の中で『ライト、ついてますか』は批判されているんですがw)
『SHOE DOG』
追記日 : 2020/02/22
フィル・ナイト氏によるNIKE創業の物語。
読むまでは知らなかったがNIKEの創業時には日本の企業との関わりも強く以外だった。幾多の困難を乗り越えていく創業の話でありその内容自体がエキサイティングなのだが、ちょっとユーモアが効いているところもあり読んでいて全くあきない。
これを読んでいると、フィル・ナイト自体が根っからのアスリート(ランナー)であることがわかる。そして、スポーツで自分を追い込むようなある種の高揚感をビジネスで追い求めるような疾走感がたまらなく好き。
「ビジネスに活きる」とかどうでもよく、ストーリーとしてただただ好き。
『ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち』
追記日 : 2020/02/22
凄腕のプログラマーであり、Y Combinator 創業者でもあるポール・グレアム氏による17のエッセイをまとめた本。扱っている内容は様々だが、それを彼の鋭い視点から書き下している。
定期的に読み返さないと本の内容も忘れがち(笑)なのだが、この本を読んでから「頭いい人っていうのは、目的に対してより直接的な解決策を効率的に模索できる人」なんだなという自分の中の定義みたいなのができた。
一日で読み切るのにはちょっと長い。二周目以降はささったエッセイのみ読む形がよいかも。
『エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング』
追記日 : 2020/02/22
エンジニアリングに関する組織課題について書かれた本。
ただ、技術の人たちにしか参考にならない本かと言われると全くそんなことはない。(一部、技術に特化した内容はあるが。)
組織の中で、構想→企画→実装と具体化されている過程で発生しうる不確実性というものを抽象化して説明しているもの。
とにかく抽象化がうまく、切り口が明快。そして、それゆえにコミュニケーションで発生する不具合などについての考察に富む。
前半だけでも定期的に読み直したい。
『反脆弱性――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方』
※上下巻あり。
『ブラック・スワン』を書いたタレブ氏による、反脆弱性という概念について説明した本。反脆弱性というのはざっくりいうと、「なんかやばいことがあったときに逆にそれをいかして良い方向に転換させる」的なやつ。(詳細は本で読んでくださいw)
主張とか書きぶり自体がけっこう過激なのもあるんですが、きちんとした論拠がありつつ自分が当然と感じていたものをひっくり返されるような感じがあります。「お前ら全然わかってねーから」と正面から言われて、ただその主張に反論ができないようなそんな感じ。
読み返したいけど、めちゃくちゃ長いから覚悟がいる…