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ヨソドラ ヤクルト陣営まとめ

かなり乗り遅れた気はしますがnote始めました。先に言っておくとこれを日常的に使いこなして発信していくことはないと思います。

なぜ今更始めたのかと言うと普段参加した仮想・模擬ドラフト系の結果や寸評をTwitterに投稿していたのですが、投稿数が膨大となってTLを汚してしまいかねないので一旦noteにまとめる形式でやってみようと考えた次第です。


ーーーーーーさて本題へ

はじめに

ARAさん(@arai_san_28)主催のヨソドラという企画にヤクルト担当として参加させていただきました。まずはARAさんをはじめ各球団の担当・サポーターの皆様に御礼申し上げたいと思います、ありがとうございました。

ヤクルト陣営は私に加え、こしょうさん(@kosho711)をサポーターに迎え挑みました。本来ならもっと多くの人数がサポーターに要求されるんですが、私がサポーター集めをサボった結果こうなってしまいました。私の不徳の致すところです申し訳ありませんでした。

ヨソドラの概要はこちらのページをご確認ください。

そんなの読むの面倒くせえよといった方に説明しますと、通常の仮想ドラフトが自分の考える最良の指名をするのが目的とするならば、ヨソドラは仮想ドラフトから一歩現実に寄って「ファンというヨソ者たちが、現実の指名を予想(ヨソう)する」ものといった感じです。有り体に言ってしまえばいかにヤクルトっぽい指名が出来るかというものだと思っていただければ…

こちらが指名結果等々になります。

ここの「Ys指名」「Ys代替」のページを読んでもらえればもうだいたいの説明は終わるんですがある程度まとめてここに書き連ねたいと思います。

補強ポイント

全部!」と言いたいところですがそれじゃあ予想になんないよということでいくつかに絞ってみました。(代替シートと言ってることはほぼ同じです。そっちを読んだ方は読み飛ばしても問題ありません。)

・先発投手                             とにかくイニングを食える投手がいない。QS率も先発防御率も群を抜いて12球団ワーストとなっている。
・センター                             一軍レベルのセンターが塩見と山崎くらいしかいない。青木、坂口は流石に限界だし中山、濱田も口が裂けても平均並みとは言えない。塩見にしても山崎にしても丸1年レギュラーを張った経験はなし。
・捕手                               中村が立て続けに怪我をするようになってしまった。嶋も厳しい、古賀、松本直も来季一軍にいられる確証はない。今年の西田はかなり頑張っているがそれが2年続く想定は甘いと言わざるを得なく見通しが立たない状況。
・ショート                             西浦とエスコバーが守った今年。エスコバーの弱点はもはやなにも言うまい。西浦はそれなりによくやっているが西浦が厳しいときのバックアップが皆無になる。廣岡は守備とか以前に打率が1割台じゃレギュラーよか一軍にいるかどうかの問題である。

この4点を中心にヤクルトの指名傾向を精査しヨソドラの指名を進めていきました。なお、指名傾向は書くとかなり雑多になってしまうので代替シートを読んでいただければ。

指名結果

第1巡選択希望選手                         栗林 良吏 投手 トヨタ自動車

当初は早川入札で固めていて揺るぎようがなかったのです。       ところがヨソドラ当日の朝になってニッカン「平内最終候補報道」である。もうえらいこっちゃで即話し合い。いろいろ話した結果

◎一本釣りという報道ではない                    ◎過去に「最終候補」という表現はほぼ使用されていない        ◎ニッカンにおいてヤクルト1位をスッパ抜いた実績はなし       ◎情報源が小川SDなどの実名ではなく「球団幹部」にとどまっている

以上の理由から平内は情報戦の一つと考え入札の可能性は一旦捨てました。これで本当に1位平内があったらニッカンに全力で土下座するしかない! ただ、16年「山岡最有力」報道からの寺島一本釣りがあったようにブラフをかました時には一本釣りじゃないかという発想に至り、栗林指名という決断となりました。なお、最後まで早川と悩んで自分は栗林、こしょうさんは早川を推しましたが自分が強権を発動したことを付け加えておきます。特にひねりなく1位早川と現実なれば、私は腹を切ることになるでしょう。   栗林本人の解説としては完成度が高く来年の先発ローテ入りを充分見込める投手。いかにもヤクルトが今まで指名してきたタイプに似ている気がする。トヨタに入団してからの成績は素晴らしく実力を疑う余地はないでしょう。


第2巡選択希望選手                         古川 裕大 捕手 上武大学

2位の理想は五十幡でしたが、すでに指名されたので断念。       次のプランとしての古川を指名しました。古川は打力の高い捕手で関甲新リーグで4割近い打率を残し続けています。結局リードだなんだ言われますけど捕手は打たなきゃレギュラーは勝ちとれないですし古川はその観点で期待しています。

捕手2巡目指名はヤクルトでは過去まずなかったのですが、今年は珍しく捕手を補強ポイントと挙げていたので特殊例だろうと信じての古川指名です。栗林に続いて予想としては博打ですが実現可能性があると見ます。……これで外したら大ヒンシュクですが。


第3巡選択希望選手                         根本 悠楓 投手 苫小牧中央高

シュパーッという感じのストレートと変化球を投じる道産子左腕。非常に三振奪取能力に優れておりポテンシャルの高さが伺えます。頭の良さも伺えてギアの上がりっぷりはステップアップしていく投手を思わせました。

2年おきの左腕指名、3位は過去5年で3回高卒投手という傾向から根本はピッタリでしょう。なお、他の候補に健大高崎の下 慎之介もありました。   小林 樹斗や2つ前の広島で指名された山下 舜平大などはヤクルトでも上位報道があったのですが、ヤクルトは上位候補だったのに残った選手を拾うような指名が中位ではあまり見られないと感じたため、そこをスルーして根本や下を指名する心づもりを早めに決めていました。


第4巡選択希望選手                         並木 秀尊 外野手 獨協大学

サニブラウンに勝った男に勝った男」として知られる快速センター。打撃も悪くなく今秋リーグも問題なく打てています。首都2部でかつNPB選手は過去まったくゼロな獨協大というポイントは懸念材料ですが、それを補って余りある能力を持っていると考えました。

ヤクルトスカウト陣はかなり並木が気になっているようで特に橿淵デスクはご執心の様子です。本来なら五十幡がメインストリームなのでしょうが今回は阪神1位で指名されてしまった以上、ここで並木の決断に至りました。 実際は外野手が補強ポイントと銘打っているため、もっと高い順位で外野手を指名する可能性が高い印象を受けているのも事実です。


第5巡選択希望選手                         小川 龍成 内野手 國學院大学

ショートの指名順位はなかなかに悩みました。なぜならば小川SDの挙げた補強ポイントが「投手」「外野手」「捕手」であったためショートの需要がどれくらいあると見ているのか読めない部分が大きかったんですね。ただ5位が限界だろうとここで小川を指名しました。國學院からの指名は清水,杉浦,谷内と太く、嶋も獲得したためそれなりにしっくりくるのでは?

小川のウリはとにかく守備!打撃は足りない部分がかなりありますがそれ以上に守備!守備だけなら即一軍レベルと評する人もいて計算できるのではないでしょうか。打撃もしれっと3割打つようになった自衛隊な大先輩がいますからどうなるか見てみようといったところです。


第6巡選択希望選手                         打田 雷樹 投手 大阪学院大学

186 cm,83 kgと文字だけでも体格が伝わってくるが、実際にマウンドに立った姿を見ると数字以上にゴツく見える不思議な投手です。そこまで奪三振はなく打って取るタイプとなるでしょう。

大商大・大西によって岡林スカウトの担当範囲が関西まであり得ることとなった昨年。そう考えればここらでまた関西六大学リーグから指名も見ていいんじゃないかと。ちなみに橿淵デスクもコメントを出しています。


第7巡選択希望選手                         奥野 翔琉 外野手 明徳義塾高

本来はここで高卒投手のプランだったんですが直前に変更。同じ高卒なら投手も野手もどっちもあり得るんじゃないかと思い、それなら一番空いてる左打ち外野手を埋めてやれということです。               脚力そのものはもちろん、走り出しもバカっ速くて内野安打を量産できそう。あとはパワー、いかにプロで身に付けるかの勝負かと思います。   視察情報等はありませんでしたが、古賀,市川と明徳からの指名が増えつつあるので充分可能性あるでしょう。四国の選手なんでこれも岡林枠と言えるかもですね。(特にそこを意識した訳ではない)


育成第1巡選択希望選手                       大曲 錬 投手 福岡大学準硬式野球部

球速が出にくい準硬式でMAX 154 km/hはとんでもない数字。視察情報・リストアップ情報ともに報道されたのでこれは指名するしかないだろうと決断しました。軟式の社会人チームから指名したことを考えれば万倍期待できる存在と言えるでしょう。準硬式野球部を引退した現在は同大学の硬式野球部の練習に混ざって鍛えているそうです。


育成第2巡選択希望選手                       内藤 晃裕 内野手 新潟アルビレックスBC

ヤクルト育成指名の大半は独立リーグ、近年では特にBCリーグからの指名が多いということでの指名。高津監督の元所属チームという縁もあるはず。さらに10月1日に行われたヤクルト二軍とBC選抜の交流戦でも2安打を放っています。松本友がヤクルト戦で活躍して指名があったこともあり、ヤクルトはそういう部分を重視してる可能性があります。             新潟の四番セカンドとして打撃、そして走塁も一定の成績を残しており便利屋方面の起用もありうるでしょう。


育成第3巡選択希望選手                       福島 雄大 投手 九州共立大学

最近ヤクルトに多い九州物件を最後に指名しました。あと全国的な知名度がそこまでないというのも指名へのキーになりました。(ヤクルトの育成指名で名前が知れていた選手はほとんどいない)              しかし190 cm,91 kgという体格そのものがもはや才能と言えます。実績はありませんが化けるとすればやはりこういう選手と見たいです。


指名全体のまとめ

まずは支配下7人、育成2~3人をプランに組んでいたのでそこは実現しました。ただ、即戦力系の投手が4位までで栗林しかいないというのは果たして大丈夫なのか?と自己反省です。あとは1位早川に本当はすべきだったのかなあとずっと悩み続けています。これで日曜に早川公言でもされたら私の立場はありません。

その分野手は空いている穴を重点的に埋めていけたとは思います。外野に関しては俊足系がポイントとして挙がっていたのでそこを抑えました。内野は特に発言はありませんでしたがショートが穴なのはウィークポイントなのは明白なので小川で勝負、というところです。              問題としては大砲級の選手がいないことでしょうか。ただ、今年に限ってはノーチャンスというしかないと思います。指名している暇がないと言いますか。ですので村上は当然として中山,濱田らの台頭に期待したいところです。

全体的に言えばやや小粒なのは私も感じました。            過去のヤクルトを参考にしていくとこうなったと言うほかはありません。特に、ヤクルトの独自性には悩まされました。基本的に繰上げ繰上げを繰り返すので適性順位が読めないんですね。ですから今回のヨソドラも3位4位あたりは引き上げ気味の指名と言えますね。                とは言っても指名した全選手はプロに入ってから充分に期待できる選手たちですので、もしこの指名の一つでも実現したならばその後を重点的に追いたいと感じました。

あと付け加えて言うとすれば田澤純一でしょうか。           実は3位,4位,5位.6位の各順位で一度はしつこいくらいに検討していました。特に6位では最後の最後まで悩み抜きましたが指名には至りませんでした。しかし、田澤のヤクルト指名は可能性あるんじゃないかと踏んでいます。リストアップもして、視察もしている。意外と他球団の指名可能性が低いようで田澤指名の現実性は高いと見て良いのではないでしょうか。もしヤクルトが指名するとなれば3位か4位と読みます。

総論

ARAさんにお誘いいただいて参加した当初は正直なとこイマイチ企画内容を把握してなかったんですが、だんだんと分かってくるうちに「これはとんでもない企画に参加したもんだ…」と冷や汗が噴き出てきました。

普段の仮想ドラフトであればどんな批判を受けようとも「うるせえ!俺が良いと思ったんだからって理由以上に必要ないやろ!」と突き返すこともできるんですが、今回は「ヤクルトの指名をどれだけ再現できるか」というのを主眼に置いています。したがって、自分と向き合うのではなく他者がどう考えているかを読み取る、非常に難しいテーマということになります。   ただ、そのおかげで改めてヤクルトが過去どういった指名をしてきたのかを見つめ直す好機となりました。自分にとってかなり有意義な時間だったと言えます。さらにそれどころか他球団の状況・傾向も重厚に知ることが出来て素晴らしい経験となりました。

とにかく悩み続けたヨソドラでした。指名する前も指名した後も、「これでいいんだろうか」「こっちの方がより正解に近いんじゃないか」という自問自答を繰り返していて、他者の考えを読み取るはずがいつの間にか自分の内面を覗き込むような感じになっていました。

とにかくひとつの「模範解答」とされるものが来週月曜には確実に発表される訳でそれに対する評価がどのようになるか恐怖ばかりです。      指名した選手がバッチリ当たればもちろん最高ですが、どの視点で指名したか、どの補強ポイントを持って指名したかも念頭に置いて評価していただければ幸いです。                           下位指名に関しては必ずしもスカウトコメントが報道される訳ではありませんし当てたら奇跡くらいに思ってください。それくらい難しいものでした。他球団の方でも正解する方がもしいればそれだけで一番良い指名をしたと言っていいレベルです。

〇仮想模擬ドラフトは自分の好みを前面に押し出せる。         〇ヨソドラは球団研究がとにかく進む。                この2つが良い感じに差別化されてとても興味深い結果だったと思います。是非とも2企画が来年以降も平行して進んでいければと望むばかりです。

最後に

改めて主催していただいたARAさんには感謝の念しかありません。新しい視点からの企画で私自身かなり新鮮さを感じていました。とにかく頭を働かせて指名を考えていくのは大変でもあり楽しくもありました。

ただ、今しがたなんか「ヤクルトリスト7割投手」報道もあり投手野手半々で指名した今回はかなり外れてしまいそうな予感がいまからプンプンします。ならば来年リベンジしたい!そう強く思うヨソドラ終了直後の感想でありました。

長々と語って参りましたがそろそろここらで筆を置きたいと思います。主催のARAさん、各球団の担当・サポーターの方々、私を支えてくださったこしょうさん、そのほかヨソドラを見たり聞いたりして関わり楽しんだ全ての皆様に今一度厚い御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました!

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