ニコ生仮想ドラフトまとめ
はじめに
じんぎさん(@jing_draft)主催のニコ生仮想ドラフトにて東京ヤクルト陣営で参加させていただきました。ヨソドラと違って好みを全力に押し出す指名を心がけました。全体の指名結果はこちらから。それでは東京ヤクルト陣営の指名詳細をを見ていきましょう。
指名結果・寸評
第1巡 栗林 良吏 投手 トヨタ自動車
早川を外した次、五十幡か栗林で悩んだが事前に決めていた優先順位に従って栗林を指名した。外れで2~3チームでの競合は覚悟してたが結果的には単独、ありがてえ。大学から社会人にしっかり1位クラスに成長した自己の強さは相当なものでしょう。選手能力そのものはもはや語るまでもないはず、来季からのローテを計算立てるべき投手。
第2巡 五十幡 亮汰 外野手 中央大学
もはやヤクルトの恋人と言ってしまって差し支えのない選手。実際としてセンター問題はウチの由々しき課題であるので五十幡はそれを埋めるのには最適な選手と考える。サニブラウンに勝った脚力は走攻守全ての面で活きてくる。1巡で消える可能性もあるだけに2巡で確保できた意味は相当に大きい。
第3巡 小木田 敦也 投手 TDK
高卒4年目なので大学生投手と同じ年齢の投手。150km/hを越えてくる直球にスライダーやカーブの変化球のコンビネーションが光る。やはり記憶に新しいのは都市対抗東北2次予選決勝での投球だろう。JR東日本東北相手に12イニング160球完封という凄まじいものを見せてくれた。150球を越えてもなお140km/h台後半を叩き出す姿には心打たれるしかない。一つ懸念材料があるとすれば慢性的な右肩痛持ちで、それが祟り昨年指名漏れを経験した。幸か不幸かコロナ禍で投球数が減った結果バリバリやれているのが今の小木田。果たしてプロに入り登板が多くなった時に耐えられるかどうかは一つのポイント。それと石山残ってくれの秋田枠という側面も少しある。
第4巡 石井 大智 投手 高知ファイティングドックス
2年3年と結果を残し続けているアイランドリーグを代表する先発投手。特に奪三振の数が凄まじく去年の時点で何故残ってしまったのかレベル。その成績が今年もしっかり続いているのだからもう見逃す理由はない。あとはどの順位で指名するかの問題。その意味では最適と言えるところじゃないか。別に意識した訳ではないけれど、そういえば石山残ってくれの秋田枠その2にも結果的になった。
第5巡 細川 凌平 内野手 智辯和歌山高
陣営内で一番紛糾した指名かもしれない。そもそもショートは4巡で指名する予定だった。その時の候補がこの細川と國學院・小川で最終的に絞られたのだがそこで即戦力系なのか高校生なのかと陣営真っ二つ。これは決断できないとなり、5巡に後回しにすることで残った方を指名する他者に委ねる作戦を採った。そして残ったのが細川という結果に。ちなみに私自身は小川派だった。細川の解説としてはバッティングセンスに溢れる高校生。川端になれる存在と見込む。また、外野も守れるのでスッカスカの戸田外野陣の一角を担う可能性は充分ある。
第6巡 猪田 和希 捕手 JFE東日本
JFE東19年都市対抗優勝におけるキーとなる一発を打った。パンチ力に長ける捕手。高卒社会人なので若さがあるのも強みの一つ。結局のところ捕手は打てなければレギュラー張れない論により獲得してみた。本来捕手は2位上武大・古川か、3位日大藤沢・牧原を想定してたので牧原が消えた時点でかなりマズイ状況ではあった。果たして急を要するヤクルト捕手事情の中で猪田がどこまでやれるのか、その答え合わせをしたいので月曜本番どこか指名しねえかな~~~。
第7巡 加藤 翼 投手 帝京大学可児高
投手は大卒社会人→高卒社会人→高卒独立といったのでバランスを取るためにここで高卒投手の指名。この巡で加藤が残っていたのはかなり嬉しい。直球のパワーがかなり目を見張る。ロマン溢れる速球派で場合によっちゃえげつないピッチングしてくれまっせ。
第8巡 速水 隆成 捕手 群馬ダイヤモンドペガサス
速水を指名しない仮想ドラフトになんの意味があろうか。それを標榜して挑んだ2020年。今年はついにBCリーグでのタイトル二冠(首位打者と最多安打)!本塁打も1位と1本差の2位で抜群の成績を残し続けている。去年の時点で素晴らしい打撃力があったがそれを上回る成長を見せてくれた。とにかく打てる捕手。こんなけ打てりゃ守備どうでもええやん。頼むからどこか指名してくれ!特に巨人!テスト合格したんだから指名するよな!?指名したら応援するからさ!!!
育成第1巡 戸田 懐生 投手 徳島インディゴソックス
支配下4巡で石井大智を指名したがそれに並んで圧倒的な成績を残しているのがこの戸田。昨年は抑えを務めていたが先発転向。するとなんとあの石井を越える奪三振でタイトルゲット。さらに最多勝も掴んでいる。小柄とは思えない雰囲気のある投球。育成で指名したが支配下でも良いくらいの力を備える。東海大菅生を怪我で退学した後、通信制のKTCあおぞら→IL徳島という経歴もなかなかに面白い。
育成第2巡 吉川 峻平 投手 1A+・バイセイリア
パナソニック時代にマイナー契約を結んじゃって社会人野球からは永久追放を受けちゃってる人。でもその時の評判は1巡レベルまであったんよね。渡米した後は思うようにいっていないが日本でもう一花ってのもいいんじゃない?過去ヤクルトは海外帰りで上野啓輔や沼田拓巳も指名してきたのでね。
育成第3巡 味庵 ムニーブ シディーク 外野手 千葉シャークス・クリケットクラブ
阪神がソフトボール選手を指名したならばこちらとしても対抗するしかないと思った。陣営で猛反対されたが自分がゴリ押した。反省はしております。若手だがクリケット日本代表に選ばれた実力者。ここ近年のクリケット代表はU19代表を経験してから上がってきた選手も多く将来有望。これは木村昇吾らが挑戦してくれたことで注目が集まったのも理由の一つかなと感じる。ポジションはどうしようかと考えたがどちらかといえばボウラーでなくバッツマン寄りの選手なのでとりあえず外野手で指名。ただクリケットなのでもちろんボウラーも務める訳で、なんなら二刀流くらい出来るんじゃねえのとの思惑もある。指名に対する批判・ご意見は私まで。全責任は私にあり、陣営内の方々はなにも悪くありません。
指名雑感
今年はヤクルト指名傾向へのアンチテーゼとして1巡2巡野手2人というのは本気で検討していました。早川のクジを外せば、1巡五十幡→2巡古川や1巡元山→2巡五十幡のような感じです。しかしあれよあれよと終わってみれば4巡までで投手3人。これは果たして「それでも投手が必要である」というヤクルトファンの深層心理が働いたものなのでしょうか。ただ、4巡までの投手が社会人→社会人→独立という強烈な指名が出来たのは結果的にメッセージ性を込められたんじゃないかと思います。
アイランドリーグから石井、戸田と2人の投手を指名しましたが、歳内が頑張っている姿を見れば期待していいんじゃないかと思った次第です。こんな風に独立リーグの地位がどんどん上がっていけばなと。出来るなら歳内の恩返しで香川からの指名もしたかったです。
全体を見れば外野で五十幡、内野で細川、捕手で猪田・速水と各ポイントは大なり小なり抑えたかなと思いました。上位が投手で固まった分、ショートと捕手が結局後ろに回ってしまったのは心残りであります。ただ、ヤクルトは全部が補強ポイントと言っても過言ではないのでこれはこれでアリではないでしょうか。なんならいきなり元山に行ってみたりってのは仮想ならではの指名としてやってもよかったのかなと振り返ります。
石井大智さんに速水隆成、そしてムニーブ シディークと担当でもないのに自分の色がちょっと強すぎたかなと改めて反省です。毎年言ってるような気がしますがもう少しつつましやかに生きなければと戒める仮想ドラフトになってしまいました。言い訳をするなら予想に徹するヨソドラの反動で「とにかく好きな選手が欲しい!」と思ってしまったのかなと。今一度謝罪しときます、誠に申し訳ありませんでした。
最後に
改めまして主催のじんぎさん、解説のらとさん、各球団の担当・サポーターの皆様、ニコ生仮想ドラフトを楽しんでいただいた全ての皆様に厚く御礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。
実際のドラフトの勉強をするためには実践が一番効果的だと仮想ドラフトで毎年感じます。これによって得られる情報は相当にあります。どの立場から言ってるんだとお叱りを受けそうですが、ここ近年で急速に仮想・模擬ドラフト人気が広がりを見せており嬉しいなあと思うばかりです。
また、それでいて現実とはまた違う指名が出来るのも仮想ドラフトの醍醐味であろうと思います。特に速水なんかはヤクルト絶対指名しないと思うんでね。そういう好みを押し出せる楽しみもあるんですね。
そんな訳でここらで締めたいと思います。最後までこんなだらだらとした駄文を読んでくれましてありがとうございました。本番が楽しみですね!Thank You!仮想ドラフト!Forever!仮想ドラフト!
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