ヨソドラと現実の東京ヤクルト指名比較まとめ
予想に主眼を置いたヨソドラの東京ヤクルトの担当をさせていただきました。ヨソドラの詳細は下から。
今回はそのヨソドラと現実を比較してどうなったか見ていきたいと思います。
まずは指名全体を比較。左がヨソドラ、右が実際の指名です。
1巡 栗林 良吏(単独) → 早川 隆久(4球団)
1巡外 鈴木 昭汰(2球団)
1巡外 木澤 尚文
2巡 古川 裕大・捕手 → 山野 太一・投手
3巡 根本 悠楓・投手 → 内山 壮真・捕手/遊撃手
4巡 並木 秀尊・外野手 → 元山 飛優・遊撃手
5巡 小川 龍成・遊撃手 → 並木 秀尊・外野手
6巡 打田 雷樹・投手 → 嘉手刈 浩太・投手
7巡 奥野 翔琉・外野手 → 選択終了
育成1巡 大曲 錬・投手 → 下 慎之介・投手
育成2巡 内藤 晃裕・内野手 → 赤羽 由鉱・内野手
育成3巡 福島 雄大・投手 → 松井 聖・捕手
育成4巡 選択終了 → 丸山 翔太・投手
総論
順位も含めた完全正解:なし
指名正解:並木
・指名人数
ヨソドラ:支配下7人、育成3人
現 実:支配下6人、育成4人
→総計10人は当たり!
・内訳
ヨソドラ:投手5人、捕手1人、内野手2人、外野手2人
現 実:投手5人、捕手2人、内野手2人、外野手1人
→投手野手5人ずつ的中!野手内での内訳も大外れはなし
ただし外野手を支配下で2人は行き過ぎた予想だったと反省
各順位詳細比較
第1巡
栗林 良吏(単独) → 早川 隆久
鈴木 昭汰、 木澤 尚文
まずは平内の報道で混乱して栗林にいってしまったのを反省。特に迷わず早川に行けば良かった。早川からの鈴木というどうしても左腕が欲しい考えも読み切れなかった。ただどの指名にせよ即戦力投手に行っているのでそこは大きく外した訳ではない。
第2巡
古川 裕大・捕手 → 山野 太一・投手
バランスを整える意味でも弱点を補う意味でも野手を指名すると予想。残っていれば五十幡、そうでなければ古川と予想だった。しかし結果的には五十幡、古川が残っているにも関わらず山野を指名。これは即戦力左腕を優先したいということだったのだろう。そしてこの指名の驚くべき点は東北福祉大から指名したことである。2011年中根佑二以来であり関係が悪くなっていると噂されていただけに想定外の指名だった。
第3巡
根本 悠楓・投手 → 内山 壮真・捕手/遊撃手
3巡目は高卒選手の指名が多く、そういった意味ではニアピンと言える。投手→野手と来て投手を指名したヨソドラと、投手→投手と来て野手を指名した本番の違いも当然存在する。また3,4巡を連続野手指名した前例がなかったことも影響が大きく実際での新たな指名パターンを予見できなかった。
第4巡
第5巡
並木 秀尊・外野手 → 元山 飛優・遊撃手
小川 龍成・遊撃手 → 並木 秀尊・外野手
説明しやすくなるので4,5巡はまとめて。ヨソドラでは4,5巡は一軍の刺激となる大社遊撃手・外野手を指名予定だった。その中で4巡並木・5巡小川とした理由はヤクルトが俊足外野手を欲している記事があり、こちらの方が優先度が高いと感じたため。しかし現実ではショートを優先したことと元山が残っていたことで4巡5巡が入れ替わったと考える。なんにせよ指名順位は違えど並木を当てたことは一つ誇らしい結果を作ることができた。外野とショートをこの順位というのも正解とみなして問題ないはず。一つ指名傾向から外れたのは元山が「残っていたので」指名した可能性があること。繰り下げ指名を中位でしないヤクルトの元山指名は果たしてどういった背景があったのか気になるところである。
第6巡
第7巡
打田 雷樹・投手 → 嘉手刈 浩太・投手
奥野 翔琉・外野手 → 選択終了
6,7巡も合わせて解説。育成指名は多くても3人という予想からヨソドラでは支配下7人を指名したが本番では育成を4人指名し本指名6人指名という前例のない指名となった。最後の1枠は高卒選手を最低でも複数指名するルールに従い高校生というポイントでは合致。現実では指名人数が投手2野手3ということもあり高卒投手の嘉手刈浩太となった。ヤクルトがゴツい選手を狙うところが想像できず嘉手刈浩太はヨソドラリストアップ外からの指名であり完全に予想を外されるものとなった。
育成第1巡
大曲 錬・投手 → 下 慎之介・投手
ある意味で一番驚いたのはここ。まさかヤクルトが高卒選手を育成指名するなど想像だにしていなかった。2010年佐藤貴規以来の事例であり傾向とは真反対の指名となる。ただ、下は橿淵デスクが熱心に視察しておりリストアップ自体はしていた。ヨソドラ3巡目で根本を指名していたが、根本とこの下を比較していた。想定順位からは相当に下がってしまった。
育成第2巡
内藤 晃裕・内野手 → 赤羽 由鉱・内野手
ここはBCから指名だろうと予想を固めていた。その中で松本友が以前にヤクルトとの交流試合で結果を残し指名に繋がったと目されるので、10月1日の交流試合で活躍した選手を指名しようという話になった。その中で候補に挙がったのが内藤と赤羽。最終的に内藤を指名した理由は年齢的な部分。過去ヤクルトは高校→独立の経歴である選手を指名したことがなかった。そのため大学→独立の24歳内藤ということに。つまりこのポイントでもヤクルトなにか変ったのかと感じる。ともかく指名へのアプローチはほとんど間違ってないはずなのでほぼ正解と自己評価する。
育成第3巡
育成第4巡
福島 雄大・投手 → 松井 聖・捕手
選択終了 → 丸山 翔太・投手
最後の2つもまとめて。改めてまさか第4巡まで育成指名をするとは。その中で大学中退→IL→BCという経歴である捕手の松井はいかにもヤクルトっぽい指名となった。つまり王道という路線を予想でやらなかったのは相当なチョンボと言える。言い訳をするなら支配下で1人捕手を指名しているので2人目はないだろうと見越したことによる。ヨソドラで指名した福島雄大と現実の丸山翔太の比較をすると二人とも九州の大学生投手であり、九州枠としての予想は当たりと言えるだろう。さらに二人ともガタイが良く、一芸を持っていそうなので狙い目として相当良いセンに行ったのでは?
まとめ
とにかく過去の傾向を裏切ったなと感じる指名が多くヨソドラ担当泣かせだった。予見していながら外したのは上位での即戦力の多さと育成での捕手指名。それ以外は誰がやっても予想できる類いのものではないと信じたい。
また、傾向の変化はヤクルトの生まれ変わりを感じさせた。去年からかなり指名方針が変わったと想像できる。この傾向の変化を持って来年もヨソドラに参加していきたいと改めて強く思った次第でございます。
それでは、こんなところで…