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【#09東京都3/15】起業家の再出発を完全サポート!TOKYO Re:STARTER

TOKYO Re:STARTERとは

欧米諸国に比べ、日本では一度の失敗が社会的信用を揺るがしかねず、それゆえに挑戦に対して前向きな人が少ないという現状があります。
本事業では、一度困難に直面しても再起を遂げられるモデルケースを輩出することによって「何度でも挑戦できるTOKYO」を目指すというもの。

支援内容

●メンタリング

先輩起業家やスタートアップ支援実績のあるメンターから定期的なメンタリングを受けることが可能。ビジネスモデルのブラッシュアップはもちろん、事業を進める中での疑問や悩みに対するメンタリング等、成長を全面的にサポート。

●投資家とのマッチング

再挑戦に前向きな投資家とのマッチング。複数回開催されるピッチ大会に加え、プログラムを通した成果報告会までの成長過程を見てもらうことで、再起のストーリーや人間性も含めて伝えることが出来、マッチングの確度を高める。

●プロモーション

本プログラムをメディアへ広報活動することにより、再挑戦に大きく貢献する機会を提供。プログラム内で再起までのストーリーをドキュメンタリーにした動画の制作も行うことで、事業の集客への貢献が期待できる。(※希望する方のみ)


採択企業全6社の実施報告レポート

株式会社 KOKYU:女性の美容と健康分野におけるあらゆる悩みを解決する

●事業内容

オンラインカウンセリングを通じた誰もなし得なかった究極のパーソナライズサービスの実現を目指す。その一環として、オンライン食事指導サービスの提供をおこなう。

●プログラム参加前の状況

これまで幾度の挑戦を繰り返してきた連続起業家。しかしある時、「社会のために何を残してきたか?」という原点に立ち返る。これまでの人生で女性に多く支えられてきた経験より新事業の立ち上げに挑むも、コロナによる店舗休業に直面。世の中を良くするビジネスをしたい、女性のために何かできればという想いの下、再起を図る。

●プログラムで取り組んだこと

事業の課題はコロナウイルスの影響ではなく、ミッション・バリュー・ソリューションの再定義がうまくできていないことが原因であったため、再定義に基づいて資金調達を行い、ビジネスモデルを再構築した。この再構築により、オンラインカウンセリング仕組みをローンチすることができた。さらに、商品とサービスの開発にも取り組み、インナーケアのオンライン食事指導サービスをローンチしました。創業36ヶ月目までに月商3000万円に達するために、現在も継続的に作業を実施中。

●今後の展望

今後の事業計画において、過去の反省を踏まえ、以下の2点を重視していく。まず、毎月の計画を落とし込んだ事業計画を作成すること。そして、取捨選択をしっかりと行い、より実現可能性が高く、かつ効果的な計画を作成していくこと。2026年には、月商3億円を達成し、テック系企業に成長することを目標とする。また、この目標を達成するためには、顧客ニーズを把握し、迅速かつ柔軟に対応することが重要です。これらの取り組みを通じて、今後も事業を拡大し、顧客からの信頼を得ることで、より持続的な成長を実現していくことを目指す。

Tetsuya, Nakane:若者に夢と希望とチャンスを創出して、日本のIT企業を元気にする

●事業内容

IT業界におけるプロジェクトマネジャー(PM)には技術的スキルだけでなく、ヒューマンスキルこそ重要という考えの下、これまでにない若手人材向けのPMスクールを運営する。

●過去の経験

大手ITコンサルティング会社から独立。会社設立も業績不振により代表を退く。その後新しく立ち上げた和菓子屋では全国でも稀有な売上拡大を実現したが、取引先の倒産をきっかけに、倒産を余儀なくされる。その後、IT業界の状況が昔から変わっていない現状を目のあたりにし、課題解決に挑戦することを決意した。

●プログラムで取り組んだこと

第1の成果として、提携していただける企業様が見つかった。現在、当スクールであるプロジェクトマネージャーライジングスクールに、社員を派遣してPM育成を検討・決定していただいている企業は、既に6社程度に上っている。
第2の成果としては、これまで存在しなかったプロジェクトマネージャーだけのコミュニティが形成されるとともに、助成金を受け取ることができました。特に、「IT人材育成支援金」を受け取ることができたことは、プログラムの大きな成果と言える。

●今後の展望

2030年には4000人の人材育成と4800億円の経済効果を生み出すことを目標に現在活動中。

オムライス能登:安心な食品を提供し、食べる人の心も豊かにする

●事業内容

忙しい社会人向けに、健康に良いものをゆっくりとした時間で食べられて、日々のストレスをほぐし、より豊かな気持ちで過ごせる飲食店の経営と料理の提供を行う。

●過去の経験

福岡県糸島市の食材との出会いをきっかけに、アンテナショップを開業。「関東では入手しづらい上質な物をお客様に提供したい」想いで事業を進めていたがコロナにより売上が低迷。「より多くの人に食の大切さを広めたい」という強い想いの下、飲食事業で再挑戦を決意。

●プログラムで取り組んだこと

周りの人との対話や想いの言語化、法人営業への取り組みを行なった。具体的には、市場との対話を100名以上の関係者と行い、自分の想いや事業目的を改めて考え直しました。また、営業サポートを受けて法人営業にも積極的に取り組むようになり、ロケ弁プラットフォームへの参画や飛び込み営業、広告チラシなどの活動も積極的に行う。

●今後の展望

10年後には東京さんの作物を用いた「東京食堂」オープン・拡大「東京食堂」のメニューを卸販売・通信販売→東京都自給率をカロリーベース1%にすることを目標とする。

株式会社トライフル:誰もが自分らしく働ける社会を作る

●事業内容

インフルエンサーによる企業SNSアカウントの代行運用を展開する。

●過去の経験

バックパッカーで世界を旅をした際に、現地の人から夢を託されたことをきっかけに、現在の会社を設立。順風満帆に業績を伸ばすも、コロナの影響で主軸の海外人材派遣・紹介が大打撃を受け、売上が激減。外部環境に左右されない新事業立ち上げを決意。

●プログラムで取り組んだこと

チームビルディングが向上し、CTOの参画や3人のフルタイム社員を雇用。MVV作成や社内ツールの刷新によりコミュニケーションとロイヤリティも向上。さらに、オンライン完結型のインフルエンサー派遣事業を立案し、安定した受注が見込めるシステムが構築することができた。また、公庫と信用金庫から合計1100万円の融資を受けることができた点も大きな成果である。

●今後の展望

「誰もが自分らしく働ける社会」を目指して2023年度売上1億円、2025年の万博から世界中に展開することを目指し活動中。

KUTSUINSOLE:深刻化する足の問題を予防し、みんなを笑顔にする。

●事業内容

健康な足を作るために、正しい靴の履き方や足に関する知識を世に展開する。セミナーやワークショップを開催し、より多くの人の足を救う。

●過去の経験

子供の頃に競技していたスケートをきっかけに、3年前にインソールと出会う。コロナ禍も災いし、売上がほぼ立たない状況に。再起を図り、新たなミッションの下、再挑戦する。

●プログラムで取り組んだこと

学校での足育イベントを開催し、結果として人前で話す自信をつけることができた。また、東武百貨店で大人向け販売を行うことで足の課題を抱えるお客様から直接意見を聞くことができた。地域イベントへの参加を通じて協力者との共通認識を深めることにも繋がった。

●今後の展望

今後の展望として、1年後には学校や自治体、デパートなどで足育教室やセミナー・イベントを開催し、活動を拡大しファンを増やす予定。3年後には、日本全国にお客様に対応できるネットワークを構築することを目指す。そして、5年後には英語力を活かし、世界中の人々にオーダーインソールを販売することを計画中。

株式会社Best Quality:自ら歩き続けて豊かな人生を送る

●事業内容

高齢者になっても健康に自分の足で歩き続けてほしいという想いから、AIによる爪の健康チェックアプリを開発・提供する。

●過去の経験

高齢者の爪を健康にすることを掲げ、7年前に法人設立。コロナ禍に見舞われたことで介護施設に一切訪問ができなくなり、営業活動が滞り、売上が大幅に低下。その経験を糧に、外的要因にビクともしない強い新規事業を作り上げることを決意。

●プログラムで取り組んだこと

プログラムに参加することで、従来のアナログな活動から脱却し、爪の変形を防ぐアプリなどのデジタル技術を使ったビジネスアイデアを考案することができた。これにより、より創造的で刺激的な活動を行うことができるようになった。

●今後の展望

日本では高齢者の健康維持が課題となっており、特に足の健康に注目が集まっている。日本人の高齢者は、爪の変形を防ぎ、100歳になっても歩けるような健康な足を目指す。この目標達成のために、AIを使った爪診断アプリが開発されていく予定。日本人の高齢者は、世界的にもモデルケースとされており、今後も健康維持のための取り組みが進められていくこととしている。

xGメディア事務局まとめ

TOKYO Re:STARTERプログラムは、ダメージを受けた起業家の再起を支援する画期的なアクセラレーターで、その独自のアプローチが非常に印象的です。このプログラムは、再挑戦の文化を推進し、事業再生のための多くのサポートを提供しています。メンタリング、ピッチ大会、支援者とのマッチング、ビジネスモデル構築など、参加者が再び立ち上がるための重要な手段が整っています。

TOKYO Re:STARTERが困難な状況にあっても挑戦心を持ち続ける起業家たちにとって、新たな成功への道を切り拓く貴重な機会を提供していると感じます。プログラムによって、参加者は必要なリソースとサポートを得ることができ、再スタートを切るための強固な基盤を築くことができるためです。

TOKYO Re:STARTERは、日本の起業家精神を活性化し、失敗から学び成長する環境を整えることで、新しいビジネスチャンスの創出に貢献していると感じました。私は、このような素晴らしいプログラムがさらに広まり、より多くの起業家たちが再起に成功することを期待したいと思います。


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