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補助金活用事例!長野県岡谷市ワーケーション補助金 vol1

※この記事は約8分で読めます。約5000字

xG(クロスジー)メディアは自治体とスタートアップの共創に関する有益な情報をお届けするメディアです。
コンテンツ第2弾として、FromToが補助金を使用して行った経営合宿の内容を紹介します。コンテンツ第1弾では、全国の自治体施策の報告会をnoteにまとめていますので、ぜひご覧ください。

読んで欲しい方

・補助金の活用方法を知りたい方
・ワーケーション補助金を使ってみたい方
・補助金活用の成果を知りたい方

コロナ禍でリモートワークが普及したことにより、リアルコミュニケーションの重要性がより注目されるようになりました。
このような背景から、チームビルディングのために経営合宿を検討する企業も多いのではないでしょうか。
実は、企業の経営合宿に自治体の補助金が活用できるのを知っていましたか?

・そもそも知らなかったという方
・知っていたけどやり方がわからない
・参考にする事例がない
など実際に活用するまでのハードルが高いと感じる企業も少なくないでしょう。

本コンテンツでは、自治体と企業のパートナーシップをつくるプラットフォーム47pass(https://lp.47pass.jp/)を展開する株式会社FromToの、補助金活用事例をご紹介します。

本記事では2023年4月に長野県岡谷市のワーケーション補助金を活用して実施した経営合宿についてご紹介します。

1本目:現地での様子や参加者の声、補助金活用の内容を網羅的にご紹介。

2本目:実際に補助金申請をする際の注意点や、ポイントのご紹介

3本目:実際に合宿に使用できるワーケーション補助金のご紹介

私たちの情報を通じて、より多くの企業や団体が自治体施策の活用が身近になれば幸いです。

長野県岡谷市ワーケーション補助金の内容

※2泊3日以上のワーケーションのみ

・宿泊費の一部補助
交通費:補助率1/2(上限1人1回1万円)
宿泊費:補助率1/2(上限1人1回5千円)
レンタカー借上:補助率1/2(上限1企業1日)

・グッズ特典
うなぎ券(2,000円/人)
ポケットWi-Fi無料貸出(台数制限あり)
eバイク無料貸出(台数制限あり)
シルキーバス(市内バス)1日フリーパス券
岡谷市文化施設5館共通入場券

・制度案内
岡谷市ワーケーション補助制度案内(PDFファイル:673.3KB)
https://www.city.okaya.lg.jp/material/files/group/22/hojoseido4pdf.pdf
・要項
岡谷市ワーケーション等実施支援補助金交付要綱(PDFファイル:141KB)
https://www.city.okaya.lg.jp/material/files/group/22/wa-youkou.pdf

長野県岡谷市の紹介

信州のほぼ中央にある諏訪湖に面し、300m級の山々に囲まれ、遠くには富士山を望むことが出来る自然と湖と利便性のある都市機能が魅力の街。

岡谷市は「シルクのまち」としても知られています。かつてのシルク生産の中心地であり、その歴史と文化は市内の多くの施設やイベントで見ることができます。また地元の祭りとして「岡谷太鼓まつり」があり、地元住民や観光客に愛されているイベントとなっています。伝統的な太鼓みこし、流し踊りの市内練り歩きなどの伝統文化を楽しむことができます。

岡谷太鼓まつり紹介ページ                
https://www.city.okaya.lg.jp/soshikikarasagasu/shogyokankoka/409/694/407/6519.html

合宿の目的

FromToはリモートワークをメインとしておりメンバーも全国にいることから、全員が集まる機会は半年に1回の合宿時のみです。

Slackやバーチャルワークスペースなどでコミュニケーションの量や質の向上を図っているものの、やはりオンラインとオフラインでは得られる情報や、チームビルディングのしやすさが異なるため、リアルなコミュニケーションを大事にしています。

目的1:対面コミュニケーションを通じた相互理解と関係性の構築
目的2:事業の共通理解
目的3:リフレッシュ

FromTo経営合宿のスケジュール

1日目
13:00~14:00 岡谷市カイコミュージアム見学
16:30~19:00 合宿開会式昼ワーク開始
19:30~20:30 夕食作成
21:30~23:30 昼ワーク続き

2日目
 09:30~11:30午前ワーク
13:00~13:45昼食
14:00~17:00 午後ワーク
18:00~20:00 岡谷温泉ロマネットにて入浴
22:00~28:00 昼ワーク続き

3日目
 09:00~10:00 宣材写真撮影
10:00~11:30 各自自由ワーク 
11:30~12:00 合宿の閉会式・各自チャレンジ宣言
12:00~13:00 お疲れ様うなぎランチ
13:00~   自由解散〜観光したい組は観光へ

現地での活動レポート

1日目 岡谷市にメンバー集合!

岡谷駅前にメンバーが集合しました。駅前から見える壮大な山々や自然豊かな立地に、普段は自宅でのリモート業務が多いメンバーたちも嬉しそうでした。

そんな全国から集まったメンバーの片道移動時間はこちら。

3時間程度:1名 首都圏より
4時間程度:5名 静岡県より
10時間程度:1名 福岡より

実際に繰糸を見れる!岡谷蚕糸博物館を見学

ワーケーション補助金の特典である『岡谷市文化施設5館共通入場券』を使用し岡谷蚕糸博物館を見学。(本来は入場料五百円)
※移動でタクシーを使用する場合も補助あり

館内では絹文化の起源からカイコとシルクのひみつ、蚕糸絹業のトータルプロセスなど、シルクの魅力を様々な切り口から見ることができます。生きた蚕に触れられるコーナーもあって色々楽しむことができました。

合宿ならではの蜜な議論

見学終了後、宿泊先に移動!
宿泊先である『やまびこスケートの森』は、標高約1,000mの高台に広がる緑豊かな環境にある、本格的なログコテージです。同じエリア内に管理棟があり、会議室を使用できます。(外付けモニター・スピーカー・web会議用マイク・プロジェクター・スクリーン・プリンター貸出可)

社員7名で3棟をレンタル

ミーティングルーム(プロジェクター、スクリーン、Wi-Fi完備)を使用し、議論開始。※貸し会議室は補助対象外

ワーク:行動指針(VALUE)の見直し

会社の軸となる行動指針を約1年ぶりに変更しました。変更に至った
経緯や、過程はCBO八木がnoteにまとめています。是非ご確認ください!

夕飯は手作りカレー!

全員ほろ酔いでカレーを作っている様子

ワーク終了後は、お待ちかねの夕食タイム。
コテージの設備を使用し、メンバー全員でカレーを作ります。
お酒も入ったところで美味しいカレーに舌鼓を打ちながら、ざっくばらんな雰囲気でメンバー間の仲を深めることができました。全員で料理をするのは各々協力する機会も多く、チームビルディングにはもってこいでした。

2日目 ワークのスタートは営業活動

2日目のスタートは、営業活動ワークから。
実際に営業を行うにあたって予想される課題を各自出し合い、一つひとつ解決策を考えました。

昼食はハンバーガー!

施設内にある『森のダイニング Cate』にてハンバーガーにかぶりつきました。
ワーケーション補助金とあわせて使用可能な、信州割SPECIAL(全国旅行支援)を使用しました。平日2,000円分・休日1,000円分を使用することができます。※2023/05/19日時点

午後ワーク:47pass開発ロードマップ決め
開発機能の棚卸、スケジュールへの落とし込み、開発機能プロトタイプの認識合わせを行いました。

美肌の湯 ロマネット
午後のワーク終了後は岡谷市の名物入浴施設​​『美肌の湯 ロマネット』へ。巨大な円形のお風呂、そしてサウナ、95℃で湿度もあるのでかなりアツアツです。サウナ好きの多いFromToメンバーも大満足の様子でした。
公式HP:https://okaya-romanet.jp/
『やまびこスケートの森』でいただいたサウナ券を使用。1人4回分の券という大盤振る舞いでした。

お疲れ様うなぎランチ

最終日は、ワーケーション特典のうなぎ券(2,000円/人)を使用し、「お疲れ様うなぎランチ」です!

うなぎは、蒸さずに焼くタイプの関西風。周りがカリッとしていていました。
こうして、FromTo岡谷合宿は終了。

合宿の成果

・行動指針、営業、開発の再定義
・年間目標やKPIの決定
・チームワークの向上とコミュニケーションの活発化

合宿を終えてのコメント

合宿では、改めてお互いのことについて深く知る機会となり、会社として目指すべき方向性についても共通認識を持てたことで、とても有意義な時間となりました。

参加したメンバーからは、
・参加者全員が「やってよかった」と思えるような結果を出すことができた。
・新しい環境でのワークや交流が、チームビルディングや業務改善の視点を拡げることにつながった。
・これまでのオンラインのやり取りとは違い、現地で直接コミュニケーションを取ることで、良い意味でチーム全体の雰囲気が変わった。

・チームメンバー同士の距離が縮まり、コミュニケーションが活発化することで、業務の円滑な進行につながった。

などのコメントをもらいました。

自治体の補助金制度を利用することで、費用対効果の高いワーケーションを実施できます。是非、皆さんも自治体の補助金制度を利用して、業務改善に取り組んでみてはいかがでしょうか。次回以降、ワーケーションプログラムに申請する際に注意するポイントや実際に使用できる施策を紹介する記事を掲載します。ぜひご確認ください。


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