FromToの資金調達から掴む! 『後編』~学生が起業するためにやるべきこととは?~
皆さん初めまして、大学生2年生の『泉本悠』と申します!
今回の記事は『前編』夏目に続いてFromToの資金調達の内容と学生へのアドバイスを合わせてCEO宮城COO中田にインタビューしています。
起業・スタートアップに興味がある方!
楽しんでいただけると思いますので是非最後までご覧ください!
それではスタート!!!
固い地盤を作ることが未来に繋がる
泉本:今回資金調達の目標金額が達成できたそうですが、今後の使い道を教えて頂けますか?
宮城:今回の調達資金は、47pass開発に注力する資金と考えています。
ユーザーである企業、そして自治体に価値を提供するには、まだまだ開発が追いついていません。
価値をより早く実感してもらえるように、開発やマーケティング周りに資金を投じる予定で考えています。
泉本:なるほど、まずはしっかりと開発を行い、地盤を固めると。マーケティングや広告にはどのように取り組むのでしょうか?
宮城:広告はテスト的に活用しますが、47passとしては地盤を固めてから、集客の強化をしていこうと考えています!
ビハインド状態からのスタート
夏目:次の質問ですが、今回の資金調達でやっておいて良かったことを教えていただけますか?
宮城:僕はfacebookとかnoteなどのSNSで発信してよかったなと思います。あと自らコミュニケーションを継続できるよう努めたことですね。投資家と名刺交換しただけで終わらずにFacebookでも繋がりを作るようにしていました。
中田:ちなみに宮城さんが苦労した点ってどこですか?(笑)
宮城:なかなか僕らがやっている事業領域に対していいイメージを持ちづらいという点ですかね(笑)
「地方創生に関するサービスは社会的意義もあり、重要だとは思うけど面白くないよね。それに儲からなそうなイメージがあるし。」
「それに、地方創生に関するサービスでうまく拡大しているサービスは、あまり見ないよね。」みたいな感じで言われましたね
夏目:中田さんはそのように感じることはありましたか?
中田:僕実は全然そう思っていなくて、FromToで言うとむしろ成功した方だと思っています。
めっちゃイケてるサービスのシード期ですらVC10社当たって1社投資してもらえるかどうかと聞いていました。
FromToは宮城さんの言うように、いわゆる投資家からちやほやされにくいビハインドな事業だと思います。にも関わらず、イケているサービスと比較して投資決定の社数に対する比率がそこまで悪くなかった。
そう考えると「宮城さんよくやった!」という感じですかね。(笑)
夏目:宮城さんの情熱が伝わったんですね!道なき道をかきわけて自分の道をつくっていくっていうのが憧れというかすごいなと思います(笑)
宮城:ありがとうございます(笑)
恐れていることは休むこと
夏目:人生において恐れていることがあれば教えていただけますか?
宮城:休むのが怖いですね。プライベートが充実すると仕事の部分が不安になるんです。仕事が順調になってくればプライベートがどんどんおざなりになっていくっていうか、仕事とプライベートがトレードオフの関係で、そこの管理が全然できないんですよね(笑)
どこまで走ればいいんだろうみたいな感じです。
夏目:中田さんも教えてください!
中田:僕は自分なりに休んだりする術を宮城さんよりは知ってると思うんでそれには苦労はしないんです(笑)
僕が怖いなと思ってるのはFromToの誰かが燃え尽きてしまうことです。
少ない人数でやってるんでひとり倒れちゃったりすると全体へのインパクトって大きいし、仕事でメンタルダウンしちゃう人を僕自身会社員時代横目でみてきたこともあり。スタートアップだから頑張らなければ、っていうのは当然あるんですけどFromToもこれから色々事業やっていくのでこれは避けたいなって常々思っています。
選択肢の外に未来はある
泉本:今回のnote記事は学生にも多く読んでもらいたいと考えているのですが、学生が起業するために意識しておくべきことなどアドバイスをいただけますか?
宮城:やっぱり大人達に話を聞く機会って重要だなと思ってます。中でも起業家や経営者との接点をいっぱい作った方がいいと思いますね。そのためにイベントに沢山出た方がいいと思います。
一般的にバイトの先輩も大人ではあるんですけど、この大人の方たちと目指しているゴールが違ってくるわけじゃないですか、起業を目指すんだったら、そのために動いている方たちにやっぱり話聞かないと意味がないって思います。
泉本:なるほど、熱意がある人に沢山接して人脈を増やしていくべきということですね
宮城:実際数名ぐらいでもいいと思うんです。数は重要ではなくて、その人たちとの時間を自分の生活の中で何時間一緒に過ごせるかが重要です。
何を考えているのか、どういう行動するのかなどに触れるきっかけを可能な限りを持っておかなければいけないなと思いますね
泉本:中田さんも教えていただけますか?
中田:僕はぜひ行動に移して欲しいなと思います。学生だと時間的制約っていうのは社会人に比べて少ないと思うんです。
些細なことでかまわないんですけど、YouTube・TikTokをやってみるとか、ベンチャーのインターンに応募してみようとかです。
ひたすら行動に移してどんどん自分にフィードバックを与えてあげるような行動をぜひしてほしいなと思いますね。
泉本:ありがとうございます!次に実際に宮城さん・中田さんが大学生の時にやっておけばよかったことがあれば教えて頂けますか?
中田:僕は死ぬほどありますね(笑)今振り返ればプログラミングやっておけばよかったなって思います。当時僕がプログラミングに興味がなかった理由として、将来勉強したい事が、良くも悪くも結構凝り固まっていたからです。
2006年に大学に入学した当時、”エンジニア一人で作ったサービスがパコンと跳ねてユーザーが集まってお金が儲かる!”といった現象が起こるよりちょっと一世代前なのでその発想が全然なかったです。
ようは自分の閉じた世界のみで物事を見ていたので世界が拡がらなかったなと思います。それは勿体無かったなと思います。
皆さんの選択肢の外に未来って多分あると思うんです。それは知らない物だから掴めないんですよ。でもそこにたどり着くには行動するしかないと思います。
だからみなさんが僕らの年になった時に思う大学生だった時にやるべきことはプログラミングじゃないと思うんですよね。
泉本:なるほど、私自身が大学生なので心に響きますね(笑)
それを見つけれるか否かという事ですね!
中田:そうです! 自分が見えてる外に金脈ってあると思うんでそこにたどり着くために行動してください!
泉本:宮城さんも教えてください!
宮城:起業を経験していれば良かったなと思いますね。
僕は大学3年の初めぐらいには卒論が終わっていました。内容はGPSを使った卒論を自分で作ってウェブで公開してユーザーが穴場スポットをUPする『クックパッドの観光版』という感じのサービスを当時作っていました。
ビジネスのノウハウがあまりなかったので、いいもの作ったら使ってくれるでしょうみたいな甘い考えだったので甘いですが、早いうちに経験して学ぶことは意味があると思っています。
当時はITとかプログラミングできる人があまりいなかったので、起業に至らなくてもこの経験が良い履歴書代わりになったんじゃないかなと思っています(笑)
当時は、ものづくりが楽しいことを実感していましたし、なんなら作ったサービスで学費以上に稼げたら投資効果としては十分ですしね(笑)
泉本:なるほど、ありがとうございます!
先を見る力が必要
泉本:最後になるんですが、起業を志す学生の方に今お2人が大学生に戻ることができれば何をしたいか教えて頂けますか?
宮城:僕は今から4〜5年後ぐらいに流行りそうなもの、海外の事例とか5年後10年後の踏まえた上で今何が一番やりそうかなっていうのを勉強していますね
メタバースとか最近の話題かもしれないですけど、そういうのってもうみんな一般的には伝わってるじゃないですか。
泉本:それではもう遅いってことですか??
宮城:遅いわけではないんですけれど、そのメタバースなどの技術を踏まえた上で何をやるべきなのかを見つければラッキーって感じです。
泉本:中田さんもありますか?
中田:2つあるんですけど、一つは海外のスタートアップでテレワークにいきますね。理由は語学習得とそのプラス宮城さんがおっしゃったみたいに最新のことやってるところで実際に学ぶ機会を作りたいって思います。
もう1個はバイトしなくていい代わりに、月5万円が懐に入るような仕事を自分で作ることですね。人に雇われてお金をもらうんではなくて自分でお金を稼ぐ経験を積んでおきたいです。自分の発想力と行動力でお金を稼ぐ経験は、起業に必ず役立つと思うので。
以上、FromToの資金調達についてインタビューをしました。
資金調達という言葉を知っていても、具体的にどの様にアクションをしているのか知らなかった方も多いのではないでしょうか?
宮城・中田の話を通して資金調達の裏側を知ることができたのではと思います。
人に雇われずに自分でお金を稼ぐこと!私自身も挑戦します!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう〜
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