ヨーロッパでコーチング研修を受講③
さて、コーチング研修3日目です。他の受講者と一対一で演習をするのでだいぶ打ち解けてきました。そもそもコーチングでは、相手の抱えている問題や考えについて話し合いながら整理していくので、演習もお互いの問題などを話ます。ですので、お互いについて理解が進みます。参加者のほとんどがキャリアチェンジやキャリアアップ、もしくはスモールビジネスを始めたいと考えて受講している人が多かったと思います。
他の受講生と打ち解けてきて気分が上がっていたところで、次のコーナー、「違う人物になってコーチング技術を実践する」になりました。違う人物になるにあたって、まず、受講生一人を講師が指名し、他の受講生がその人の特徴や性格などをチャットで書いていきます。皆好きに書き込んでいきます。次に、その内容について、連想させる、発展させる言葉をチャットで書いていきます。最後に、その人に合うイメージ(職業やその人を現す言葉)や、やった方が良い職業を書き込み、その中から一つを選ぶというものです。例えば、ある受講生について皆が「音楽がすき」とか「読書がすき」などを書き込みます。次に「太陽のもとに行った方がいい」だとか「運動が必要」とか書いていくと誰かが「海辺に行ったらどう?」などと書き込みました。最後の人物像については海辺から連想された「サーファー」を書き込んだ人がいました。そしてその人は「サーファー」を選び、演習を「サーファー」として実行します。
こんな手間をかけなくても良いのですが、この過程は皆の特徴を書きだすので、皆楽しんでいました。そしてワタシの番になりました。最初から結構言いたい放題言われて「シャイ」だとか「意見を言わない」とかなんかネガティブワードが並びました。言わないのじゃなくて言えないのだけどとか思いながら見てました。さすがにストレートな書き込みはちょっとキツイなあと思っていたところ、次の段階では「自分の人生を生きろ」とか書かれました。そんな~と思いつつも、そんな印象を持たれているんだなあ。これはワタシがアジア系だからなのか、画面でそう見えるのかわからないのですが。そうこうしているうちに最後になって「バックパッカー」というキーワードがでたため、それを選びました。どうやらよほど内気で内向的だったので冒険に出ろという意見だったと思います。欧州人はストレートだなあと実感しましつつも、悪気は一切なく、思ったことをそのまま書いたのだと思います。発言が少ないと、本人の意図とは別に、こういう風に思われるんだな、と発言することの重要性を改めて感じました。ちなみにバックパッカーとなった演習はグダグダになってしまいました。ワタシ、結構メンタル弱いのね・・・。
その後、受講生の一人が、WhatAppに皆で登録しようという話になり、ワタシも登録してもらいました。欧州人も結構日本人的な人間関係を求めるんだなあと思いました。ちなみに、終了後の4日くらいは皆、研修後の感想やAudibleのコーチングの本などの紹介をしてましたが、5日以降はぱったりと止まりました。熱しやすく冷めやすいのかも。。。
途中でへこたれそうになりましたが、2.5日の研修を何とか終えることができました。うまくいかなかったことも含めて良い経験になったし、対人関係スキルについても少し自信がついたと思います。やっぱ何事も経験ですね。思ったことはどんどんチャレンジしないと。久しぶりの達成感を味わえました。ただ、ZoomではなくてOnsiteの研修だったら良かったのにとちょっと残念ですが、コロナなのでやむなしですね。それにしてもZoomであっても欧州人と触れ合えてよかったと思います。
終了後に思ったのですが、Zoomなので日本からでも参加なんだよなと思いました。冬は8時間の時差はありますが、実際に欧州にくることを考えたら大した問題ではないですね。今後はコロナ収束後も、海外のオンライン研修への参加は一般的になるかもしれません。
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