自分カッケー!と思って盛り上げる感じ
(2012年に書いたFacebookエントリーです。44歳の頃ですね。この頃はこうやって自分を盛り上げることをよくやっていました)
俺は、徒然草視点てのをいつも大事にしている。常に自分を客観的に見て、「カッコいいか、カッコよくないか」という判断基準で行動している。というか、最近は特にそうなってきた。
俺は世俗的だ。つまりミーハーだ。カッコいい自分に憧れる。それはどんなかと言えば、内面より外面より、生き様的なところだ。ガキの頃からずっと、片岡義男や、なんクリや、ハートカクテルや、私スキや、気まぐれコンセプトやらを眺めながら、「カッコいい生き様」に憧れてきた。
で、実は俺の考えるカッコいいとは、多くの割合で、早起きだったりする。例えばでいえば、朝出勤前に早起きして、カフェでホットコーヒーを飲みながら新聞を読んで、モーニングを食べて、それでも8時には出勤するとか。休日、横浜まで車ですいっと飛ばして、スタバでネットを見ながらラテを飲む、とか。そもそも、休日の朝、早起きする、とか、ちゃんと日経を読む、とか。
これは、単に生活リズムが夜型、とかそういうこと以前に、俺は朝起きるのが苦手だった。簡単に言うと、人生がつまらなかったからだ。何か、起きること自体がいやだったわけだ。平日も、休日も。で、そんな人生でいいのかなぁ、と40歳頃まで思っていたから、「叶わない夢」として、早起きに憧れていたんだ。
そんな俺的に言うと、今日の行動は、まさにその徒然草ミーハー感覚な俺的にはサイコーの朝だ。米国出張から昨晩夕方に帰ってきて、昨晩はすぐに寝て、今朝6時に起きて散歩し、7時にサンマルクカフェにいてMBAを開いてる。アイスラテにフレンチトースト。そしてこれから仕事をする。長旅に慣れていないのに、その翌朝に、自主的に早起きして、新聞読んで、仕事!カバンの中には、MBA, wi-fi, iPhone、そして仕事のアイディアノート、読みかけのビジネス書2册。
これがかっこいいんだなぁ!年とってミーハー感度が悪くなってるから、iPhone買ったの半年前だし、MBA買ったのもつい先日だし、そもそもそれを買うことがかっこいいのかという議論も無視してるけど、かっこいいんだ、俺的には。できるビジネスマンぽい感じが。つっても、結局FBでこれ打ってるんだけどね。まあそこはおいといて。仕事を楽しめている自分がたまらなくかっこいいの。
変な話だけど、45にして仕事にまだ夢を持てるって、結構重要なことなのよ。俺のここでの若いFB友だちからすれば「へっ」と思う人多いだろうけど、45にして、仕事が楽しくて朝早起きできる人って、ほんと恵まれてるわけ。もちろん、自分の努力次第ではあるんだけど。もう何か仕事はあきらめて、ベストエフォートでやって、ああ、ベストエフォートならまだいいんだけど、何となくほんとに日々流れていく、みたいなことがデフォルトになってくるわけだ。
遅れてきたビジネスマンだから、目覚めたのが最近なんだって話はよくするんだけど、その目覚め度合いと仕事が楽しくて目が覚めるって度合いは、ほぼ比例してるんだよね、俺の場合。だから、そういう自分を第三者的に見て、興奮しているわけ。おお、こいうの憧れてたんだよねって。
20代に、キラキラしてた奴らに憧れてて、俺能力ないしやる気もないからああなれないよなぁ、悔しいなぁ、でも仕方ないのかなって思っていたのが、今、こうして、その感じを今にして味わえているという、この感覚ね。
そういうところにターボかけるために、徒然草の立場で自分を振り返ってみるのだ。FBへの書き込みは、自分を第三者で見て、かっこいいだろぅ〜、ワイルドだろぅ〜って自分を鼓舞してるわけね。
ということで、仕事しよう、さすがに。
(Photo by Aflo)