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恒例の残飯処理。 旧正月からぐったぐたの・・・
新年快楽、 恭喜發財!
お正月、と言えば一番のメインはいつでしょう?
大晦日?
元旦?
旦那Kの家族はちょっと変わっている。
大晦日に当たる日は「團年飯(トゥンリンファン)」と言って家族みんなで集まってご飯を食べる大切な日。
この日は毎年お姑が腕によりをかけてご馳走を作り、義兄、私達夫婦、ここ数年は姪っ子の5人が集まって年越しご飯を頂きます。
限りなく引きこもりチックな義兄は、普段外部との接触が極端に少ないせいか、こうした祭りごとで家族ディナーのある日になると、ダムが決壊するかのように猛烈な勢いで、旦那Kと世界情勢の話をし始め、その喋る勢いや留まるところを知らず、姪っ子は自分の部屋へ早々に避難し、お姑は食卓のソファに座ったまま居眠りし始め、義兄の話に相槌を打つKと、そこに逃げ場もなく、一人で帰ることもできない私が話に交じるでもなくポツンと取り残されて延々と座って電話をいじりながら、文字通り「年越しディナー」となるわけです。
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日本のおせち料理並みに、色んなゲン担ぎの料理が並びます。ここ数年は叉焼とか鶏の丸焼きの出来合い物を買う事が増えましたが、今年はお姑が全部作ってくれました。
でも、決して見た目重視ではないその盛り付けに、内心怯む料理もあります。普通の甘クドく炊いた煮物の味なので、味は普通ですが(;^_^A
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中国語で「髮菜(もずく)」と「發財(お金持ちになる)」、「蠔豉(ドライオイスター)」と「好市(景気が良くなる)」または「好事(良い事)」の発音が似ている事から、縁起のいい料理として好んで食べられます。
でも、そんな事はどうでもいいんです。
本日のポイントは年を越した後の、「お正月」の家族ご飯。
今から10数年前、Kと結婚して初めての旧正月、大晦日の家族ディナーで、(義兄の長話に)げんなりして帰宅した私に、一息つくヒマもなくやってきた、「開年飯(年始めディナー)」と名前を変えた家族ディナー。
ていうか、昨日(または一昨日)一緒にご飯食べたばっかりじゃん、というタイミングで、家族ディナー再び。
や。百歩譲って、家族ディナーが続くのはいい。お正月に毎日家族が集まってご飯を食べる事には何の不思議も問題もありません。
ただ、この「開年飯」←これ「年始めのご飯」ですよ?
どんなご馳走?どんなお正月料理??と思うじゃないですか。
ちなみに香港のお正月料理と言えば、大根餅や芋餅などがありますが
それはお姑が旧正月前に作って、自分達が家で食べる用に配給されるので、それを食べると言う事ではないのです。
となると、「開年飯」って・・・!?😆
と期待して行った私を待っていたのは
大晦日に食べた家族ディナーの残りを、全部ぶちこんだ「元ご馳走達のごった煮」でした。
・・・ど、ど・・・どうして、違う味付けだったものを一緒に煮込んだの??!
日本でもよく「余り物をアレンジ」ってあるじゃないですか。
余った肉じゃがをコロッケにしたり、きんぴらごぼうをサンドイッチの具にしたり、普通は少し手を加えて、別の調理方法で、ちょっと違った気分で食べられるようなリメイクご飯。
そういうのとは程遠い、元ご馳走A、B、C・・をただ一緒に煮込んだもの。
砂糖醤油だった料理、塩コショウだった料理、オイスターソースと缶詰の汁の味付けだった料理、肉も魚も野菜も、全部砂糖醤油で炊き直しして一つにした物。
味に深みが出るというより、色んな味が混じって微妙なのに加え、何よりもグチャら〜っとなった
恐ろしい見た目・・・(-_-;)(-_-;)(-_-;)
元々完成されていた料理たちが、全部いっしょくたに煮込まれて、元緑色だったものも赤色だったものも、全て茶色にクタクタになった状態で出てきます。
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最初の年に、そのごった煮にドン引きし過ぎて、私が箸を余りつけなかったせいか、翌年からは新しい料理も作ってくれたり、私の反応を結構細かく観察しているらしい優しいお姑だとは思います。
が、根本的な考え方の違いに、ついていけない事柄は、結婚して十数年経ってもまだまだ尽きる事はありません(;^_^A
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