NCTの歌手としての姿を紹介したい

NCTファンです。

一番好きなのは威神Vだけど、NCT関連はどれも大好きです。

NCTといえば、一般的には???というちょっと過激で個性的な曲をNCT Uでデビューした当初からやっていたので、基本的にそこに変わりはないと思う。時折とても可愛い曲やうっとりするようなバラードも放り込んでくるのだけれど、タイトル曲は先日発表されたばかりの久しぶりの日本盤アルバム、「Gimmi Gimmi」のように少し変わった異彩を放つものが多い。正直「Gimmi Gimmi」は驚いた。よりによって韓国カムバではない、久しぶりの日本マーケットに投入する曲としてダークでスローテンポで音のうるさい曲を持ってくるとはファンである自分でも少しびっくりした。もう、日本マーケットに媚びた、言い換えよう、沿ったものを出すという時代では無くなったんだなと。日本語で歌うっていうのはどうしても外せないのだろうけど。

それはさておき、去年の秋からみんなが待ち望んでいたNCT2020の活動があった。NCTというグループに所属する全員が一緒に活動するというファンにとっては毎年やってくれてもええんやでという色んな意味で美味しすぎる活動なのだけれど、その活動が終わった後にもビハインドとして録音風景の動画などが上がってきて、それらを見ていてこれは知ってもらいたいなと思ったのでここで彼らの、アイドルではあるけれど、歌手、ラッパーとしての凄さを紹介して、NCTって変わってるよね、以上の何かを知っていただければとウズウズして一ヶ月くらい過ごしているので書いて自分をなだめようと思う。利己的な理由だけど書かずにはいられないところまで来てしまったので。

なぜこんなものを書こうと思い始めたのかというと、NCT2020の年末授賞式に参加したときのビハインド、録音風景の動画を見たから。

最初の場面からNCTに新たに加入したソンチャンにラップの相談にのるテヨンの姿を見ることができる。

テヨンのラップは彼のラップをする時の特徴ある声と発音や拍子のとり方のセンスが際立っていて耳を引くラップである。アイドルに興味もなく、アイドルの3大事務所とは?ということすら何も知らずにスカウトされてSMに入社した彼が、音楽やラップそしてダンスを好きになってそこからのスタートでファンも知ることがないであろう物凄い努力を重ねて今の彼になっているわけだ。もともとアイドルを目指していたとか音楽をやっていた、ダンスをやっていたという人ではないのに今でも驚く。

NCTのリーダーとしての彼の存在も際立っているのだけれど、こうして後輩に直接教えている姿を見ると、彼こそが鍵を握っているのだなということが改めてわかるような気がする。ソンチャンだけではなく、マークにもアドバイスをしたり、OKをだすのはテヨンだ。かと思えばあそこに僕が見えると踊ったり録音室でもお茶目だったりする。新人で緊張しているソンチャンにも的確にアドバイスし、ラップのガイドも録音してあげる。さらにはアイデアもテヨンが出し、ダビングを加えることに。タイミングを逃すソンチャンに対して大丈夫だから、ゆっくりやろうとさらにはこれを基本だと思って、一度思うようにやってみてとソンチャンに任せる。彼の能力を信頼していないと出来ないことだと思う。うまく出来れば素直に褒め、舞台のカメラにどう映るかまで考えてみてとアドバイスする。

知らない人はこれほどテヨンが録音に関わっているとは思わないだろう。ぜひ一度見て欲しい。

彼こそがNCTのラップ部分を確実にディレクティングしているのだということがよくわかった動画である。PDやスタッフもテヨンに任せている部分が大きいようにみうけられる。彼と録音スタッフのみなさんには信頼関係があるのだろう、どの録音風景動画を見ても気さくに会話を交わしている。

そして上記の録音の結果の舞台がこちら。まずはソンチャンがフィーチャーされた舞台より。

マークのラップをディレクティングしていた、マークとテヨンの2人のラップソングはこちら。

そして次に先日公開された、「Gimmi Gimmi」の録音風景を見てみよう。まずは見て下さい!

日本語歌詞です。そしてあのダークで妖しい雰囲気の曲。

最初に登場したヘチャンの録音の様子を見て、低音から高音、様々な音域でのダビングを思った以上に重ねていることがわかる。

そして何より凄いのが、これは録音しているところを捉えた動画なので、彼らがどれくらいのレベルで歌える人達であるのかがよくよくわかることである。

先程はラッパーのみなさんについて書いたのだけれど、ジャニも英語ネイティブなのでそこを生かしたテンポの良い格好いいラップをする人である。最近ジャニが目立つパートも増えてきて喜ばしい。

そしてNCT127のボーカリストのみなさんもハンパない。個性的な声をもちかつ表現力も十二分に持ち合わせているヘチャン、温かみのある少し太い声で色をつけるジェヒョン、この人がいるからこそ!と言えば他には何も言わなくても良い、突き抜ける高音だけではなく細かいところまで表情を見せるテクニックを持つボーカルチームの象徴のようなテイル、澄んでいてかつ真っ直ぐに伸びるうえに暖かみのあるハマるとやばい声質でかなりな高音もだせるドヨン、最近めっきり歌が上手になりパートも増えているユウタ。可愛い雰囲気もあり耳を引くちょっと独特の甘い声を持ち、今回はとても妖艶な雰囲気もバッチリだしてきたジョンウ。贅沢すぎるでしょうというくらいの実力者が集められているチームでもある。

ここでヘチャンの真剣に仕事をする姿をまとめた動画を紹介したい。

彼は日本の年齢で16歳でNCT127でデビュー。同じ年にNCT DREAMとしてもデビュー、2つのグループをずっと掛け持ちしている人である。いつも元気で人をからかってばかりという印象も強いけれど、上の動画で彼の職業にたいする真剣さをみてもらうと、何もせずにあれだけの歌い方やダンスが出来るようになったわけではない、歌やダンスに向かうその真剣な取り組みと努力があるからこそなのだということがよく分かると思う。彼は頭の回転も速いし全てにおいて飲み込みの速い人だともかかわった人たちにも言われているので、まだ20歳だというのにあれだけの活躍が出来るのだろう。このとんでもない人を小さい頃にちゃんと才能を見抜いて引き抜いたSM凄い。その元々もつ声と才能を真剣に伸ばし続けているから彼の歌は本当に響くのだと思う。そろそろカバー曲やソロ曲も正式にだしていただきたい。

合わせてNCT DREAMの録音風景も見ていただこう。

このタイトル曲が収録されたアルバムが発売された当時、18、19、20歳という彼らである。がこの時すでに4年目で、それだけの経験があった。言われるままにするだけではなく、ここが少し難しいとか、こうしたほうがいいのではないかという意見も遠慮なく話す。

またこれは他のNCTグループの録音風景でも言えることなのであるが、PDさんがみんなを褒めたり乗せたり気持ちよく歌えるように声をかけているのが印象的でもある。そういった雰囲気で作られるからこそ出てくるものが良いんだなと思えるそんな録音光景だ。

そういったとても良い雰囲気の中で録音された曲があるのでそちらの録音風景もみていただこう。

曲自体がとても軽やかで素敵な曲でお気に入りの曲なのだけど、その録音ビハインド、これもとても楽しそうだった。こんなに楽しく録音してたらその雰囲気も自然に完成された作品に反映されてるのまさしく!であった。こんなに楽しくて幸せなレコーディングってあります?歌うメンバーもPDさんもめちゃくちゃ楽しんでて見ててこっちまでウキウキしちゃうという奇跡の動画であった。

上の動画で初めて自分の好きな威神Vの2人の録音光景が出てきたわけだが、このクンとシャオジュンも威神V以外での経験もあるし、威神Vとしても先日2周年を迎えたのでこれからますます期待出来る人たちと言っておこう。威神Vの録音風景も紹介したいのだけど、上の動画のようなものがなく、きっちり編集された録音光景としてはあまりおもしろくないものしかないので(次回はレコーディングビハインド、茶々入れずに録音してるとこだけまとめて下さいなのだ)2020に参加した威神のメンバーを見ていただくことにする。

こちらはでは威神のシャオジュンとルーカス、さらには初めてまともなレコーディングに参加するショウタロウに先輩として色々と教えようとするドヨンの姿を見ることが出来る。

上の動画ではヤンヤンとヘンドリーのポテンシャルを見ることが出来る。彼らの能力も驚くべきものである。

ウィンウィンは未だにパートが少ないメンバーで、ライブを見た限り彼も綺麗な高音で歌えるので生かして欲しいと思うしかなかったのだけど、彼の録音の様子はこちらで見ることが出来る。合わせて優れたダンスのみならず、最近はボーカリストとしてバリバリフィーチャーされることが多くなっているテンの録音風景も合わせてみていただきたい。

それでは圧巻のNCT127のNo Longerの録音の様子を紹介する。オフィシャル動画は一枚のアルバムレコーディングダイアリーとして記録されていて、一つの曲をまとめているわけではないので、ファンがNo Longerの部分だけを編集したものを置いてまとめたいと思う。

ファンの間ではよく知られている部分だと思うのだけど、当時18歳だったヘチャンの表現力の凄さをぜひ見ていって欲しい。

結局ヘチャンの宣伝だったのか?っていうまとめになってしまったけれど、彼のような個性的かつ非常に優れた表現力も出来るボーカリストが多数いるというなんとも贅沢なグループがNCTであるということ、そしてSMエンターテイメントはボーカリストとしての才能を見抜いて上手く育てていくのだなということが見て取れると思う。ラッパーに関してはテヨン、マークという2人の強烈な個性と仕事人間すぎる2人の存在があまりにも目立っているものの、ジェノ、ジェミン、威神のルーカス、ヤンヤン、ヘンドリーそして昨年加わったソンチャンと今後さらに期待できる人材が揃っているので楽しみにしていて良いと思う。

最後に、KPOPとしては珍しい、韓国語、中国語、日本語が交互に歌われるNCT2020の「From Home」で締めることにする。多数いるボーカリストたちの中でも上手い人ばかりを集めたと言っても過言ではない1曲で、上にかいてないけれど、ロンジュン、チョンロも非常に優れたボーカリストであるのと、もっと紹介したいのだけれどこれといった動画がなく外れている威神のリーダー、クンも入っているので(これとて彼の本来の能力をちゃんと見せることは出来ていないのだけれど)合わせて見ていただければ嬉しい。クンに関しては、作曲編曲の勉強もバリバリ続けていて、なんなら一度すべてアカペラで自分の声だけで何十ものトラックを重ねて既存曲をカバーしたというあまりにもマニアックで職人的なこともやらかす人です。参考までに。こんな時勢だからこそさらに染みる歌詞も非常に良く、長くみんなに愛される曲になると思う。

こうして見てみると、アイドルとは、アーティストとはという線引きについても考え込んでしまうことがあるのだけれど、このように基本の歌、ラップ、ダンスという面に置いてまずそこがありきで、その上にアイドルとしての振る舞いまでも上手くこなせる人達が「アイドル」として上に上がっていくのだなぁ、まず基本的な部分がなっていなければ「アイドル」になることは難しいんだな、ハードル高すぎない?

アイドルという範疇を超える能力を確実に持っているNCTのメンバーの凄さを少しでも感じていただけたら嬉しいよ!


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