4年前の超新星爆発
151第9話4年前の超新星爆発
ミーターの大冒険
第六部
地球へ
第9話
4年前の超新星爆発
あらすじ
ミーターとイルミナを乗せたファー・スター2世号は、ファウンデーション暦488年1月、カビレ星系目指して、第一回目の探索をおそらく恒星カビレ近くのオリオン座のベテルギウスの超新星爆発のガンマ線バーストによって大破し、ミーター・マロウも宇宙空間に放り出された。
そこ近くの領域を航行中のR・レオナルド・エノビアレラに拾われた。R・レオナルド・エノビアレラは、自己修理のため銀河辺境のイオス星というロボット第零法則グループの製造・修理の基地に赴く途中であった。彼はミーターをイオス星につれて行くことにした。
それから4年間、ミーターは独自なリハビリを受ける。ポニェッツ仕様のラヴェンダーのエキスの温泉療養である。
ファウンデーション暦492年、眠りにおちていたミーターは、修理されていたファー・スター2世号の中で、イルミナに起こされた。第2回目の地球探索の旅は、イオス星の銀河内側の近くのシンナ星から始まった。
ファー・スター2世号はシンナ星からカルガン星、コンポレロン星、経由で謎の反ミュールの星ガイアに出くわす。
コンポレロンで入手した約2万年前の航海日誌に記されてあった周辺の星の座標からスペーサーの50の内の二つの星の座標と地球を含む恒星系の特徴を知る。
こうして、ファー・スター2世号は、ソラリアに着き、大量のロボットとソラリア人が進化変異した両性具有人の存在を知る。
彼ら二人は、そこで、変異体の意味と宇宙の意味とを垣間見る。「反陰陽」という究極的真実のことである。
次に目指す座標をメルポメニアにセットした。ミーターは苔で覆われた廃墟の街の探検をする。
二人は、ドローンを使って、「諸世界の広間」で遺跡を発見し、大まかなスペーサー時代の概観を知る。
さらにミーターは、そこの図書館で、二つの全天星座図を見つけ出し、正確な地球の位置を知ることに成功する。
話は、4年前に遭遇したベテルギウス超新星爆発に及ぶ。
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イルミナ ミーターさんに訊いていいか、どうかちょっと心苦しいのですが?
ミーター なんだ?天体図については何でも答えられるぞ!
イルミナ 超新星爆発のことですけど!
ミーター むむむ、そうきたか!
イルミナ 4年前の事故のあのガンマ線バーストの大事件だな!
あれは、俺にとって忘れようとしても決して忘れられるものではありゃしない。
地球への順調な航海が突如として悲惨なことになったんだからな!
辛い出来事だった。
お前とファー・スター2世号で知り合ったばかりで、あの様だったからな!
体の傷以上に精神的大打撃を被った。
こんなはずじゃなかった、とつくづく思ったりもした。
でも、イオス星の温泉に浸かって、癒された。
時々ドースさんや、レオナルドさんが会いに来てくれた。
それで、再度挑戦することに決めた。
こうして お前とも再会して、おかげでもうすぐ地球に着く。あと10光年だからな!
イルミナ まあ、私、赤くなっちゃうわ!
ミーター またお前のギャグだな!
そうだ、その星の名前はベテルギウス。地球からだと548光年離れていた。
もうとっくにその星域は過ぎてしまった。
シリウスと同じ、おおいぬ座にある。超新星爆発は歴史消滅の以前から予測されていたんだ。当時10万年以内に超新星爆発を起こすと予想されていた。
それが実際4年前に俺が遭遇したんだからお世辞でも冗談にならないよ。
お前のせいとは言わないが!
イルミナ ミーターさんたら、皮肉タップリですこと。ますます赤くなっちゃうたわ!
□是非、ご参照ください。
⇨ocean4540.com
⇨ocean4540.net