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Nostalgia in mist
あの日
まだ夜が明けきれるのを待ちきれず
谷間に立ち込める霧のなか
見失うのが怖くてその手を握り返した
そのぬくもりが忘れられなくて
あなたがよく来たといった浜辺に立って
「あなたの」浜辺って叫んだら
「馬鹿だね、君が浜」っていうんだ
冗談も吹き飛ぶように
背中を押す風が強すぎて
二人して息せききって登りつめた丘
飽きるまでの時間(とき)
遥か遠くの海が輝いて
貨物船が波に隠れるまで
湖畔のサイクリング・ロード
すれ違う自転車の人に
ちょっと寂しい挨拶を交わす心地よさ
「Hello ・Good by 」
時はあっという間に駆け抜けていった
mysty
でもそのぬくもりだけは
今でも握りしめた手のひらのなか
https://youtu.be/UFv4ac-wVEo
yatcha john s. 「 Nostalgia in mist 」
写真は千葉県伊能地区