地面に張り付いた本
地面に張りついた本
永遠の本
題名のない本
ここ海浜公園の南ゲート近くに
謎めいた本が地球に付着物として遺跡になっています
聞けばこの付近
白亜紀の断層上にあるそうです
ひょっとして恐竜たちの日記だったのでしょうか?
聞けばこの近くに原発施設があるらしいです
危険な賭けをし続ける人類の未来記なのでしょうか?
思えば
幼い時に両親に連れられた笑顔の記憶の
今大人になって
楽しかった時を結晶化して
その思いを彼らの子たちに伝えようとする
思いの丈の予想図なのでしょうか?
yatcha john s. 「海浜公園の地上本」