Unforgettable
数えていく
一つ
二つ
三つ
ある日気がつけば
母がいて
父がいた
海の青さが
揺りかごだった
目頭があつくなり
忘れてはならない
いつも丸窓から眺めては
海の向こうの世界を夢みてた
母は底まで透明な眼差しの優しさだった
父は揺れ動く波のときには
限界を越えた音楽だった
両者とも僕にとっては
今でも変わらない
メロディー
Unforgttable
これからもずっと変わらないでしょう
あなたたちのあとを今日も一歩
たとえあなたたちの真実が
宇宙の果てに消え去っても
僕だけは忘れはいたしません
あなたたちの命を
今日も
そして
許されるならば
明日も
いとおしむことを
あなたたちの名前は限りのない
Unforgttable に違いないのだから
この世では
もう少しあなたたちの息子であらせてください
yatcha john s. 「 Unforgttable 」