天国に一番近い島
そこは優しい島 イル・デ・パン
今でも聴こえる 胸の奥
みすぼらしいほろ酔い気分で夜空に歌ってた 調子外れだけど心に響いた
ウクレレに無理やりあわせて
咽びながら
あのじい様は今の自分だ
「星の中に夢がある」
「夢の中に星がある」
「銀河が回っているというのなら」
「も一度会わせてよ 天国で」
「僕の気持ちをきいてくれるなら」
「何百回でも歌う 老いぼれの歌」
「こんな綺麗な夜の浜辺だ 少しでも 僕の願いを きいとくれ」
「だってここが天国に一番近いって訊いたから」
あのじい様は今の自分だ
yatcha john s. 「天国に一番近い島」