カウンセリングとカウンセラーに必要なこと
生きにくい。
生きづらい。
そんな葛藤を抱えながら
いろんな本を読んだり
生きやすくなるための情報を探しながら
過ごしている人もいるのではないでしょうか?
カウンセリングやコーチングのニーズが増えているため
カウンセリングについて書いてみます。
カウンセリングとは
「カウンセリング」の元々の意味は英語で
「相談」「助言」を意味します。
カウンセリングを行う人は「カウンセラー」と呼ばれます。
カウンセリングを受ける人は「クライアント」と呼ばれます。
カウンセリングは医療機関や福祉、教育機関のほか、ビジネスでも、幅広い分野で行われています。
カウンセラーの資質
カウンセリングはクライアントとカウンセラーが「対話」をしながら、対象者さんの心の悩みや不安、葛藤を解きほぐしていくもの。
カウンセラーがこころや心理学に関する専門知識を活かし、傾聴しながら支援します。
単に心理学に通じていたり、心理技術があったりするだけでなく、
「人として、誠実に他者と向き合えること」
「目の前の人の本質と向き合い、よく聴いて対話できること」
「よく聴くことのできる傾聴力を持つこと」
「自分自身の言葉と行動が一致していること」
「相手の言葉や動作、仕草から心の動きを察知する洞察力」
「想像力」「包容力」「受容力」があること
「人としての器の大きさ」
など、総合的な「人間力」
が大切になります。
この人間力はどれだけその人が
自分自身にも傾聴できてきたか?
自分自身との深い対話ができてきたか?
も関係すると私は考えています。
言葉の表面だけしか見ない
内容の薄い質問や表面的な対話であれば
本質に辿り着きません。
カウンセラーを信頼し、内側にある
素直な葛藤や人に言えないような
悩みを打ち明けてもらわないことには
カウンセリングにならないのです。
こころの問題は目視できないため、
クライアントさんの置かれている
現状や状況、立場、経過を考えて、
多角的に洞察していくことが必要になります。
相談者の立場や年齢も環境も様々で、
一人一人の悩みも内側にあるものも
それぞれ違います。
そのため、幅広い視野、想像力や共感力。
受容力、応用できる知識や教養を
持っていることが重要になります。
医療機関においては医師や心理カウンセラーが心の悩みを聞き、こころの専門家としての視点から指導や援助を行います。
具体的な行動の指示をすることもあれば、
ただ話を引き出して、聴くときもあれば
話をまとめるだけのこともあります。
クライアントさんが自分のことを話し、
それを深く聴いてもらうことで、
気づいていなかった自分の問題点が整理できたり、新たな気づきが生まれたり、解決への糸口が見つかるときもあります。
カウンセリングはどうしたらよいのかのアドバイスを受けたり、答えを出すものではありません。
答えを出すのは「クライアントさん」。
カウンセラーが答えを奪うものでもなければ
カウンセラーが答えを教えるものでも
ありません。
クライアントさん自身が自分自身の素直な気持ちや不安、葛藤、反応考え、行動などを表出したり、整理して、
自分自身で見つめ、自分の中から解決や快方に
向かうことができるようにサポートを行うのが
カウンセリングなのです。
主体はクライアントさんであり
クライアントさんの人生の主人公は
クライアントさん。
人生の答えをカウンセラーが出していくものではなく、クライアントの人生のハンドルを奪わないことを認識しておくことがとても大切です。
カウンセリングを受けるメリット・デメリット
さっと考えてみました。
・安心して話を聞いてもらえる
・自分の考え方の癖やパターン、ぬまるパターンに気づくことができる
・話をしながら今抱えている問題を整理できる
・考え方の癖や偏りを今の状況に適したものに切り換えることができる
・問題や課題とうまくつきあうための自分なりの方法をゆっくりでも
見出していくことができる
・自分自身と深く向き合うことができる
などが上がります。
カウンセリングを受けるデメリット
・1回のカウンセリングで解決しないことも多く
時間、回数、費用がかかる
・的外れのアドバイスにより混乱することがある
・医療が必要となる場合は受けられない
カウンセリングは医療が必要となる精神状態の場合は主治医の指示に従うことが優先なので、受けられないことがあります。
主治医とカウンセラーの言うことが違う場合、クライアントの混乱を招くこともあり、病状が悪化することもあるからです。
1回のカウンセリングで解決するのは軽度な問題で複雑化した問題は何度も対話を繰り返し、少しずつ問題が解れる、和らぐなどとなるため、時間や頻度がかかります。
的外れなアドバイスや不要な助言は
余計に混乱や時に落ち込んでしまったり
ずれてしまったり、心への悪影響を招きます。
この辺りはカウンセラーの専門性や医療知識の有無も含めて、よく見極めていきたいところです。
カウンセリングを受ける選択肢
私自身は今、ヨガ講師として
「伝える」「ガイドする」役割もありますが
元々の根っこは保健師です。
健康相談や子育て相談、心の相談、精神相談など
20年以上、何万人と対話を通じた
カウンセリングを行うことが
専門職としての私の仕事でした。
カウンセリングの経験も多く
聴く立場にいる、受容する立場にいる
引き出すことが得意です。
自分自身がクライアントとなった経験も
自分自身の全ての経験や知識も
今のカウンセリング、コーチングに生きています。
自分自身が心の問題を抱えたとき、
人生の苦難に出会ったときに。
医療機関でのカウンセリングを受けることも
専門の悩みに対するカウンセリングを受けることも
人生の悩み全般に対するライフコーチングを受けることも積極的に経験しました。
相談やカウンセリングの経験
クライアントとなる経験
カウンセリングやコーチングの学び
カウンセラーやコーチとしての経験
全てが今のカウンセリングやコーチングに
繋がっているのだと感じます。
私は普段から「自分と向き合うこと」の大切さを
noteやstandfmでも話していますが
自分と向き合うことに慣れていないうちは
対話を通じたカウンセリングやコーチングで
引き出してもらう方がスムーズに進んでいくことが多いと思います。
・自分と向き合う必要がある
・悩みや葛藤があり、自分では整理できない
・自分の内側にあるものが自分では紐解けない
こんな状態の方はカウンセリングを受けてみる
という選択肢もあります。
下記、カウンセラーさんを選ぶ資質を
例として挙げてみたので、参考にしてくださいね。
今日はカウンセリングについて、話をしてみました。
私自身もカウンセリングをする身として
自己研鑽し続けていきたいものです。
カウンセリングを受けたいご希望があるときは
相性が合うかな?と下記から
カウンセリング&コーチングについて
見て頂けたらと思います。
少しでも自分の中の葛藤や
不安や悩みが和らぎ
心が軽くなり
「自分の人生が生きやすくなる」
人が増えることを願っています。