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アナログスティックを使ってcrkbdをマウスとしても使えるようにした話 1
肩こり対策として分割キーボードのCorne(crkbd)を使ってます。
もうcrkbdが無い生活なんて考えられないくらい快適ですが、もっと快適にするためにキーボードにマウスとしての機能を付けることに挑戦してみました。
どこに記録を残そうか色々考えたんですが、とりあえずnoteに。
キーボード単体でポインティングもできたら最高じゃん
普段からトラックボールを利用して、PCを使っているときの手の動きを最小限にすることを目指してるわけですが、最近はトラックボールとキーボードの行き来も面倒になってきました。
既製のキーボードではThinkPadのトラックポイント付きキーボードが最高だと思ってます。ホームポジションからほとんど動かずにポインターの操作もスクロールもできるのがスバラシイ。
でもキーの配列はcrkbdがスバラシイ。ということで、crkbdでもキーボードから手を離さずにポインター操作ができたら最高じゃない?という発想です。
こういうのがホギィ
発想は良いんですが、問題は自作キーボードで標準的なQMKファームウェアでそもそもそんなことができるのかということ。
調べてみると、実際にHelixにトラックポイントをつけた人とか
claw44に小型トラックボールをつけた人とか
ジョイスティックをつけて左手デバイスを自作してる人がいることがわかりました。
つい最近、トラックボール付きの分割キーボードも発売されましたね。
ポインティングデバイスの実装は最近のトレンドかもしれない。
部品の選定
偉大なる先駆者たちの記録を読んで、ポインティングデバイスを実装すること自体は技術的には可能であることがわかったので、さっそく制作。
目指すのはトラックポイントのように人差し指で操作するポインティングデバイスを搭載した分割キーボード。
人差し指で動かすから動きが軽くて小さいものがいいので、サードパーティの保守部品として入手性も高いNintendo Switch用のアナログスティックを使うことにしました。
crkbdのマイコンカバーに乗せられるサイズで、スライド式ではないのに背も低く、試しに乗せてみるととてもいい感じです。
ただし、端子が5極のFFCしかも上接点なのでなかなかコネクタがみつからない。正確にはコネクタ自体はAmazonに売ってるのですが、ブレークアウトボードが無い。
Micro USBのブレークアウト基板はピッチが違っていて、最終的にAitendoで5極FFCの変換基板を見つけました。ただしコネクタが下接点なので、実験は裏返しで、実際にcrkbdに搭載する際は上のuxcellのコネクタに換装しました。
ファームウェアも見つけた
ハードはともかく、問題はファームウェアです。
私は電子工作もプログラミングも初心者なので、イチから作るには不安しかありません。
幸いにも海外のユーザで同じことを考えた人が居たようで、私が知りたいことそのものの質問がRedditに投稿されいました。
回答者が作ったファームウェアもQMKのリポジトリに公開されていたのでありがたく流用させていただくことにしました。