カワセミ夫婦、春をついばむ。
晴れた日、近所の川沿いを歩いてみました。すると「お待ちしていましたよ」とばかりにカワセミさんがチョコンといるじゃありませんか。
コンデジの撮影では、至近距離を確保する必要があるので、少しずつ微妙に近づくという、ハタから見たら、明らかに怪しい行動(^^;)
狭く蛇行している川では、カワセミさんも長距離ではなく、少しずつ飛んでいきます。曲がった先にふといたり、見えないと思ったら、菜の花に隠れていたりと、導かれるように追いかけていきました。
すると、ある場所まで来たときに、なぜか遠くにいるカワセミさんが不思議な動きをしていました。なんだか異様に早い速度で、川の真ん中と岸辺とを行ったり来たりしているのです。「なにをしているんだろう?」と思って、遠くから目を凝らして見ると、なんと「2羽」のカワセミさんでした!
私が「すごい速度で行ったり来たり」と思ったのは、2羽のカワセミさんが交互に飛んでいるのを、1羽で飛んでいると勘違したからでした。
そのカワセミさんのうち、1羽のクチバシは下がルージュのように真っ赤のため、こちらがメスだと分かりました。だから、このカワセミさんたちは、きっと夫婦だと思います。
このオスとメスは、川の辺に流れ着いたプラスチックの板みたいなところにとまり、そこから交互に菜の花の中に向かって、まさに飛び込んでいっては戻ってくるという動きを繰り返していました。
オスが飛んで戻ってくると、次はメスが飛んで戻ってくる。規則的な動きを間違えずに繰り返していました。戻ってくると、少し身体をブルブルッ!と震わせます。
菜の花に飛び込んで戻ってくるのは、1秒~2秒ぐらい。1羽が戻ってくると、次の1羽が菜の花へ飛び込むまで1秒~2秒ぐらい。じーっと見ていましたが、これを5分くらい、延々と繰り返していました。
どうやら、何かのエサを取っているのか、戦利品らしきものを口にくわえているような姿も確認できました。でも、どこに狙いを定めて飛んでいるのかは、結局、分かりませんでした。
貴重なカワセミ夫婦の姿を見られたと思いましたので「春」のワンシーンとして、皆さんにも紹介しました。
ち・な・み・に! このカワセミ夫婦のそばに、カルガモ夫婦? がうずくまっていて、「なにやってんだろ?」という目でずっと見ていました(;^ω^)