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かつて見た風景2(城前寺編)

こんにちは。

今回は、神奈川県小田原市の「下曽我(しもそが)」という土地に行って、当時、「城前寺(じょうぜんじ)」というところで静かに行なわれていた、「傘焼き供養」というものを紹介してみます(*´ω`*)

「傘焼き供養」は、曽我兄弟を供養するための行事です。昔は、史跡保存会の方々と合同で行なっていたようですが、いろいろあって、残念ながら現在は、城前寺さんと保存会さんとで、別々に行なっているそうです。

城前寺は、曽我兄弟の菩提寺です。曽我兄弟の祥月命日と伝えられています5月28日に、毎年、法要として営まれているようです。

今は567の影響で中止になってしまっているのではないかと思いますので興味のある方は、事前にお問い合わせしていただければと思います。

傘焼きの行事は、城前寺さんの境内に併設されている幼稚園の園児さんたちも参加していて、「曽我物語」の雰囲気に衣装も着替えながら、小さな手を合わせて「合掌」もしつつ、なんとも愛らしい行事なのです( *´艸`)

例年、園児さんたちから「曽我兄弟」と呼ばれている兄の十郎、弟の五郎、そして十郎の恋人である虎。この「トップ3」の子が選ばれているようで、毎回、一番豪華な衣装や飾りを身につけて、先頭に陣取っています。

お母さん方も、お子さんの晴れ舞台ですから、撮影会がスゴイです(゚Д゚;)

さてさて、そんな「傘焼き供養」ですけれど、午前中の早い時間から準備をしてくださっているようで、これが綺麗なんです(#^.^#) もちろん、邪魔をしたらダメですけれど(;´・ω・)

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このような感じで、ご供養のため、兄弟たちの墓前にて燃やす傘を準備しています。龍の模様がカッコイイですね(*´ω`*)

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中をのぞくと、こんな感じです! 古い和傘を集めているみたいです(*‘ω‘ *)

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渋い色合いですけれども、上手く言えない風合いと輝きがあります(#^.^#)

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幼い頃の、曽我兄弟の像です。幼くして父親を喪った兄弟は、父の命を奪った「工藤祐経(くどうすけつね)」を生涯をかけて追いかけ、やがて青年となって仇を討つという物語です。そのため、祐経さんは悪者扱いされる傾向がありますけれど、きちんとご子孫の方々もいらっしゃるはず。お祭りではご一緒に供養をしてあげる気持ちです。

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悪いとは思いつつ、ご位牌なども撮影させていただきました。曽我兄弟の父が没した後、兄弟は下曽我の領主「曽我祐信(そがすけのぶ)」さんに引き取られました。そのため、城前寺が菩提寺としてゆかりを持っています。

実際に「供養」が始まると、クライマックスでは傘を燃やします!

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城前寺さんの僧侶さんが円陣を組んで読経をなさいながら、傘が燃えていくというもので、なんとも荘厳で静謐なお祭りです。と思っていたら、スマホで撮影されている僧侶の方もいらして、なかなかフランク!(^_-)-☆

今年も、曽我兄弟の祥月命日が近づいてきましたね。去年は567の影響で中止を余儀なくされてしまいましたが、今年は何とか開催してほしいなあと思いますくコ:彡

それでは皆さん、明日もお元気で!!!!!

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