見出し画像

スペインで婦人科〜中等度異形成で円錐切除後の検診を受けたらASC-USだった〜

日本で今年私に起こったこと

2022年1月に受けた子宮頸がん検診で要再検査

再検査(コルポスコピー痛かった)の結果、中等度異形成(CIN2)

HPV検査の結果、ハイリスクの16型

治療の選択肢は3つ
①経過観察
②レーザー蒸散術
③円錐切除術

中等度異形成だと治療方針は病院によって異なるらしいんだけど、私の場合は数ヶ月以内に海外渡航が決まっていたので爆弾を抱えていきたくない&ハイリスク型だとウイルスが消える可能性は低いというわけで手術を選択。
確実性が高いのと、私は今後子供を産む事は考えていないので円錐切除を受ける事に。

2022年5月
2泊3日の入院で円錐切除術を受ける。
手術自体はあっという間で患部は痛くも何ともないのだが、術中の体制のおかげで人生一の腰痛に苦しんだ。

退院後1週間目と3週間目に検診を受け、問題なし。
3週間目の検診で英文の紹介状を書いてもらい受け取る。

渡西

術後3ヶ月くらいを目安に検診に行くようにと言われていたので、3ヶ月が経った頃重い腰を上げて調べ始めた。
当初はロンドンの日系病院まで行こうと思っていたのだけど、めんどくさいのでマドリードで英語が通じるドクターを探すことに。
プライベートのドクター希望なのでgoogle mapで近所の婦人科を検索し、それぞれHPを確認し、とんでもなく高い料金だと困るのでおおよその金額が書いてあるドクターにメールで事情を説明し英語で対応が可能かを問い合わせた。
("GINECOLOGÍA"とかで検索した気がする)
見つけたサイトには以下のメニューの記載があり、日本の先生からは検査で細胞診をすると言われていたのでこれで事足りるだろうと思いました。

婦人科検診:診察、乳房検査、細胞診、コルポスコピー、膣超音波検査 €99

当日

メールで予約を入れ、当日は紹介状を持って訪問。
受付の女性は英語を話せないものの、何となく言ってることはわかるので最初に問診票を記入。
その後ドクターから呼ばれて診察室に。

「それで今日はどういった用件で?」
「メールでお伝えしたんですが3ヶ月前に手術を受けたのでその定期検診に…」

最初"何の話⁇"という顔をしていて私までエェッ⁉︎となったものの、そのうちに思い出したようで一安心。
紹介状を渡すと「うん…これはとても良いよ」なぜか褒められ(スペインに紹介状システムはないのか⁇)、次に診察。

海外婦人科あるあるの何の仕切りもない椅子によじ登り、細胞診とコルポスコピーと超音波。
いつも思うんだけど、どうせこの後全部さらけ出すのに着替えのタイミングで席外すのって意味あるの?笑

コルポスコピー・超音波では問題なさそうだが、細胞診の結果は1週間後くらいにメールで送ってくれるとのこと。

最後に支払いをしてその日は終わり。
ホームページ記載の通り€99でした。

10日後〜検査結果〜

案の定10日くらい経ってもメールが来ないので催促すると、翌日検査結果が届く。

検査結果はまさかのASC-US(要精密検査)

てっきり異常なしで病院とおさらばと思ってたからびっくりした。
何なら定期検査も行かなくてもいいかなとか思ってたくらいだから、まじで行ってよかったなって。
何回やっても要精密検査って言われると心臓バクバクするね。その日一日ずっとBAD入ってた。

翌日病院から電話が来てまた予約日程の調整(受付の女の人は英語を話せないので私が理解するしかないのだが、日時くらいは口頭でやりとりできるくらいスペイン語話せるようになってて良かった。)。

再診

普通はASC-USだとHPV検査をまずやるんだろうけど、術前のHPV検査で16のハイリスク型だったことを伝えると、なるほどという顔をして2つの提案をされる。

①HPVワクチン
私は日本でちょうどワクチンの副作用が騒がれていた頃に高校生だったのでワクチンを受けておらず、最近始まった無料接種の枠からも微妙に外れているので受けたくても自費で受けるしかないので受けていなかった。
日本では9種のワクチンを3回受けるとトータルで10万くらいするから受けてないんですよね…という話をすると、スペインは1回€175(ワクチン自体が€150+処置料が€25)で3回で€525だそうです。
円高の今145円/€で計算してもトータルで¥75,000くらいで済むので今しかない!と思い、すぐに翌週1回目接種の予約を入れる。

帰る前に近くの薬局で来週ワクチンが必要なので用意しておいてくれと伝え(ドクターが処方箋をくれる)、接種日に薬局でワクチンを受け取ってから病院に行くという流れ。
1回目の接種の2ヶ月後に2回目と、さらにその4ヶ月後に3回目を受けるスケジュールなので、トータルで6ヶ月。

②ウイルスを排出しやすくなる薬
今回びっくりだったのがこれ。
日本で要再検査やら何やらになって色んな検査をしても結局できることって何もなくて、できるだけ健康的な生活を心がけてウイルスが排出されるのを祈るしかないと思っていたのだが、スペインでは薬があるらしい。

PAPILOCARE

PAPILOCARE

このパピロケア、成分を見るとビタミンとかプロバイオティクスとか一般的な栄養補助食品みたいな感じだけど効くのかな…霊芝とかいう怪しい名前のキノコとか入ってるみたいだし…という半信半疑の気持ちである。
あとなんかこのシリーズの膣に塗るジェルとかもあるらしい。
1箱30日分で€25。一応処方箋もらっていったけど処方箋なくても買えそう。
これを1日1回3ヶ月間。
これで消えてくれるといいなァ。

パピロケアはここ数年でできた新しい薬みたいなんだけど、こういうのを試せるのが欧米のいい所だよな…とつくづく思う。
てかこれが効くなら私円錐切除しなくても良かったんじゃ…とも思うけどまぁそれも無理だった話で。
日本は婦人科系は特に何もかも遅いから嫌になっちゃうよね。

みんな、めんどくさいけど年1で定期検診には行こうな!
まじでセックスって女にとって割りに合わないよなぁとつくづく思う。
全男はHPVワクチンを打て!!!!!!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?