ジョイントコンサート-合縁奇縁-Vol.1
ジョイントコンサート-合縁奇縁-Vol.1
昨日無事に終演しました。
ご来場いただいた方はありがとうございました。おかげさまで雰囲気の良い会になれたかなと思います。
関わってくださったメンバー、特に実行委員として動いてくれたメンバーには感謝の念が絶えません。
ピアノは、菊間倫也さん、東夏子さん、星野隆行さん。
ステマネに塩見くん。
ロビマネに大倉くん。
パンフ等のデザインは星野俊明さん。
録音録画に出雲さん。
素敵な写真は、七海信義さん(Photo by Nobu @nobunophoto )が撮ってくださいました。
それぞれ団体としても演奏としても高みに向かえたらと思います。これはその大きめの一歩かな。
以下、パンフの挨拶文です。
ごあいさつ
―合唱の縁とは奇妙な縁―
本日は、ジョイントコンサート-合縁奇縁-Vol.1にご来場いただき誠にありがとうございます。
はじめに、不肖ながらこのような会を持つことをどうかお許しください。いきなりこんな話をするのも無粋なのですが、私自身としては指揮者を同じくする団体の集まりというものに、はっきり言ってあまり良いイメージはないのです。どうも囲い込みというか、内輪だけが楽しいだけのように思えてしまって、今回もこのような演奏会を持つことに個人的には葛藤がありました。もちろん、何十団体も束ねる偉大な先生方であれば、私ではとても追いつけないような魅力と実力があるゆえに成し得ることと納得できます。(また、そこに関わる団員さんたちも想像を超えるほど熱心で、その熱量には毎回敬服するばかりなのです。) しかしながら、まだまだ未熟な私ではこのような会はその存在意義もないだろうと、つい最近まで考えてもみないものでした。
とはいえ、団の状況によってなかなか単独の演奏会を持つことが難しいという現実はあります。合唱祭等には出るもののそこでの演奏時間はせいぜい7-8分間。もうちょっと長い演奏時間ということであれば、やはりジョイントコンサートという形は最適なのです。そしてその最も開催しやすい方法が同じ指揮者の団同士ということになるのです。先に述べたような私の気持ちとは裏腹に、団員たちはと言えば、「複数団体持ってるなら、合同での演奏機会とかいいんじゃない?直接的に互いの団体と関わることないし。良い機会だよ。」なんて軽々と言ってくれるのです。
でもまぁ、それにいっそ乗っかってみようか。そう思ったのがきっかけでした。
そんな何気ないことから始まってしまったこの会。コンサート名だけでもないと恰好がつかないなと考えていたところ「合縁奇縁」という言葉にめぐり逢いました。今日集まったメンバーは、出自も、合唱を始めたきっかけも本当に様々です。たくさんの「奇縁」が折り重なった結果なのです。もっとも、私と出会わなければ、この場で歌っていることもないわけです。これまで関わってきてくださった全ての方々に感謝するとともに、なんと私との縁がある種の罪深さを孕んでいることか。共に活動してくれる仲間に改めて感謝申し上げます。
そんな「奇縁」に満ちた「合(唱の)縁」に導かれた本日。拙い演奏会ですが、日々の感謝を胸に演奏できればと思います。
2024.2.12 今井祐之