【台風】64時間も停電したのでその経過を日記にする【体験談】
沖縄は台風6号の影響で県内の3分の1のお家が停電しました。もの凄く大変な思いをしたので、記録としてここに書き記そうと思います。
7月末くらいに台風が沖縄に近付いてきて強風域に入り、本島は8月1日くらいに天候が荒れ始め、とにかく風圧で窓を叩く音が怖かったのを覚えています。
ここ数年自宅に関してのインフラが停止することはありませんでした。しかし、8月1日19時頃に何年ぶりかの停電をしてしまいました。
この台風君の何が凄いって2つあります。1つは進行速度が遅すぎる!
確か時速10kmだったと思います。原付でもその2倍くらいは速いですよ。。進行速度が遅いという事はそれだけ抜けるのに時間がかかる。
そしてもう一つは台風がまるで沖縄にずっと滞在したいのかのごとく西に少し進んだ後にバックスピンがかかったかのように東に戻ってくる予報でした。
非現実的な世界感に最初はドキドキ
外は明かりも少なく強風で轟音が鳴り響く、家の中は停電で真っ暗。不謹慎かもしれませんが非現実的な世界感に最初はドキドキしていました。
とにかく暑かったので、夜中の3時に真っ暗なお風呂場の水なしの浴槽に入って肌に感じる陶器の冷たさで暑さをしのぎ、窓から予測できる大荒れの天候は今にでもゾンビが出てきそうな状況で、まるで異世界にでも来た感覚でした。
翌日の在宅ワークはパソコンとインターネットが使えないので欠勤の電話をスマホでし、いつまで停電が続くのか分からないので、スマホのバッテリーが心配で、触ることをなるべく控えていました。
停電から24時間経過
冷蔵庫の物が腐るといけないので、冷機を逃がさない為に料理をする時に中の物を取り出す以外に冷蔵庫を開けることが禁止された。幸いにも水やガスは使えたので、食べ物に困ることはなかったです。
台風って北に進むので台風が南にいる時の風の暑さと少し北に進んだ時の気温って違うんですよ。南にいる台風は暑い。
だから、最初の停電の時が一番、暑くて2日目も暑いのですが初日よりかは大分マシでした。
停電から36時間経過
二日目の欠勤の電話をする。スマホのバッテリーは40%台だったので、もしかしたら明日には切れて連絡が取れなくなる可能性もある旨を伝えた。
iOSすげえ
僕はiPhoneSE1とiPhoneSE2とiPad9を持っているのですが、SIMカードが入っているメインの回線のiPhoneSE2をテザリングで使い、iPhoneSE1とiPad9でインターネットで情報を得ていました。
iPhoneSE2でそのままインターネットをするより、iPhoneSE2はスクリーンオフで回線専用の端末として、iPhoneSE1とiPad9で操作していました。この方がメインのスマホが圧倒的にバッテリーが持つ。
ちなみに比較的に最新のiOSなら特別なアプリをインストールしていなくてもテザリングができるはず。しかし、キャリアによっては別料金やオプション契約が必要かもしれないので注意。
僕のキャリアはオプションも料金もかからなかった。
停電から48時間経過
停電から3回目の夜だ。台風は暴風域を過ぎて電力会社とその関係業者が全力で復旧していると知りました。電力会社のホームページでどれくらいの停電から復旧しているというのが分かった。
家は軟水器で飲み水を作っているのですが、停電で機器が止まってしまい塩水が出る可能性があるので使用禁止になってしまった。
飲み水は水道水をヤカンに入れて沸騰させたものを飲むようになった。西から東へ戻って来た台風は沖縄の上をかするくらいで風はだいぶ治まっていた。
電池切れ間際バッテリー7%
台風はほぼ去ったのに停電は回復しない。バッテリーがもうない。心身共に疲弊しながらラジオで「車でスマホを充電できる可能性がある」と情報を頂いた。
父の車にはUSB端子があり、母の車はコンセントが内臓されていた。何とかスマホを充電し、明日も欠勤の報告が会社にできるという安心感がありました。
北にある台風は気温が低い
気のせいじゃないよね?
停電から64時間経過
数時間前に会社に電話で欠勤をしようと連絡するも、業務に使える技術を勉強していても出勤扱いにすると上司から伝えられました。
なので、本でWordPressの勉強をしていました。テザリングでiPad9で電力会社のホームページを見て復旧率を祈りながら毎回見ていました。
夜通し作業に当たっていたのでしょうか、1時間置きに夜もチェックしていましたが、徐々に復旧していました。
そして停電から64時間後にようやく復旧。その時は祖母と一緒に居たのですが、自然と拍手していました。
いやー、辛かった!
普段何気なく使っている物が突然使用不可になる恐怖。家は電灯やラジオなど停電対策はしていたので比較的大丈夫でしたが、対策していないお家は本当に大変だったと思います。
改めて災害対策の重要性や復旧に従事してくださる方々に本当に感謝しなければならないと思いました。
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