「日本一を経験したい」と言っただけなのに
「日本に生まれ育ったからには、日本一を目指す」というのは至極真っ当な考えだと思います。
そんな簡単なことではないことは理解していますが、それでも夢を持ち目指すという事が命を燃やして生きるということなのではないでしょうか。
冒頭から堅苦しいご挨拶で恐縮です。
何故こんなことを書いているのかという説明もさせていただきますが
結論から言うと
信濃川を下ることになりそうです。
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先日、後輩のお笑いコンビ『ランパンプス』の寺内くんとお話をしていた時のことです。
彼は小中高の教員免許を持っていて、更に保育士免許も所得。かなりのキレもので、謎解きや脱出ゲームの問題を作ったりもしています。
要するに僕と頭の作りがまるで違う人種です。
そんな彼とあぁでもないこうでもないと話をしていました。もちろんこのnoteのネタになるようなことも。
その話の流れで『富士山に登ってみたい』という話になりました。
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──俺、富士山登ってみたいんだよな。やっぱり日本一を経験していないというのは勿体ないと思うんだよね。
『日本一を経験したいから』という理由ってことですよね?それなら下って欲しいな。
──下る?
信濃川です。日本一長い川を下ってください。
──どれくらいの長さなの?
367Kmですね。上流からスタートして日本海に出てください。
──すごい簡単に言うじゃない
日本一は富士山だけじゃないですよ?日本一を経験したいという理由なら他のものもやらなきゃ!その理論ならスカイツリーも階段で登らないといけないし、岐阜にある新旅足橋のバンジーも飛んでもらわないと!
──バンジーはどれくらいなの?
215mです。
──ヒェッ
見たいなぁ……。岩橋さんが信濃川をボートで下って日本海に出るところ。
──信濃川下るのにどれくらいかかるの?
ちょっと調べますね……。人が歩く平均の速度で下ると約5日だそうです。でも暗い時に下るのは危ないのでそれを考慮しないといけないですよね……。
──じゃあ1週間くらいあれば大丈夫なのかな?
あ!でも増水時には川の流れが自動車くらいの速さになるらしいので、それだと20時間でいけるみたいです!1週間もいらないですよ!余裕じゃないですか!
──死ねと?
でも楽しいと思いますよ。ほら、水曜どうでしょうでもユーコン川下ってたじゃないですか。
──あれはテントとかに泊まりながらだったでしょ
だからそれですよ!陽が出てるうちはボート漕いで、夜はキャンプして。最高じゃないですか!楽しそう!
──じゃあテントとかそういう機材は寺内が持って同行してくれるんだよね?
嫌ですよ!え?なんで僕も行かなきゃいけないんですか!?岩橋さんがひとりでやることに意味があるんでしょ。今のnoteもひとりでやってるんだから。
──はぁ、最悪なんだけど
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というように、なぜか僕は信濃川を下って日本海に出るという超過酷なことをやらされそうになりました。
そこで僕は思ったのです。
信濃川を下ったことある人は居ないのではないか?
富士山はたくさんの方が登っているというイメージがあります。それに山小屋などもあり、登山道としての整備もされているはず。
ですが信濃川を下って日本海に出た!という人を僕は聞いたことがありません。恐らく危険であったりできないということだと思います。
これは形勢逆転のチャンス。僕は寺内に言いました。
──そもそもさ、信濃川って下れないんじゃない?やってる人聞いたことないよ
それが居るんですよ。ほらこの人たち。
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寺内が見せてきたのはこちらのサイト
『THE SOURCE LINE 2015』日本最長河川”信濃川”367kmの旅
どうやら2015年に人力で信濃川を下ったそうです。
──はぁ、居たのか。ということはできるのか。できんなよ。マジで。
信濃川の源流が長野県にあるみたいなのですが、まず山に登るみたいですね。山の上からスタートっぽいです。
──笑っちゃうね。川だけ下らせろよ。
忙しくなりそうですね!トレーニングもしなきゃいけないし、テントとかボートも買わなきゃいけないですし。お金あります?
──お金なんかあるわけねぇだろお前が払えよ
じゃあクラウドファンディングするしかないですね。『信濃川を下って日本一の漢になりたい』これでいきましょう。来年下るでいいですね?
──来年下るでいいですね?
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ということが事の顛末です。なので皆様お願いします。
お金をください。
ボートを買ったりテントを買ったり、その他諸々準備しなくてはいけなかったりするはず。
そんなお金は僕の手元にはないのです。
noteにはサポート機能というものがあると聞いてます。
僕はそれまでヘンなことをやり続けますので、面白いとか思った記事にサポートしてください。もっとヘンなことをやり続ける為に必要なのです。
僕が信濃川を下るところ見届けてください。
やる気ですか?正直なところ
なまらあります
よろしくお願いいたします。
あと寺内は絶対道連れにします
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