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3度目の正直

10/6日曜日。札幌ハーフマラソンに参加して完走できました。
今は猛烈な筋肉痛にやられています。

東京から引っ越す準備などもあり、今回はほぼトレーニングなしでの挑戦で、とてつもない不安とともに走ることになりました。

タイトルにもあるように「3度目の正直」というのは、過去2回マラソンに挑戦し失敗していることを表しています。

最初は軽井沢ハーフマラソン。芸人や社員さんたちと乗り込みました。
多少の走り込みをしていましたし、なんだかんだでいけるだろうと高を括っていましたが見事に10km地点で足切り。関門通過時間を4秒過ぎていました。
体力的には問題なく「自分まだまだやれます!」と意気込んではいたものの無情にもチャンスを与えられることはありませんでした。失格。
そのままゴール地点までバスに乗せられドナドナ状態で送られることになりました。
失格になりバスに乗せられることを「収容」と呼ぶそうです。バス車内の空気はなかなか重たいですよ。
「ダメだったねー」と明るくお話をしている人もいましたが、僕はそんな気分になれませんでした。だって自分が悪いのですから。

マラソンというのはいわば「自分との闘い」です。今までのトレーニングの成果と根性をぶつけなくては達成できません。それができませんでした。
ものすごくみじめな気分になりました。

ですが酒は美味い。

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2回目の挑戦は北海道マラソン。42.195kmのフルマラソンです。
ハーフも走れなかったバカ垂れが走れるわけないだろうと思いましたが、前回の反省を活かしトレーニングをしました。ランナーの聖地ともいわれる皇居にも行きランニング。前回より走り込みをしての参加です。

地元札幌での参加は素晴らしいものでした。大通公園からスタートして駅前通りからすすきのを抜けていく2万人のランナーは圧巻でした。
見たことのある、馴染みのある風景を走るのはとても気持ちの良いもので、この感情を「エモい」と言うのだろうか。なんて思っていました。

そして20km地点で失格。

足がバキバキに攣ってしまい、200m走っては激痛。そして歩きまた走る。激痛の無限ループ。一緒に参加した4名のうち僕だけが失格となり収容。
何がエモいだバカたれ。

ですが酒は美味い。

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そして今回。札幌ハーフマラソン。3度目の正直です。
前述したとおり、今回はトレーニングなし。過去2回より明らかにコンディションは悪い。普通なら収容となるはず。正直緊張していました。落ち着かなく口数も多かったと思います。

スタートからペース配分も上手くできていていい感じに走れていました。この調子でいければ問題ないだろうと走っていきましたが、15km地点で異変が起きました。

足が痛い。太ももが異常に痛い。
そう思い始めたときにビキィっ!と太ももが攣りはじめました。
僕の脳裏には前回の北海道マラソンが思い返されます。
端に移動した時にあまりの激痛に倒れてしまいました。これはもう立てないのでは?と思うほどの痛み。

ですがここで終わるわけにはいきません。

足を引きずりながらも歩みを進めます。歩いている方が早いのでは?と思うくらいのスピードでゴールに向かいます。自分で顔は見れませんが苦悶の表情を浮かべていたと思います。

だってあと6kmだもの。

後続のランナーにどんどん追い抜かれていきます。
でも僕は諦めません。必ずゴールするんだという強い気持ちで足を動かします。痛くて痛くてたまりません。もう僕はドナドナにならない。

そして足を引きずりながらもなんとかゴール。その場で動けなくなりました。信じられないくらいのダメージ。痛恨の一撃です。こちらが完走証明書です。

やりきりました。ひとつ人生の実績をオープンすることに成功しました。
こうやってちょっとずつ自信をつけていくことが人生を豊かにしていくのでしょう。3度目の正直でゴール。頑張ったね。

そしてやはり酒は美味い。いや、今回は更に美味しかった。

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次回は10/27日曜日、フードバレーとかちマラソンに参加します。

こちらはハーフマラソン。札幌よしもと芸人も数人参加します。初めてのマラソン挑戦の人もいるので先輩面していきたいと思います。

次回も完走目指して頑張るぞ。

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