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札幌には路上お笑いライブがあった

上京する前、札幌では芸人が路上お笑いライブをやっている文化があった。そんな記憶がある。今回はそういうお話。

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東京で活動をしていたころ、札幌よしもと所属の芸人が上京してくるということがよくありました。
僕が昔ライブなどでご一緒した先輩は、すずらん、グリーンランド、上海ドール、ジェリービーンズコレクション、市原など。
もちろん僕は全員を知っていましたし「わぁ東京に来たんだ」という気持ちでした。

その中でも特に覚えているのが市原のおふたりでした。

初めてご一緒したのが、よしもと無限大ホールのライブ。
恐らく周りの芸人は、札幌から移籍してきた芸人らしいぞくらいの感覚だったと思います。
ですが、僕は違いました。「いやいや、あの市原だぞ?あの札幌よしもとの市原だぞ?おん?」と思っていました。

僕はご挨拶させていただき、市川さんに「僕札幌出身で、市原さんのこと見ていました」とお伝えしたところかなり驚かれたことを憶えています。

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前述した芸人たちが上京することにより、ロケット鉛筆式に立場が上がっていくようになっていて、札幌よしもと時代の市原は、当時エース的存在だった認識でした。
笑道というネタバトルでも何度も優勝していましたし、単独ライブなどもかなりの数やっていたのではないかと思います。

*当時の記憶なので曖昧な部分あります。すみません。

そんな市原がよく狸小路で路上ライブをやっていた記憶がありました。

当時のはなたれ小僧の僕は、なんとなくお笑い芸人の道に進みたいなと思っていた時でした。
ですが、お笑いなんてテレビで見るものだろう?どうやってなるのか。そもそもお笑い芸人てなんなんだ?と思っていました。なのでとにかくお笑いのことを色々調べていました。

そこで芸人が路上ライブをやっているという情報を手に入れました。

「路上ライブ?ゆずじゃないんだから」とも思いましたが、芸人というものは劇場でネタをやるだけではなく、そういう活動もしていくものなのかと当時の僕は感銘を受けた記憶がありました。

それ以外にもチケットの手売りというものもありました。

簡単に言うと、路上で道行く人に声をかけて自身の出演ライブなどのチケットを買ってもらうというもの。もちろん僕も東京で経験しました。芸人のノルマというものは大変なのです。
余談ですがその昔劇場に所属していたときは月に3万円くらい払ってチケットを買い取っていた気がします。あの時観に来ていただいていた皆様、幸せになってください。

札幌の当時はよくPARCOの前とかで芸人が手売りをしていたイメージでした。今はSNSもあるので告知などは気軽にできるようになりましたが、昔はより大変だったと思います。

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というような地道な活動が芸人としての大切なことなのではないだろうか。と僕はモユクのお笑いライブで思い出してきたということです。

その話は前回の記事をご参照ください。

何が言いたかったかというと、もっと札幌よしもとという存在を札幌、北海道、そして全国に広めたいということです。頑張りたいし頑張ります。



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