小宇 応援報告 1 ◆『冰雨火』中国ドラマレビュー
中国 YOUKU で配信されたドラマ『冰雨火』が今日(2022年9月16日)最終話を迎えた。
わたしは先週の終了プレゼント企画で先行視聴していたので既に観終わって約1週間経っているのだけれど、まだ深い余韻に浸っている。
それほど、濃く、重く、強烈なだけではなく、時に温かさもコミカルな描写も散りばめられ、心に響き続けるものを持ったドラマだった。
今も色々な思いが交錯しているので文字としてアウトプットして整理したいと思うのだが、正直何から感想を書けばいいのか分からない程見どころが多い。
ジャンル的にはサスペンス、警察もの。
テーマ(題材)は、違法薬物根絶の為に闘う人々と密売組織との攻防。
なのだが、根底に流れる主題としてのテーマは、愛、だとわたしは思う。親子や兄弟、家族の肉親愛、恋愛、子弟愛、そして友情。
そこに白黒入り乱れた登場人物たちが繰り広げる復讐や騙し合いが絡まり、入り組んだ謎が張り巡らされて息もつけないスピード感で物語は展開する。
警察ものだけに銃撃戦や爆破シーン、カーチェイスなど大掛かりなアクションも満載。
本当に、見応えのある面白いドラマだった。
さて、ここから先はネタバレあり!
サスペンス、ミステリー作品なので、未視聴の方は絶対に読まないでください。究極のネタバレOKな方だけ先に進んでくださいね!
このドラマとにかく登場人物のキャラが立っている。
その人達が敵か味方か分からない状態で絡みあうところに、面白さが詰め込まれているので、まずはキャラクター紹介(というほどでもなくwただの印象や特徴程度)からいってみようかな。
【陈宇】陳宇
まずはこの人!わたしは小宇の呼び方が好きだけど、劇中ではあまりそう呼ばれない。
警察官。イケメン。彼女あり。警察学校では麻薬取締捜査を専攻。成績はトップ。スラムダンク愛好者と思われる。
3年前に吴振峰を追って規約違反をしたせいで派出所に飛ばされていたが、物語の発端となる事件で麻薬取締部隊に戻される。
正義感が強く、麻薬取締への意志はすべてに優先される。
最初は吴振峰を信用しきれていないが心のどこか(勘?)では信じていて、周囲から証明を求められる。
【吴振峰】峰哥
もう一人の主役。小宇の子供時代のご近所さんで一緒に育つ。麻薬取引組織の一員という汚名を着せられた上に殺された父親 吴刚の、無実を証明し復讐するために命を懸けている。勐佧に潜伏していたが3年振りに云河に戻ってきた。すべてを洗いざらい語れない事情を抱えているので、なかなか警察から信用されない辛い立場。小宇に繰り返し「俺を信じろ」と言い続け、彼のことを大事に思っている。
【林德赞】林局
云河县警察局の局長。女の子一人。奥さんとは離れて暮らしている。人情に厚い。小宇の彼女 杨玲の養父。
権限はあるが中間管理職的な立場で思うように采配を振れない。警察内部や取り巻く人々との関係性が一番複雑な人。
杨玲の実父 杨兴权とはわだかまりがある。
【刘恺华】刘队
云河县麻薬取締大隊の隊長。小宇の直属の上司。姜磊という甥(姉の子)を姉に代わって養育している。が、この子がネック。
3年前の大作戦で毒三という密売組織の一員に噛まれたことでエイズに感染してしまう。結婚できずにいる。
【杨玲】玲玲
杨兴权 の娘。陳宇の彼女。弥香というコーヒーショップのオーナーで店の上階を陳宇に貸している。幼いころに母親を亡くし、父も奔走したので養護施設で育つ。くまぷーが好きで毎年誕生日に林爸(林德赞)からプレゼントされている。杨熠とは養護施設で出会い、兄妹の関係。小宇と出会ったのも兄がキッカケ。気丈で勇敢。
【杨熠】
云河县麻薬取締大隊で陳宇の同僚。警察学校では先輩。養護施設で出会った杨玲の義兄。その関係で林德赞にも世話になっている。ちょっと頼りない一面もあるが妹思いで穏やかな性格。玲玲と杨兴权と3人で暮らしている。
続きはまた次回。
理解や解釈が違っていることもあるかと思いますがご了承ください。気づいたら訂正しますね。