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読書記録『非クリエイターのためのクリエイティブ課題解決術』

こんにちは。
業界未経験からWeb制作会社に入り3カ月経ちました。先輩ディレクターはデザイナー出身だったり、なんかすごそうな専門学校に通っていたりと、ほかの人に比べてクリエイティブ要素が不足していることに日々不安を感じております…。
そこで今日は齊藤太郎さん著書の『非クリエイターのためのクリエイティブ課題解決術』を読みました。ざっくり言うと、非クリエイターがクリエイティブで課題を解決するためには、ビジネス的視点が必要で、どのような考え方を持つべきか…という話になります。


普段、自分が考えていることに近く、わかる…と思う内容が多かったです。
考え方をどのように実際の現場で生かしたか、という事例も紹介されているので面白かったです!

本書の要旨
クリエイティブでの課題解決とは、お客様のビジネスを成功に導くことである。
そしてクリエイティブで課題を解決するには、
①    本質を捉えること
②    仮説を立てること
③    解決策につなげること
この3点が必要である。

とくに共感した、参考になった点
・本当にその施策が課題解決に資するか、という視点が必要である。
→とくにマーケティング施策やクリエイティブな仕事であればあるほど、その施策そのものが目的になりがち。本当にお客様にとって役に立つかどうかという目での判断が必要だと思います。

・お客さんの言うことを鵜呑みにするのではなく、前提をしっかり疑うこと
(一方で、お客様の考えをいきなり否定せず、受け止めることも同様に大事)
→わたしが大事にしている仕事観でもあります。前提を疑うことと、受け止めること、どちらも大切にしたいです。

・憑依すること(ユーザーになりきる)
対象とするターゲットは、他人であり、自分とは違うカテゴリである。
その人になりきり、思考や行動を理解する。
→仕事をする中で、完全にターゲットから外れている業種の支援をすることもあったのですが、相手を理解することでカバーできるのだなと。

・プロジェクトのコンセプトワード決め
実際のプロジェクト推進にあたっては、目指すべき姿となりうる「プロジェクトのコンセプトワード」を決めること。方向性が決まれば、プロジェクトはぶれない。
→判断に迷ったとき、方向性がずれていないかどうか、判断軸になりうる。

・質問力を高めるには、「相手に興味を持つこと」
→共感しかないです。いい仕事をするには、相手に対する理解が何より大事だと思います。

・課題解決力を高めるうえで財務諸表を読むこと
→細かい分析ができるというよりは、その業界のビジネスモデルや収益構造を把握できるようになるのが大事かなと。ビジネスモデルを理解すれば、施策の方向性も見えてきますよね。

まとめ
クリエイター出身ではない…ということで、最近悩み気味でしたが、非クリエイターでも大丈夫とあって少し勇気づけられました。
常に、お客様にとってのベストは何かを考え続けたいと思います。

それでは失礼いたします。

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