未経験からのWebディレクター1年ふりかえり
こんにちは。
未経験からWeb業界に入って1年経ちましたので、仕事のことを振り返ろうと思います。※ぼかしながら書いていきます。
現在の仕事について
クライアントへの提案(プレゼンなど)
クライアント対応
サイトの企画・コンセプト作成
サイトのワイヤーフレーム作成
社内の制作進行
撮影ディレクション
想像していた仕事と実際の仕事はそれほどギャップがないなという印象でした。社内の制作進行より、クライアント対応が多めです。
対クライアントのコミュニケーションで心がけたこと
提案
打ち合わせの前に仮説を立てたうえで臨む
→打ち合わせ終了時にサイト制作の方向性について示すプレゼンまでに複数回のコミュニケーションを重ねる
制作進行
クライアントの要望をそのまま鵜呑みにして、社内に戻さない
要望に対してベストな提案することを心がける
→要望を解決する手段は一つだけではない
→社内の作業負担を減らすために何ができるかも考えるスケジュールは余裕を持って
社内でのコミュニケーションで心がけたこと
デザイン
前提条件や制約条件を伝える
サイトの目的、そのためにデザインで何を達成すべきかを考える
クライアントについての情報(経営姿勢、事業内容など)
与えたい印象の言語化
カラーイメージスケールの活用、認識擦り合わせ
参考サイト等の共有
デザインのチェックは、①目的が達成できるデザインか、②情報が正しく伝わるレイアウトかにしぼって確認
修正・調整依頼は、意図をつたえて依頼する
実装編
作業ボリュームを早めに相談する
CMSの仕様はワイヤーフレーム段階で相談
→簡単だと思っていたことが意外と難しいこともある未確定事項や変更予定箇所は事前に伝える
ユーザー目線で見た目や仕様のチェック
全般
データの整理整頓
相手へのリスペクトと感謝の心を忘れない
一緒に働くメンバーの労働時間にも気を配る
求められるコミュニケーション能力について
Web制作においては、基本的に対企業(toB)とのコミュニケーションになるので、相手の意図や要望をくみ取る力、論理的な思考力、説明力、交渉力が必要だと思います
逆に誰とでもフレンドリーに話せるスキルはなくても大丈夫です。自分は明るいタイプでも誰とでも仲良くなるタイプではありませんが、なんとかやっていけています。
クライアントと社内スタッフの板挟みになる?
ないです。本当にないですね。
クライアントの希望スケジュールと社内スケジュールの板挟みにはよく遭いますが…。
得意な人の力を借りることの大切さ
ディレクターにとって大切なのは、「プロジェクトを完了させること」。
一人で全部できるようになることではなく、「チームとしてどのように成果を出すか」だと思います。※自分の場合はデザインが苦手なので、デザイナーさんに相談しまくっています。
同僚から「yさんの強みは、“わからないことをわからないと認識していること”、“無知の知“があること」だと言われました。自分では強みとは思ったことはなかったのですが、確かにわからない、できないと認識していれば、周りの人を頼ることができるなと。目的があれば、方法はいくらでも見つけられるのかなと思います。
業務外もせっせと勉強
業務時間外も勉強の時間を取ることは意識していました。
Figmaの操作、ビジネス関連の知識のインプット、デザインの勉強、ウェブ解析士試験(上級まで取りました)。
未経験からの採用=会社が投資してくれているということなので、働く側も腹をくくらなければいけません。
未経験からWebディレクターになること
異業種・異職種の経験を生かせる仕事
色んな業界のサイト制作に関わるため、どんな知見・経験も生かせると思います。ちなみに私の前職は、いわゆる広く浅くの「専門性のない」仕事ですが、その時の経験が今、めちゃくちゃ役に立っています。
デザインがやりたい人はディレクターになってもいいか
会社にもよりますが、私の所属している会社であれば、ビジネス寄りの仕事が多く、純粋なデザインに関わる仕事は全体の割合としては少なめです。個人的には、デザイナーになりたいと思っている人にはおすすめしません。
今後の展望など
Webサイト制作は目的ではなく、ビジネス課題を解決するための手段という考えです。そのため、表現や技術面の追求はせず、コンサルティング寄りの仕事を追求したいと思っています。
Webを通じてクライアントの経営課題にどのように向き合っていくか、サイトにどのように付加価値を付けていくかとを考えたいなと。
それでは失礼いたします。