
監督が怒ってはいけない大会「益子カップ」
「益子カップ」という、バレーの大会がある。
元バレー選手の、益子直美さんの主催する大会だ。名前の通り、監督が怒ってはいけないというころがルールになっている。
益子直美カップ小学生バレーボール大会 - ホーム | Facebook
なんでこんな名前の大会が?というと、それだけ世間的に監督が「怒る」シーンが多いということなのだろう。
私自身、スポーツは小学生の頃からサッカーや水泳をやっていたが、割とのびのびやっていた(あまり指導らしい指導が無かったともいうが)。そのため、テレビや聞こえてくる話の「厳しいスポーツ」というのがどうにも受け付けなった。
そういうわけで、中学の部活動では入る部活にすごく悩んだ。入って厳しかったら嫌だし、それに加え理不尽な上下関係があったらたまったものではない。ましてや、簡単に退部することも出来ない。そんな思いを毎日するのは耐えられない。
そうして、結局好きだったスポーツからは遠ざかっていくようになった。もちろん、恐れずに入部していたら、良い出会いや、良い成長があったかもしれない。
その時の記憶があるため、益子さんの主催する「監督が怒ってはいけない大会」はすごく良い試みだと思う。勝利至上主義とされる学生スポーツにおいて、スポーツを楽しむこと、スポーツに長く触れることは良いことだ。
スポーツにしろ、ゲームにしろ、勉強にしろ、人よりも強くなること、勝つことが絶対のように思わされる節があるが、決してそうではない。それ以外の道筋の1つを示してくれるこの大会は応援したいため、記事にした。
貪欲に勝利を目指すことや、厳しい指導自体を否定するつもりはないが、怒ったり、どなるような部活等の活動は否定したい。上の世代から続くその流れを断ち切るのは難しいだろうが、そこを否定し、打開していく方たちはこれからも応援していきたいし、下の世代はそういった空気を感じさせず、スポーツに触れあってもらいたいと思う。