フィットネスクラブのバナー制作(ちょっとお題を掘り下げて制作してみた)
こばやす(@kobayas_s)様の#バナーお題 第5弾 にチャレンジしましたので、制作フローを残しておきたいと思います!
お題元
お題内容
制作物
完成バナーがこちら
キャッチコピー「30・40代 疲れにくいカラダを手に入れよう」も自身で検討し、決定しました。
制作期間
要件整理・キャッチコピー検討:2日 / デザイン制作:3日
制作プロセス
キャッチコピー・デザインコンセプトの検討にあたり、クライアント・顧客像をもう少し鮮明にしたいな、と思ったので、勝手ながらお題を少し掘り下げてみました。(実務であれば、ヒアリングや情報収集をもとに行うところかと思います。)
なので以下は、お題を元に私が考えた設定です。🙇♀️
クライアント:Kobaフィットネスクラブについて
今回のキャンペーン実施の背景
ふむふむ、kobaフィットネスさんは、業界の動向から、本来メインターゲットである30・40代の集客に課題を持っておられるようです。(あくまで仮の設定での私の頭の中です。)では、実際のお客様の声はどうだろう?
会員者の口コミ
しっかりコスパの良さに納得されているご様子。
一方、「思ってたよりも年齢層が幅広い」というのは、年齢層のイメージにギャップがあるということ。お客様にとって、kobaフィットネスさんの顧客像は高齢層というイメージを持たれている可能性が考えられる。
→ターゲット像を明確に伝え、同世代がいるという安心感を持ってもらう必要がありそうだ
今回のターゲットが運動不足を感じる時はどんな時?
続いて、今回のターゲットが運動不足を感じる時はどんな時だろう?
考えられること、ネット上のアンケート調査の情報などからマインドマップを使って書き出してみました。画像はその一部。
運動不足からくる疲れやすさや、体型の変化を感じるシーンまで書き出してみました。
キャッチコピーを考えるにあたり、例えば「階段の上り下りで、息切れする。運動不足を感じたらkobaフィットネス」のような具体的なネガティブシーンを明確に指した内容も考えられますが、今回のお題では、「躍動感がある」イメージとのことなので、ポジティブな訴求としたい。
また、今回はキャンペーンを開始して初めて公開するver.1のバナーという設定とし、対象範囲を広げた内容とする。(今後の施策提案などで、シーンを絞ったキャッチコピーにするなどが考えられる。)
ここからキャッチコピーは「疲れにくいカラダを手に入れよう」とすることにしました。
加えて、前項で「ターゲット像を明確に伝え、同世代がいるという安心感を持ってもらう必要がある」という課題がみえたため、ターゲットのお客様がより自分ごと化し、目に留まりやすくするように、「30・40代」を付け加え、
「30・40代 疲れにくいカラダを手に入れよう」のキャッチコピーで決定しました。ふぅ。(あくまで仮の設定での私の頭の中です。n回目)
ここから、いよいよデザイン面の検討に入ります。
競合バナーの調査
業界のデザインのメジャー感を把握するために、いくつかジムのバナーをピックアップしてみてみました。一覧にして分析してみたところ、以下が共通して見られたので、参考にしていきたいと思います。✍🏻メモメモ
バナーの要素と優先順位
前提条件を踏まえて、バナーに載せる要素は、
キャッチコピー:「30・40代 疲れにくいカラダを手に入れよう」
30・40代の方のトレーニング中のイメージ画像 男女(男女ともにターゲットであることをみせる)
キャンペーン名
キャンペーン特典:入会金0円、事務手数料0円
キャンペーン期限(限定感を強調するため)
詳しくはこちら ボタン
会社名
要素の優先順位は、
キャッチコピー:「30・40代」
30・40代の方のトレーニング中のイメージ画像 男女
キャンペーン特典:「0円」
とします。
レイアウト構成
Zの法則を意識し、一番目立たせたいキャッチコピーの「30・40代」からスタートし、誘導ボタンで終わるイメージに。
イメージ画像を男女別2枚で用意したので、比較の構図で配置。それに対し、コピー部分をバランスを見てセンター寄せで配置することにしました。
デザインコンセプト
今回お題で指定されたデザインイメージは、「躍動感がある。冬~春まで使えるようにしたい。」ということ。
加えて、「短期で成果を出したい方よりも、趣味として運動を楽しんで続けたい方」がターゲットであるということも考慮し、以下をデザインの方向性として決定しました。
運動の躍動感・勢いは表現しつつ、誇張はしすぎない。
爽やかさ・ポップさも表現し、「運動を楽しんで続けたい方」の入会ハードルを下げる。
ここからより具体的に、あしらいや配色イメージを検討するために、デザインテーマを「新春のスポーツフェスタ」として、連想されるワードからイメージを集めていきました。
躍動感と楽しさの表現:幾何学・散らす・リズムあるデザイン
動き・躍動感の表現:斜め・三角の構図、影を重ねる
スポーティーかつ、春×冬の季節感の表現:青・緑・ピンク・白の色使い
デザイン制作
これらを踏まえて、デザインを制作しながら調整をかけていきました。
斜めの線のあしらいで疾走感・躍動感を表現
人物を枠から一部はみ出すようにし、立体感を出す
青グラデのポリゴン柄の背景でクール・冬の印象を出しつつ、キャンペーン部分はピンク・桜のあしらいで新春感を表現
「疲れにくいカラダ」はグラデーションにし、ポジティブさを表現
適度な余白と、ドロップシャドウを誇張しすぎないことで、スタイリッシュさもだす
誘導ボタンのみ、色味を変え目立たせる
学び
課題で制作をしていると、参考作品として色々なバナーを見た時に、この表現いいなと、取り入れたくなって、迷走しそうになりますが、今回はお題を自分なりに深掘り、前提条件をよりはっきりさせたことによって、比較的ゴールまでブレずにできたかなと思います。(深掘りの甘さもあるかと思いますが・・)
加えて、三角形を敷き詰めた柄のことを「ポリゴン柄」ということも今回学びました。
よく見るあの柄を作ってみたいけど、柄の名前がわからない!なんて検索したらいいのかわからない!ってことがよくあります・・模様や柄の名前も言語化の一つとして覚えていかなければならないですね。
もしも、ここまで読んでくださった方がいましたら、泣いて喜びます。ありがとうございます!