2021年第3四半期の世界の半導体製造装置売上高は前年同期比38%増、5四半期連続で過去最高を記録
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SEMIは、2021年第3四半期の世界の半導体製造装置の売上高が前年同期比38%増の268億米ドルとなり、前期比8%増で5四半期連続で過去最高を記録したことを、世界半導体製造装置市場統計(Worldwide Semiconductor Equipment Market Statistics, WWSEMS)レポートで発表した。
SEMI会長兼CEOのAjit Manochaは、「通信、コンピュータ、ヘルスケア、オンラインサービス、自動車など、幅広い市場におけるチップへの旺盛な需要が、半導体製造装置の記録的な成長を後押ししている。半導体業界は、チップ不足や進行中のパンデミックなど、破壊的な世界的課題に直面しながらも、優れた回復力を発揮している。」と述べる。
WWSEMS Reportは、SEMIと日本半導体製造装置協会(SEAJ)の会員から提出されたデータをもとに、世界の半導体製造装置産業の月次請求額をまとめたものである。
以下に、四半期ごとの売上高(単位:億米ドル)と、地域別の前四半期比および前年同期比を示す。
こうしてみると、台湾、中国、韓国を中心にアジアがそのほとんどを占めており、アメリカが焦っているのもよくわかる。