【質問】2022年 不動産売買の市況ってどうだったの?
本業で不動産関連の仕事をしております。
それに通じて、多く質問をいただくのが
確かに2022年はいろいろ変化が激しい年でしたし、私のまとめている毎月のレポートだと価格も上がったりしてて気になる方もいらっしゃると思います。
そんなタイミングで「首都圏不動産流通市場の動向(2022年」がリリースされておりましたので、早速まとめていきたいと思います。
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/sf/sf_2022.pdf
概要 まとめ
先に本レポートのまとめを抜粋しておきますと、、、
全体感としては、、、
・成約件数が下がって
・成約物価価格が上昇している
みたいな感じですね。
物件の種別ごとに見ていきたいと思います。
中古マンション
箇条書きにと表にしてみました。
成約件数は35,429件(前年比11.0%減)で、2年ぶりに前年を下回っている。
都県・地域別に見ても、すべての都県・地域で前年を下回っている。
成約物件の1㎡当たり単価は首都圏平均で67.24万円(前年比12.4%上昇)。
成約物件価格は4,276万円(前年比10.5%上昇)。
成約物件を価格帯別に見ると、5,000万円超の各価格帯が成約件数、比率とも拡大している。
成約物件の平均専有面積は63.59㎡(前年比1.7%縮小)と2年連続で縮小。
平均築年数は23.33年(前年22.67年)で、経年化が進んでいる。
新規登録件数は170,388件となっている。
新規登録物件の1㎡当たり単価は71.90万円、価格は4,003万円。
新規登録物件の平均専有面積は55.66㎡、平均築年数は28.16年となっている。
製薬物件と新規登録物件の乖離がありますね。
二極化する可能性があるかもしれません。
中古戸建
成約件数は13,446件(前年比12.9%減)と4年ぶりに前年を下回っている。
都県・地域別に見ても、すべての都県・地域で前年を下回っています。
成約物件価格は首都圏平均で3,753万円(前年比8.8%上昇)と2年連続で前年を上回っています。都県・地域別に見ても、すべての都県・地域で上昇しています。
成約物件の平均土地面積は143.97㎡(前年比0.1%拡大)、建物面積は104.13㎡(同0.1%縮小)となっています。平均築年数は21.31年(前年21.20年)で、経年化しています。
新規登録件数は50,811件となっています。
新規登録物件の価格は4,360万円となっています。
新規登録物件の土地面積は161.23㎡、建物面積は105.95㎡となっています。平均築年数は23.68年となっています。
築20年前後が売れやすいのかもしれませんね
新築戸建住宅
成約件数は4,312件(前年比13.3%減)と、2年連続で前年を下回っている。都県・地域別に見ると、埼玉県を除く都県・地域で前年を下回っています。
成約物件価格は首都圏平均で4,128万円(前年比5.8%上昇)と、2年連続で前年を上回っています。
成約物件の土地面積は121.55㎡(前年比0.3%拡大)、建物面積は98.06㎡(同0.5%拡大)となっています。
新規登録件数は51,833件となっています。
新規登録物件の価格は4,446万円となっています。
新規登録物件の土地面積は117.96㎡、建物面積は98.27㎡となっています。
新規登録件数の10%位しか成約に至らなかったんですね…
そんな感じでまとめてみました!
個人的感想
・ 新規登録件数と成約件数の乖離が大きいのでまだまだ買い手は有利な立場にあるなと思いました。
・ とは言っても価格は上昇し続けておりいい物件はすぐに売れてしまうと思うので定期的なウォッチングは必要かなと思いました。
・ 新築などの建てて売る業者はリスクをとっていると思うのでどう10%になるかがポイントかなと思いました。
以上です。
ぜひ、質問などあればください〜〜