【動機付け面接】適切な自由を与え変化のための強みときっかけを探す②
前回の続きです!
「動機付け面接」って本を読み終わりました。
はじめにおさらいをしておきますと。
動機付け面接とは?
=協働的な会話によって変化のための動機付けとコミットメントを強化する
つまり、相手にもともと存在している動機をを引き出す。のが動機付け面接です。
具体的には
・忠告よりも探求をする。
・説得・議論よりも興味・支援をする。
・相手の価値観を尊重する。
前回までに「動機付け面接とは?」「必要なスキル」「関わり合い」を見てきました。
今回は「変化のための強みときっかけを探す」ための「フォーカス」を見ていきたいと思います。
フォーカスとは?
=クライアントに適切な自由を与え変化のための強みときっかけを探す
フォーカスをするためのスタイルや技法をまとめていきます。
3つのスタイル
NGスタイル①指示アプローチ
クライアントが負担に感じ、いずれ限界がくる
NGスタイル②追従スタイル
クライアントから来るものだけしか解決することができない
開かれた質問によって新しいスタートが始まる
フォーカススタイル:ガイドスタイル
指示と追従をバランスよくできる。
要するに、指示スタイルと追従をバランスよく使い分けるのがフォーカススタイルなのかもしれませんね。
クライアントのシナリオ作り
クライアントとシナリオを作る方法をまとめておきます。
シナリオとはざっくりお伝えすると「話の方向性や枠組み」です。
枠組みがないとふわふわした話し合いになって何もできずに終わる可能性が高いです
・話題の地図をつくる
・「このテーマについて、話し合ってもいいですか?」と質問する。
・選択肢を考える
・クライエントの意思決定を援助する
・「ひょっとしたら〇〇かもしれない!」と仮定をぶつける
・双方の利が乗るものにフォーカスを当てて考える
・絵にしてみる
・選択肢を列挙して並べ直して、スタート地点を決定する
・「どこからスタートするか?」認識を合わせる
・「議題 アジェンダ」を作成する。
話し合いでのありがちな落とし穴
動機付け面接でのありがちな落とし穴(間違い)も見ておきましょう。
うまくいかないときは何かしらにはまっているかもしれません。
・情報を集めているだけ
・変化を求めすぎる
・情報を伝えるだけ
・恐怖を植え付ける
・具体的すぎる提案
・変化を促すだけ
「必要な情報を探す」原則
=クライアントのニーズと自律性を尊重した助言が役に立つ
掘り下げると3つのポイントがあります。
①情報とクライアントのニーズと強みに合わせる
②情報の必要性はクライアントによって異なる
③どのような情報が役に立つかはクライアントが私に教えてくれる
情報交換のための単純な戦略
相手との情報交換のためにどのように関わっていくか?確認をしておきましょう。
・引き出す
・相手に許可を求める
・相手の既存の知識を探る
・相手の興味関心を知る。
・与える
・優先順位をすり合わせる
・自律性の保証
そんな感じでまとめてみました!
要素をまとめた感じなので、チェックリストみたいに活用していくのがいいのかなと思いました。
感想などは是非コメントまでお願いします。
次回もさらに進んでいきたいと思います。
コーヒを奢ってみる