遺伝子革命の舞台裏:『コードブレーカー』で学ぶ驚くべき発見と人類の未来
最近読んだ本『コードブレーカー』は、遺伝子研究における革命的な発見や、話題のRNAワクチンについての内容が盛り込まれていました。著者は、スティーブ・ジョブスの名著を手がけたウォルター・アイザックソン氏で、今回はジェニファー・ダウドナ博士の物語が描かれています。
感想を簡単にメモしていきたいと思います。
好奇心から生まれる革命
読んでいて感じたのは、すべての革命的な発見は好奇心から生まれるのだということでした。学者たちの世界では、特許争いや倫理的な問題が絡み、とても厳しい状況があることが伺えます。しかし最後には、彼らが一致団結し、前進する姿に感動しました。
また、どんなに優れた頭脳を持っていても、自分の価値観に沿った意思決定ができない時もあり、修正が必要な場面もあることが分かりました。完璧な人はいないということを改めて実感しました。
未来の展望
クリスパー技術の進展により、人間は他の生物よりも進化した存在になるでしょう。例えば、生まれる前にIQを高くしたり、協調性を向上させたり、外見を美しく整えたりすることが可能になるかもしれません。
しかし、現時点では、これらの技術を実現するためには多額の費用がかかることから、貧富の差がさらに広がる可能性があります。完全な平等は実現できないと思いますが、格差をできるだけ小さくし、すべての人が恩恵を受けられるような社会になれば、それが理想的だと考えています。
『コードブレーカー』は、遺伝子研究の革命的な発見やその未来について考えさせられる一冊です。遺伝子研究に興味がある方には、ぜひおすすめしたい本です。
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