職場の上司にカミングアウトしました。〜前編〜
根がクローズドなので、職場の人、それも上司にカミングアウトすることはずっとないだろうなぁと漠然と思っていました。
なぜ上司にカミングアウトをするのか
と言いますと、これから家を建てる土地が今の住まいより職場から遠くなり、交通費が増してしまうのです。ただでさえ同僚の中で1番交通費を出してもらっているのになぜまた遠くへ......と腑に落ちないだろうなぁと予想しました。
「結婚して、家を建てるので引っ越します!少し遠くなりますが......」
であれば、「そうなんだ!おめでとう!」で済む話。これは、正直に話そう。と決心した次第です。
とはいえ、今の直属の上司や社長への信頼あっての決断ではありました。日頃よりいち社員に寄り添って頂き感謝です......。
具体的になにをどう伝える?
まずはパートナーシップ宣誓書受領証を見せようと思い立ちました。受領証には、「この受領証を提示された方へ」という簡潔なメッセージが入っていたので、万が一「同性?どういうこと??」状態だったとしてもわかりやすいかなぁ自治体からの説明なので説得力もあるでしょう!と考えたのです。
パートナーシップ宣誓はそれ自体の意味よりも、同性婚への足掛かりとしてと思い宣誓しましたが、早速力を借りる機会がありました。感謝。
”受領証を提示された方へ”はちなみにこんな内容です。
「この受領証は、お二人が人生のパートナーとして協力し合いながら継続的に日常の生活を共にしていくことを宣誓されたことを○○(自治体名)として証するものです。受領証の提示を受けた方は上記の趣旨をご理解くださいますようお願いします」(ところどころ略しています)
簡潔で客観的で助かります。段取りはこう!
①パートナシップ受領証を見せながら同性のパートナーがいること
②今より少し遠い場所に2人で家を建てること
③この話は直属の上司と社長だけの話にしてほしいこと
を順に伝えよう!と脳内シミュレーションを繰り返しました。
そんなに酷いことにはならないだろうと思いつつやっぱりこわいものはこわいので、パートナーに「もし傷付くことを言われたらどうしよう」と漏らすと「そしたら辞めておいで!ローンもどうにかなる!」と勇気付けてくれました。
さて、言うぞ。