大切な卵は外からではなく内から壊したい、という話【 #ギャルの卵はオシャリスト 開催にあたって】
卵は焼いたり、茹でたり、かき混ぜたり…と、外からはいくらでも手は加えられるのですが、悲しいかな、それで終わります。一方で、内から壊れることで、生命が誕生します。
綺羅公演で登場した綾瀬穂乃香ちゃん、久川颯ちゃん、今井加奈ちゃんのユニット「ギャルの卵たち」。イメージは颯ちゃんがギャルらしさの素質があって、加奈ちゃんも方向性はありそうで、そして担当の穂乃香ちゃんが真反対にいる、といったところです。
でも、外からのイメージでは、それでは終わってしまうので、せっかくだから企画がてら、それぞれのメモリアルコミュから楽しんでみました。担当ではない颯ちゃん、加奈ちゃんについては、担当Pさんの皆さんの方が詳しいかもしれませんが、そういったところも合わせて見ていただければと思います。
【穂乃香ちゃん×颯ちゃん】
2011年のサービス開始からデビューし、バレエの世界で「楽しめない」と自らアイドルの世界へ流れ着いた穂乃香ちゃん。「なりたかった私になります」と[耀きのピルエット]で表現したように、いくつもの賞と、いくつもの傷を脚の内外に刻んできたことでしょう。
バレエ以外の時計の針が止まっていたので、颯ちゃんに引っ張られて色々と新しい経験を一緒に楽しめることは間違いないですね。ミライに行けるふたりの姿が、とても楽しみです。
一方、颯ちゃん、ここでは「はーちゃん」という方が良さそうですが、はーちゃんは色々と予習したり先を立てることができるけど、つまづいたときの「次の一歩」で内から壊れる「本当のこと」をオーディションで話したからこそ、アイドルになることが出来たと思います。
イベント「サマーサイダー」でもはーちゃんのことがさらに掘り下げられていますが、今は何もできなくても、これから何だって出来るようになる、という決意表明は、穂乃香ちゃんと出会ったことでさらに加速しそうです。バレエという世界で生き残ったまま舞台を降りた穂乃香ちゃんを見て、はーちゃんが何を感じ取るのか…というエピソードを、いつか見てみたいですね。
【穂乃香ちゃん×加奈ちゃん】
穂乃香ちゃんにはバレエ、加奈ちゃんにはメモ、といったように、息をするようにずっとそばにいるものが二人にはあります(ぴにゃこら太というツッコミは置いといて←)。
穂乃香ちゃんのバレエは、何でも出来るアイドルの世界では足かせにもなりかねないですが、サインにデザインされたトゥシューズや、ダンスのフリを失敗してもなお全力でファンが応援するほどの魅力は、穂乃香ちゃんのシンボルである脚そのものです。脚の話は、同じ穂乃香ちゃんPさんである戯念さんの動画が詳しいので、ぜひそちらで。
そして、加奈ちゃんのメモ。僕も思い当たる節があって、数が多かったり、方法が複雑な行程ほどメモを取りたくなるんです。だけど結局、失敗しながら回数を重ねたり、楽しみ、必死に覚えると、そっちの方がしっくりくることがあります。
だがしかし、メモを侮るなかれ。加奈ちゃんのスカウトのきっかけになったり、デビューのLIVE後のトークで愛嬌ある失敗のもとになったりしました。アンコールを受けた理由をメモる展開も素敵ですね。
大切な過去ほど、なかったことにしてはいけない。改めて、加奈ちゃんから学んだ気がします。
今年2022年で、モバゲー版のアイドルマスターシンデレラガールズにおけるアイドルユニットの新規デビューが終了となりました。穂乃香ちゃんの3つのうち2つはぴにゃ絡みでしたが、この「ギャルの卵たち」は、また別の新しい表現を生み出してくれるでしょう。
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ここまで読んでいただいたみなさん、ありがとうございました。みなさんが楽しめるものを、気軽に楽しめますように。