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 私は、徒町小鈴ちゃんに「すごい存在価値」があると信じている【蓮ノ空感想文】


はじめに


 2023年4月13日。

 アプリ「Link!Like!ラブライブ!」の配信で、蓮ノ空女学院104期の新入生3名が、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブに入部したことが発表されました。

 

 そのなかで、村野さやかちゃんと夕霧綴理ちゃんのユニット・DOLLCHESTRA(ドルケストラ:以下ドルケ)に、徒町小鈴(かちまち・こすず)ちゃんが仲間入りとなり、その日のうちに、私の新しい推しとなりました。時間をかけて推しを決める私にとって、これは初めての出来事です。配信が終わってからもすごくドキドキしていました。

 今回は、小鈴ちゃんと出会って24時間以内の私の想い、そして「徒町小鈴ちゃんにすごい存在価値があると信じている」という記事を書かせていただきました。よろしくお願いします。


小鈴ちゃんの第一印象

 ほかの新入生と比べると、吊り橋を渡るかのように一歩一歩、お人形さんのように入場してきた小鈴ちゃん。でも、さやかちゃんと綴理ちゃんに、しっかりと立ち位置を教えてもらって、無事に到着することが出来ました。

 自己紹介は、ハキハキと声が伝わって、そしてドルケの宿命か、「DOLLCHESTRA見習い」という、一歩引いた名乗りとなりました。そこをさやかちゃんが、「小鈴さんは、とても頑張り屋さん」と安心できる印象を添えてくれて。立派でしたよ、と声もかけてくれて、小鈴ちゃんはすごくドルケに愛されていると、嬉しく感じました。

 それぞれの個人での紹介になると、頭が真っ白になっているのか、心ここにあらずになっていましたが、綴理ちゃんが「すず、深呼吸だよ」と声をかけてくれたおかげで、心が戻ってきてくれたようです。綴理ちゃんは、下の名前の最初2文字をとって呼びかけることが一般的ですが、最後2文字をとって呼びかける「すず」という言葉に、小鈴ちゃんが特別な存在であることを認識しました(103期から配信を見ていた方の中には、綴理ちゃんにとって特別な「存在」を感じたかもしれません)。

 名前は「『徒』歩で『街』をゆく、『小』さな『鈴』」という、とても覚えやすい名乗りになっていました。自己評価の低さゆえに再び心がどこかへ飛んでいきそうでしたが、今度はコメントをしっかりと見ていて、私たちと早速つながったのが印象的でした。

 身長は、152cm。来年には2m越えの可能性はゼロではないと未来への希望を捨てない健気な一面も、すごく頼もしいです。好きな食べ物を聞かれたときに、漁師の家系ならではの「さかな」と答えて、そのときのさかなポーズや、初めて見せた笑顔に、小鈴ちゃんの「存在」を感じることが出来ました。お菓子はシュワッっとする「ラムネ」錠と、海のイメージが伝わります。

 出身は、福井県敦賀の近く。ことし2024年春に、北陸新幹線で、金沢と敦賀がつながりました。さらに、いとこ一家も含めて、10人の家庭の末っ子だそうです。かっこよくて強いヤツの文房具が大好き!

 そして、綴理ちゃんも「あんなにすごいの、初めて見た」と認めたチャレンジは、失敗続きだけど、さやかちゃんも「笑いません」と、愛されるべき「存在」だと、気づかされたのです。

 これが、配信で見た、小鈴ちゃんの第一印象でした。


「存在価値」がある、それだけで未来は明るい


 小鈴ちゃんは「自分に誇れるなにか」を見つけるために、様々な事にチャレンジしています。自己評価の低さ、そしてチャレンジは失敗ばかりということからは、自らの「存在価値」を見失っているような印象を受けました。

 私たちが生きている世界には、数えきれない舞台があるけれど、皮肉にも私たちが持つ理性によって、自分から舞台に立つことを諦めることが少なくありません。時には、自分自身を守りたくて、どうしても嘘をつくことがあるかもしれません。

 そんな中で、小鈴ちゃんは、自己紹介の動画で、言いたいことが全部飛んでも、「綴理先輩とさやか先輩に『居て良い』って言われて、『居て良い徒町』になりたい」「失敗はたくさんする、でも諦めない」と言うことが出来たのは、まさに私たちがなかなか言うことが出来ない本心を、最初から言うことが出来る、チャレンジできるという「才能の持ち主」なのだと思います。

 何よりも、あの「103期生のドルケ」から、すごい、はじめてと言わしめて、「居て良い場所」として「DOLLCHESRA」を提供されるという事実。それは、小鈴ちゃんに「存在価値」があるということに他なりません。

 私にとって、「存在価値」というのは、生まれたころから向き合い続けている「宿命」のようなものです。人々それぞれに「存在価値」がありますが、その「すごさ」を感じた時、私はその人を推したくなります。

DOLLCHESTRAに、新しい家族が生まれた

 103期生のドルケは、フィギュアスケートとスクールアイドルを両立しているけれど、最初は綴理先輩のもとへ飛び込まなければいけないほど追い込まれていたさやかちゃんと、天才、しかしひとりぼっちになるのが寂しくて、様々な別離を経験して、ひとりぼっちだったところにさやかちゃんと「ズルじゃない」出会いをした綴理先輩という、絶対的ともいえる安定感で成り立っていました。

 つづさや、という関係性はそれだけでも完成といえますが、綴理先輩が「スクールアイドルは不完全でも熱を持ったみんなで作る芸術」と言うように、スクールアイドルの生き様は、目的地はあるけれど、列車やレールが変わりながら、終着駅のない旅路を進んでいくものだと思っています。

 実は、私は、ドルケに「家族」というものを感じていました。お世話をする側とされる側だけでなく、舞台ではどちらも絶対に欠けてはならない存在。何より、さやかちゃんが「特等席」として綴理先輩を隣に立たせてくれたほど、これは先輩後輩以上の「すごい存在価値」を感じていました。

 そして、出会いの4月に、さやかちゃんと綴理ちゃんの間に、「徒町小鈴」という、「すごい存在価値」、いわば新しい家族が生まれたのです。

 本当に、嬉しかった。URカードを見るように、お母さんのさやかちゃん、こどもの小鈴ちゃんのような関係(となると、お父さんが綴理ちゃん?)は、見ていて微笑ましく感じました。

 たくさん落とし物をするけれど、拾ってくれるさやか先輩がいる。そして、前を向けて小鈴ちゃんは進み続ける。これだけで、小鈴ちゃんに「すごい存在価値」があります。

DOLLCHESTRAの舞台に立つことを許されたこと。
DOLLCHESTRAの新しい家族となったこと。
これが、今のところの、「すごい存在価値」の全てです。


 ここまで読んでいただいたみなさん、ありがとうございました。みなさんが楽しめるものを、気軽に楽しめますように。


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