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蓮ノ空はじまりの場所に咲く、私にとって一度目の桜【蓮ノ空舞台巡礼】
はじめに
私たちは、好きな作品に出会った時、その作品が誕生したり、有名になったきっかけに足を運びたいと思うことがあります。蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブのはじまりは、石川県金沢市にある卯辰山(うたつやま)公園の見晴らし台とされていて、キービジュアルでもその様子をうかがうことができます。
私は2016年の卒業旅行以来、百万石まつりなど金沢のイベントと共に何回か金沢の中心部を旅したことがありますが、まだ卯辰山公園の見晴らし台に行ったことはありませんでした。もっと言えば、卯辰山公園という存在さえ知らなかったほどです。
今回、加賀友禅コラボと共に金沢を旅した私が、卯辰山公園の見晴らし台、そして公園に咲く一度目の桜を見てきた話をしたいと思います。
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卯辰山公園の入り口
旅の始まりは、石川県金沢市の金沢駅です。東京駅なら新幹線、羽田空港なら小松空港へ飛んでバスで向かいます。一説には、卯辰山は金沢城から「卯」と「辰」の間の方角、つまり東と東南東との間にあるとのことですが、様々な説がありますので定まった由来はありません。
さて、金沢駅から卯辰山公園の入り口は、google mapで検索すると、徒歩で2.4kmかかる距離です。この時点で心が折れそうになる人がいるかもしれませんが、観光地として有名な金沢は、平日はもちろん、土日限定の周遊バスがあります。まずは、ひがし茶屋街を目指しましょう。
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卯辰山公園のみならず、金沢の桜は私にとって一度目。今年は2月の伊豆にある河津桜から桜前線を追いかけてきましたが、ちょうど桜の開花が例年より早いようで、土日の週末で北陸の春を感じることが出来ました。新しい門出の記念撮影も行われていて、幸福のおすそわけを頂いた気がします。
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ひがし茶屋街近くのバス停から、桜を楽しみながら歩いて約10分で、卯辰山公園の入り口にたどり着きました。とはいえ、ここから目的地の見晴らし台へは、徒歩に加えて登りの傾斜がついてきます。幸い、登りといえば階段などのショートカット、ということで、まだまだ心を折らずに進んでいきましょう!
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見晴らし台
卯辰山公園の入り口にたどり着いたら、いくつかのチェックポイントを経由して見晴らし台へ近づいていきます。まずは、帰厚坂(きこうざか)から花菖蒲園へ。加賀藩主の厚き徳に帰する、という意味で、江戸時代に卯辰山を開拓した時に生まれた坂のようです。4月のアヤメはまだですが、ここにも桜が咲いているのです。
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花菖蒲園についたら、始まりの場所ではありませんが、同じく見晴らしがよい「眺望の丘」に立ち寄ります。もしかすると、どこかで蓮ノ空で出てくる、既に出ている景色かもしれませんね。
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眺望の丘から見晴らし台へはもう一息。道なりに進んでいって、望湖台と見晴らし台の分かれ道が出たら、ゴールはすぐそこ。ちなみに望湖台とはいうものの、現在、卯辰山公園に湖はないように思えます。もしかすると、蓮ノ空女学院の蓮ノ湖のことなのかも…?
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見晴らし台には駐車スペースが近くにあるほか、憩いのスペースとしてクルクル回る緑のオブジェもあったりして、蓮ノ空の生徒でなくても、みんなが和気あいあいと集まることが出来る場所になっています。
眺望の丘も現代の建物を見下ろすことが出来ますが、見晴らし台では緑の自然や、兼六園や金沢城といった歴史の伝統も感じることが出来ます。蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブのみなさんも、金沢というふるさとで夢を叶える熱を、幾度となく貰ってきたことでしょう。
しかし、これだけではもったいないのが卯辰山公園。肝心の「一度目の桜」を見る、絶好のスポットがあります。それが、ふれあい広場です。
ふれあい広場
去年と今年、4月Fes×LIVEの会場として描写されているのが、見晴らし台からすぐ、坂を降りた先に広がるふれあい広場です。自動車で通れる道ではありませんので、蓮ノ空女学院の生徒たちが歩いて会場設営に向かったものと思われます。
そうすると、実は、卯辰山に蓮ノ空女学院があるのかも…という空想を広げたくなってきます。公園自体は市の管理なので公園の敷地内は無理がありますが、金沢市内へのバスの本数や金沢郊外の奥まった場所、望湖台という存在、そして徒歩圏内ならふれあい広場へ会場設営が出来る(もちろん、自動車で近くまで移動するという線は残っていますが)ことなどから、卯辰山はやはり蓮ノ空女学院スクールアイドルの舞台とは切っても切れない関係でしょう。
メンバーが「お花見に行きたい!」という話を配信でしていましたが、確かにふれあい広場でのお花見はとても楽しい時間を過ごすことが出来るでしょう。
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おわりに
ひがし茶屋街から卯辰山公園に入り、見晴らし台、そしてふれあい広場で一度目の桜に出会うことが出来ました。
サービス開始から立ち会うことができた蓮ノ空のこと好き好きクラブの皆さんは、二度目の桜だと思います。私は2023年12月からなので、およそ8か月分の空白がありますが、それを十分に埋められるくらいの楽しさを、スクールアイドルの皆さんから頂いています。
2024年4月からは104期生が入学し、スリーズブーケ、DOLLCHESTRA、みらくらぱーく!のそれぞれの歴史も、新しくなりました。それぞれが一番楽しめる瞬間は違っていても、過去を振り返る、現在を感じる、未来に思いをはせることはそれぞれ悪いことではありません。私が桜を一度見逃したことには後悔もありますが、別れと出会いの季節には良いことがあると教えてくれた蓮ノ空女学院スクールアイドルの卒業生・沙知先輩もいらっしゃいました。私が一番推しているDOLLCHESTRAにも、104期生の徒町小鈴ちゃんが新メンバーとして入ってくれて、ますます蓮ノ空のことが好きになりそうです!
何度も桜が見たくなる。
そんな蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブになりますように。
ここまで読んでいただいたみなさん、ありがとうございました。みなさんが楽しめるものを、気軽に楽しめますように。