新日本プロレス観戦日記 2019年5月14日
待ちに待ったベストオブスーパージュニアの開幕。仙台2連戦。2日で合計5試合は見た。見た中では13日の第8試合、SHO VS 鷹木信悟がこの2日間のベストバウトだったのは間違いない。まず、試合時間もすごくていきなり試合時間25分。最後は鷹木のラストオブドラゴン(相手選手を担ぎ上げから、頭から落とす技)での勝利となったが、とにかく濃密な25分だった。。
SHOは2017年の秋頃に新日本プロレスに戻ってきて、昨年が初めてのベストオブスーパージュニアの参加。その時は3勝4敗と負け越していて、YOHと組んでいるタッグチームではコンビネーションでなんとかなっているけれど、シングルだとまだまだだなーという感じだった。この1年で少しずつ存在感を出していたので、リーグでの優勝争いには絡まないけれど、今回は勝ち越すくらいかなぁという予想だった。一方の鷹木は他団体であるDRAGON GATEのスター選手だったが、契約満了に伴い新日本プロレスに移籍。そこからは自分自身が負けた試合がない(タッグを組んだ相手選手が負けたことしかない)。そのため優勝候補の筆頭とされている。
この二人はそれぞれがパワーとウリにしている選手で、今回はどちらがその自分のスタイルで上回るのかを正々堂々競い合うような争いとなった。鷹木はプロレスラーとしてのキャリアが上ということもあり、SHOに対して攻撃を誘い、何度打撃を受けても倒れずに一発で攻撃で相手を張っ倒す。対するSHOは何度倒されても立ち上がって鷹木を倒すために全力で攻撃を打ち込み続ける。前半は鷹木が試合をコントロールする形で試合を進め、このまま圧倒するのか?という展開になったものの、SHOが鷹木の攻撃を耐え凌ぎ続け、打撃、投げ、関節と持てる全てを出し切って徐々に流れを引き込んでいく。最終的にはSHOが一矢報いるかも?というところまで追い込むも、鷹木が意地で勝利。鷹木が移籍してきてから、ここまで追い込まれたというのを初めて見た。この試合があまりに凄まじかったことから、その後に組まれた石森VSドラゴン・リー戦が淡白に見えたほど。ドラゴン・リーが勝つのかなーと思っていたら、石森の勝利で出身地での公演というのだろうが、まだまだベルトに絡んでくる選手になるのだと思う。
Bブロックは3試合分見たけれどあんまり盛り上がらないなぁという印象。エル・ファンタズモが思っていたよりもいい選手で試合も面白かったので、この後出る試合も見るかなと言う感じ。逆にバンディードはちょっと微妙かも。タグチジャパンの田口が石森とのタイトル戦並にやる気いっぱいでそこはよかった。SHOの活躍に比べるとYOHの存在感はうーむという感じ。