新日本プロレス観戦日記 2019年6月4日
おそらく鷹木は決勝出るだろうという決め打ちでチケットを取ったBEST OF SUPER Jrの決勝戦。週末に大阪で行われる春の一番大きな興行であるDOMINIONも控えているので、それ以外はさっぱりしたカードだろうなーと思っていたらジョン・モクスリー、ジュース・ロビンソン戦と棚橋復帰戦が決まってなんだかんだ豪華やな!という感じに。特にモクスリーはWWEで相当活躍していた選手という話を聞き(WWEは全然見ないのでさっぱりわからず)、いいカードを生で観れて嬉しいなーという気持ちで会場に。
棚橋復帰戦であるジェイ・ホワイト戦は、棚橋の復帰やっぱり早かったんじゃ…という気持ちになる微妙な試合に。観に行ったときの棚橋とジェイの試合はだいたい微妙(最初は2018年1.4のインターコンチネンタル王座戦)で、今回は棚橋が丸め込まれて負け。ジェイの必殺技、スイッチブレイド決められて負けるといよいよ棚橋の立場がないのでお茶を濁したふわっとした決着という感じだろうか。そういう意味ではここからの1年くらいでまた棚橋がベルトに挑戦する場面が来るのかも?あんな試合しているようだと、棚橋ファン以外納得しない気がするのだけれど。
ジョン・モクスリーとジュース・ロビンソンのIWGP US王座戦はモクスリーが客席側から入場してきていきなり大盛り上がり。客席のテンションもここまででマックスに。この試合は組み合わせが決まったときから、今までのキャリアを考えての契約内容や6月以降の海外興行の多さを見る限り、モクスリー勝つわなという予想をほとんどのファンがしていた感じで、その通りの決着に。新日本プロレスの海外興行の顔になっていきそう。とはいえ、モクスリーはまだ動きが新日の速度感にあってないからか、だいぶもっさり。このあたりは今のジェイとかを見てると数試合でアジャストされるのかなぁという感じ。どのくらい来日するのかわからないけど。ジェイも帰国してから数ヶ月はだいぶモタモタしてるなぁーという感じだったので。モクスリーがいいのはリング外でのラフファイトがアピールとかではなく、普通に選択肢の一つに組み込まれていることかなと思う。クリス・ジェリコとかだと、「はい、これから危険な技を仕掛けますよー」的なアピールがあるのだけれど、モクスリーは淡々と椅子や机を使っていくのが良かった。
そして、メインの鷹木、オスプレイ戦。鷹木がこの試合に勝って、7月からのG1出場という流れを予想してたので結果には驚いたものの、今年ベストバウト級の激しさで大満足。鷹木のパワーとオスプレイの打撃の戦いで、先が読めない展開に。私の隣に座っていたおじさんは数分ごとに「ああー、予想が外れる」だの、「ほら、言った通りだ!」だのころころ言うことが変わる感じで情緒不安定な状態に。たぶんあの場にいた人たちはみんなそんな感じだったと思う。僕もどちらか選べと言われれば鷹木が好きだけども、オスプレイもすごく好きでただただ歓声を上げるしかないという感じだった。鷹木のラストオブザドラゴンが決まったかと思ったけれど、やや甘い形になってしまいそこからオスプレイの怒涛の攻めで勝負あり。これ見せられたら、何も文句言えません。。