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停車しないバスで行く古都ホイアン

今回は、過去に訪れた旅先について。

みなさんはどんな旅行が好きですか?
きっちり計画を立てる派?それとも、行き当たりばったりの無計画派?
私はどちらかと言うと後者です。

数年前、東南アジア旅行にはまっていました。
当時の写真を見ていると、忘れていた細かいエピソードまで思い出すものですね。

一枚の写真から蘇った思い出を書きたいと思います。

停車しないバス

こちらの躍動感あふれる写真は5年位前にベトナムを訪れた時のもの。
ベトナムのダナンからホイアンという町への移動に選んだのがローカルバス。
無計画旅行派の私ですが、バス停の場所と行き先だけは事前に調べておきました。

かなり長いこと待っていると、ようやくバスが!
しかし、止まる気配がない!?
え?通り過ぎるの?と不安でいると、上の写真右のお兄さんが「#$”@〜!!」何やら叫んでいる。
むむ?減速した?
お兄さんの叫びを「乗るならはやく乗れ〜!!」
と勝手に理解し、いざ!!
でも、止まってくれない...(涙)
すると、お兄さんが私の荷物をバスへ投げ込み、私の手を掴みグイッ。
すごい力です。ひょいっとバスに乗り込めました。

乗降口のすぐ近くに空席を見つけ、なんとか着席。
落ち着いたところに、運賃回収係の女性が席まで来てくれてバス代を支払う。
目的地のホイアンは終点で、事前に調べた運賃は確か80円ぐらいだったような?しかし、その女性に請求されたのは100円ぐらい?(記憶を頼りに書いているので金額は違うかもしれません)
想定通りの外国人価格だったので、素直にお金を渡す。
東南アジアを旅行すると、地元の人より高い金額を請求されることが多いです。私はあらかじめ許容範囲を決めておくことにしています。許容範囲内ならそのまま払い、ひどくふっかけられた場合は相手と相談します。(トラブルになるのは怖いので、あくまで相談。)

隣の席で一部始終を見ていたスペイン人が「旅先ではあるあるだよね。」とニヤリ。ホイアンまでの1時間程、彼とおしゃべりを続けていたが、私たちの話題はもっぱら写真右の"バス乗降口のお兄さん"。

お兄さん、すごいです。
このバスはほとんど止まることなく終点まで行ったのです。
途中で乗ってくる人も降りる人もいましたが、みんな慣れた様子でお兄さんの手を借りて、動いているバスに乗り込み、動いているバスから飛び降りるのです。
みんなお兄さんに身を任せ、信頼感がすごい。
一度だけバスが完全に止まったのは、おばあさんが降りるとき。おばあさんは、停車してから出口まで来て、お兄さんの手を借りて安全に降りていきました。
運転手さんとお兄さんがどのように連携しているのかも全然わかりませんでした。
おそるべしローカルバス!ぜひまた乗りたい。

ベトナムの古都ホイアン

日本・中国・ポルトガルなど各国との貿易が盛んだった港町ホイアン。
まるでタイムスリップしたかのように、当時の町並みがそのまま残っていることから、世界遺産に登録されている。
初めて訪れたけれど、なんだか懐かしく感じさせられる。そんな町でした。

町もいい感じに小さく、治安も悪くないので女性の一人旅にもおすすめです。町中におしゃれなカフェがたくさんあり、ぶらぶらして疲れたらお茶という無計画派には理想的な観光地。
私が宿泊していたホテルでは自転車を貸し出していたので、自転車で町中を観光しました。


✴︎幻想的な夜✴︎

町の至る所に見られるのが提灯...ランターン?
明るいところで見てもカラフルで素敵ですが、暗くなると町全体がふんわりとした幻想的な雰囲気に...

もう一度訪れたい所の一つホイアンでした。


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