自分を知る

この世に生を受けてから20年、やっと自分がリスロマンティックであることを知った。

前々から違和感は感じていた。

「彼氏ほしい〜」という友達の会話にも共感できなかったし、

リア充爆発しろなんて思ったことなかった。

憧れはあった。

好きな人と出かけたり、悩みがあったらすぐに打ち明けられたり、自分のことを好きでいてくれる人がいるってすごい安心感なんだろうな〜と思っていた。

好きな人もできた。

一緒にご飯に行ったり、出かけたりした。

でも、その先に行けない。行きたくない。

好きだったはずの相手に好きと言ってもらっても、嬉しくない。

残るのは相手と自分への嫌悪感と、まだ成長できてないんだ、、という焦り。

自分はとんだワガママで、ずっとお子ちゃまな精神なんだと思っていた。

自分のコンプレックスに名前があることを知った時それはそれは安心した。

自分と同じことを感じてきた人がたくさんいることも、恋愛しなくてもいいんだという考え方ができたことも嬉しかった。

世の中にはステレオタイプというものが山程ある。

もちろん自分だって気付かぬうちにステレオタイプに埋もれてる。

自分が無知であることを知る。

それが一番の博識。

母に言われた。

あなたは謙虚で愛情深くいなさい。人のためにも自分のためにも生きなさい。

それがまさに私の目標。