入院1日目
ついに入院する日がやってきました。スーツケースをガラガラ引きながら電車に乗ります。いい天気でよかった。
まず入院手続きをするんですが、この時にいつも使っている薬やサプリを薬剤師さんに渡してチェックしてもらわないといけないんです。塗り薬や目薬なんかも全部!今薬を出すなんて想定していなかったので、スーツケースを広げて探さなければなりませんでした…目薬はすぐに出てこなかったので、入院中は使いませんと言って勘弁してもらいました。一回何錠一日何回服用するのか、何の病気でどこの病院にかかっているのか、院外処方の場合は薬局名も言わないといけないみたいです。
手続きが終わり入院する棟に行きます。コロナの影響で付き添いの人はここの入口までしか入れません。母にまた明日と告げて看護師さんに案内してもらいます。とても感じのいい看護師さんで何かあったらこの人に相談しようという気持ちになりました。
コインランドリーとシャワー室の場所を教えてもらいます。私はトイレとシャワールームがついている個室を選んだので共用のシャワーは使わないのですが、ドライヤーが借りれるので場所は把握しておく必要がありました。自分の部屋に持っていって使い終わったら返せばいいシステムでした。
身長と体重を測定してもらい、自分の部屋へ向かいます。できて数年の建物なのでシャワーもトイレも綺麗です!洗面台にいたってはホテルのような美しさ!思わずめっちゃ綺麗ですねとつぶやいてしまいました。ハンドソープは自動で出てくるしペーパータオルも備え付けられてます。
次に手術後に使うおむつみたいなものをこの時看護師さんに渡します。これも今渡すとは知らなかったので少々慌てました(笑)次にパジャマとタオルのレンタルを申し込みたいと伝えます。冷蔵庫とテレビはテレビカードを買わないと使えません。冷蔵庫は一度ボタンを押してから24時間使えます。今晩から手術数時間前にかけてOS-1を最低でも1本最高3本飲まないといけないのですが、OS-1はぬるいとまずさが増すので冷やした方がいいそうです。飲めなかったら手術前から点滴をしないといけないそうなので3本飲みきる決意をします。冷蔵庫に入れとくかナースコールを押して1本ずつ持ってきてもらうかどっちか選べたのですが、忙しい看護師さんにいちいち持ってきてもらうのは気が引けたので冷蔵庫を使うことにしました。
レンタルセットにはシャンプーなども含まれていてとても便利でした。
術後になるべく動かずにすむようにベッド周りに物を配置します。カゴをベッド横にひっかけて中にウェットティッシュやのど飴を入れておきます。腕時計はベッドに寝た状態でも見えるようにしておきます。
色々用意し終わった頃に主治医の先生が明日がんばりましょうと部屋まで来てくれました。卵巣取ったらその分体重も減るそうです。減るのは嬉しいです!11月25日にお腹を切るので三島由紀夫とお揃いですわ!と頭のおかしいことを言ったら笑ってくれたので嬉しかったです。(小並感)
なるべく傷が小さくすむようにするけど無理ならへその上あたりまで切るかもしれない、気を付けてても手術中に卵巣が破けることがあるのでそうなったらがん細胞がお腹の中に散らばってしまう、もちろんお腹の中は洗浄するけれどという話をされました。こればっかりは破けないように祈るしかない…
担当医の若い女医の先生も挨拶しにまわってきてくれました。今日は自由にしてていいのでコンビニで何本か飲み物を調達し、ゆっくりシャワーを浴びてテレビを見たり、病院食が給食みたいで美味しいと家族にラインしツイッターに写真を上げたりと楽しんでいました。ごはん230gは多いけど完食!
選択メニューも全部おいしそうで迷う…悩みに悩んだ末、〇をつけてナースステーションの前の箱にいそいそと入れにいきました。25日の手術日は何も食べられないことにも気づかずに…
妊婦のようなお腹とも今日でおさらば。
OS-1はお風呂上りにチャレンジしたらグビグビ飲めました。妹は薄いスイカ味がすると言っていましたが、あんまりわからなかったです。美味しくもないけど不味くもないという感じです。
消灯時に夜勤の看護師さんが来て明日の手術緊張しますよね~と話しかけてくれます。普通手術の前には怖くなるものだと思うのですが、怖すぎて脳が麻痺しているのか平常心でした(笑)でも麻酔で気分が悪くなる人がいると聞いたのでそれが不安だと看護師さんに話しました。気分悪くなるかどうかは人によるからね~しんどくなったらナースコール押してね!という感じでした。ですよね、やってみないとわかんないですよね…
夜更かししたらだめなので看護師さんが出ていってすぐ事前に渡された下剤と睡眠薬を飲んで眠りにつきました。
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