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相談&決断

右卵巣だけ取るかそれとも両卵巣と子宮も取っちゃうか…

色んな人の体験談を読んだり話を聞かせてもらいました。

家族が良性の卵巣嚢腫で片方の卵巣を取ったけど今は元気にしている、子宮を摘出してから髪が薄くなったり体調が悪くなった人がいる、子宮がなくなって生理が来ないのは快適、子宮がなくなると腸の位置が変わって便秘ぎみになった…

子宮がなくなって体調が悪くなった系の話は本人からではなく、また聞きなのでもしかすると子宮だけでなく両卵巣も取っているせいでホルモンバランスが崩れたせいかもしれませんが、髪が薄くなるのは嫌なので子宮はそのままの方がいいのかもと思いました。

妹にも相談しました。今まで知らなかったのですが、このとき妹も反出生主義者寄りの考えだということがわかり性格は違うのに思想が似ているのは笑いました(笑)

子宮も取るならリンパも取るため傷が大きくなると言うと、そんな怖いのやめとき、卵巣だけでいいやんという回答でした。

普段の私なら右卵巣と子宮だけ取ってリンパなどは残して欲しいと強く先生にお願いできたと思いますが、がんの可能性が高いと告げられて憔悴していましたし、病気を治すのが医者の仕事なのに私のしょーもない主張につき合わせてしまうのは申し訳ないという気持ちもあり、今回は右卵巣だけ取ってもらうことに決めました。

先生に伝える

次の週に先生に意思を伝えました。

「それが野口さんにとって一番いい方法だと思います」

どの選択肢を選んでもそう言ってもらえたのかもしれませんが、肯定してもらえてよかったと思えました。

そして手術日が11月25日の9時からに決まりました。手術日の前日から入院し、一週間程家から離れることになります。

手術の同意書や症例が学会で発表されることになった場合の同意書、私の場合はほとんど出血しないはずで輸血の必要はないが万一のときのための輸血同意書を渡されます。それから麻酔科の先生から麻酔についての説明を受けにいきます。

今まで手術を受けたことがあるか、車酔いはしやすい体質かなど質問されます。手術中は麻酔の影響で自力での呼吸が止まりやすくなるため喉に挿管して息ができるようにするけど管を入れるのは眠った後、抜くときは気持ち悪い感じがするかもしれないけど痛みはないと説明してもらいました。全身麻酔の前に硬膜外麻酔という背中から入れる麻酔をします、これは手術中と術後の痛みを和らげるためにしますよ、入れるとき15分くらい頑張ってもらいますねときいて15分も痛いのを我慢するのか!とびびります。

挿管の際に歯が欠けたりすることがあるけど、お年寄りがなるものだから若い人は大丈夫でしょうとまたまたすごい話をされ、一応歯のチェックをしてもらいました。

次に看護師さんから入院に必要なものを説明してもらいます。パジャマやタオルはレンタルがありますよ、歯ブラシやコップ、お箸もついてて一日440円とのこと。病院のHPにはレンタルやってないって書いてたのにあるんかーい!と心の中で突っ込みます。婦人科系の手術は術後出血することがあるので夜用ナプキンは必須だそうです。あと術後に履くT字帯か使い捨てのオムツのようなものどちらか片方か用意しておかなければなりません。これは院内のコンビニで購入できました。

一応髪をくくるゴムを持ってくるように、手術のときにくくる必要があるかもしれないからとの説明もありました。

普段飲んでる薬やサプリはもちろんカレンダーや時計、入院中暇がつぶせるものも用意するようにとリストに載っていました。

術後せん妄といって麻酔の影響で見えてはいけないものが見えてしまう人もいるという説明もこのときされました。


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