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【番外編?】現行つみたてNISA駆け込みの皮算用

キャリコンにしてFPでもあるので、ちょいちょいお金の話もしていますが、今回は、私自身が今年になって駆け込みで「つみたてNISA」を始めたので、その話題をしたいと思います。

つみたてNISAは読んで字のごとく投資信託を積み立て購入し、複利効果を期待して資産形成するものです。現行のつみたてNISAは2023年で終了し、2024年からは新NISAが始まります。新NISAについては、また別の機会に話題にしたいと思います。

現行のつみたてNISAは年の上限40万円まで、その後20年間は運用益に課税(所得税)されない特典があります。その特典をフルに活かして資産形成をしようというわけです。

今年の枠いっぱいに突っ込んだ40万円が20年後にどうなるのか・・・。期待を込めて試算してみます。年単位の複利効果を3%、7%、10%の3種類で計算してみました。(信託報酬は年0.2%で設定)

◇3%   69万円(運用益 29万円)

◇7%  149万円(運用益109万円)

◇10% 236万円(運用益196万円)

いかがでしょうか。皮算用は楽しいですね(笑)

私の組んだポートフォリオで今年の投信評価損益をウオッチしていますと大体6~8%あたりを漂っていますので、うまくすれば・・・と思ってしまいますが、まあ20年の間に浮き沈みがあるでしょうから、欲をかかずに4~5%くらいで運用できれば大成功でしょう。

私はもう人生100年時代の折り返し地点にいますので、現行つみたてNISAにおいて20年かけて資産形成をしていると、70歳でようやく果実を手にすることになります。面倒がらずに、もうちょっと早くからやっておけばよかったなあ、と思っています。

ただ、今回良かったと思う点は、今年ポートフォリオを組んでみて、何となく感触が分かってきたので、来年からの新NISA制度の特徴を活かしてどのように投資をしてゆこうか、色々考えることができたことです。今回は予行演習といったところでしょうか。

国民の資産形成に対する国の政策が貯蓄から投資に大きく舵を切っていることは、動かないお金を動かして税収を増やしたいという意図は第一にあるでしょうが、円通貨による貯蓄オンリーでは長期的に資産が目減りする(通貨の価値が年々下がってゆく)ことを認めているようにも思えます。ですから、投資行動は早ければ早いほど複利効果の恩恵にあずかる可能性が高まるので、躊躇している方は書籍や専門家の話に触れるなどして、どんどん意思決定をしてゆくことをおすすめします。

特に若い人は「使うお金」と「増やすお金」を、自分の現在の収入と今後のライフイベントとキャリアイメージの予測を立てながらしっかり管理することが肝要です。年金や退職金も資産形成には重要な要素となりますので、もし福利厚生が完備されている企業にお勤めであれば担当部署に相談してみることもすぐできる行動のひとつです。もちろん、お金の専門家のFPを利用していただくことは有効な手ですので、考えていただけたら嬉しく思います。

今回は現行つみたてNISAの皮算用についてお話しました。私は2023年9月からライフキャリアデザインカウンセラーを名乗り、個人や世帯の職業生活設計や資産設計のお手伝いをしようと決意し、今の会社での仕事を続けながら複業をすることにしました。保持資格としては国家資格キャリアコンサルタントとAFP(日本FP協会会員)をコアスキルとして、これまでの会社生活や人生経験で学んできたことを活かして会社内や地域社会に向けた価値創造につなげようと考えています。

私は来談者の方に今回お話ししたような支援でお役に立つことを使命とするライフキャリアデザインカウンセラーでありたいと思っています。ご関心を持っていただいた方がいらっしゃいましたら、ぜひお声がけください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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