魔弾デモンスミス解体新書
どうも。あきです。
今回は最近使っている【魔弾】について解説していきます。
最近の大会シーンでは手札誘発が大量に採用され、相手の動きを通さないことに重きを置いた構築をよく目にします。
分布としては、【アザミナ】ギミックの登場で、強化された【スネークアイ】や【霊王の波動】により新たな強手札誘発を得た【天盃龍】が環境の上位に君臨する環境です。
そこに2024年8月発売のデッキビルドパックにより仲間入りした【ライゼオル】が猛威を振るっているといった印象です。
そんな環境においてなぜ【魔弾】を選択したのかについて、ギミックの紹介やデッキ強み、基礎的なことを多めに紹介できればと思います。
1.【魔弾】の登場
2017年に発売されたデッキビルドパックにて登場し、魔弾モンスターが場に存在することで、手札から魔弾速攻魔法、罠カードを発動できるようになる特徴を持つテーマです。
1枚1枚の性能が高く、コントロールデッキとしては優秀な一方、圧倒的に少ない手数が課題となっていました。入賞はあれど環境には登れない【魔弾】ですが、【デモンスミス】ギミックの登場により革命的な進化を遂げることになります。
2.テーマカード
【魔弾】はモンスターと魔法・罠の組み合わせにより相手の盤面やリソースに干渉し、ゲームをコントロールするテーマです。【魔弾】モンスターはリソースや妨害の供給、魔法・罠は妨害を担います。
【魔弾の射手 カスパール】
このデッキにおけるエースモンスターで、妨害や後続の供給を担います。
同じ縦列で魔法・罠カードが発動した場合に、名称の異なる【魔弾】カードをサーチする効果を待ち、相手のデッキに合わせ好きな妨害札をピックアップすることが可能です。
【刻まれし魔の詠聖】によるトリガーだけでなく、【刻まれし魔の讃聖】を発動し、相手の【増殖するG】の有無を確認した上で、展開するか止まるかの初動での判断を可能にしてくれます。
【魔弾の射手 スター】
【魔弾】モンスターをデッキから特殊召喚する効果を持ち、リンク数を増やしながらカスパールでの妨害供給を狙えるカードです。
採用している魔弾カードの中で唯一レベルが4ということもあり、【魔を刻むデモンスミス】と合わせて【カオス・アンヘル-混沌の双翼-】を狙えるカードです。
【刻まれし魔の讃聖】をトリガーに固有効果を狙う場合、【増殖するG】の受けが非常に悪くなってしまうため、動きの慎重な選択が必要となります。
【魔弾の射手 ドクトル】
墓地から任意の【魔弾】カードを回収する固有効果を持つ便利屋で、このカードを場に出すことで1度使った妨害カードや、墓地にいる魔弾モンスターをリソースとして再度使うことが可能になります。
序盤でのパワーは低く中盤以降に輝くカードのため枚数を抑えて採用されがちなカードです。
【魔弾の射手 マックス】
このテーマにおける最強モンスターで、魔弾1体を素材とし特殊召喚することのできるリンク1モンスターです。
リンク召喚成功時に、相手の場のカードの枚数に応じデッキからモンスターを特殊召喚、または魔法・罠カードをサーチすることが可能です。
現実的にはあり得ないですが、極論このカード1枚で最大7枚のアドバンテージを取ることが可能です。
また、効果を発動できない状況であったとしても、1度このカードを経由し、【刻まれし魔の鎮魂棺】をリンク召喚する事で【デモンスミス】ギミックを動かすための光・悪魔の墓地枚数のかさましを行うことが可能です。
【魔弾-クロス・ドミネーター】
テーマから唯一の採用となった速攻魔法カードで、場のモンスターの効果を無効化し、攻撃力・守備力を0にする効果を持ちます。
無効系妨害としての性能も勿論高いですが、ステータスを変更させる効果のためダメージステップに発動することが可能です。これにより打点の低い【魔弾】モンスターに攻撃を誘導し、ダメージステップに返り討ちにするなどの戦い方も可能となります。
ただし、【魔弾】モンスターの固有効果はダメージステップに発動ができないため、例え同じ縦列でカードを発動したとしてもカスパール等の効果を反応させることはできないため、発動タイミングを決定する上で注意が必要となります。
【魔弾-デスペラード】
場の表側表示のカードを1枚対象に取り破壊する効果を持つ罠カードで全対面において非常に活躍するカードです。このカードを使う上で重要になるのが、自分のカードも破壊対象に選択することが可能な点です。
無効系誘発に対するサクリファイスエスケープや拮抗勝負に対するリソース退避、【刻まれし魔ラクリモーサ】を相手ターンに破壊することで、自分・相手ターンの往復中に2400ポイントのバーンダメージを与えることが可能になります。
【魔弾-ダンシング・ニードル】
お互いの墓地からカードを3枚まで除外する効果を持つ罠カードで、今期は【スネークアイ】対面において活躍してくれます。
【賜炎の咎姫】や【蛇眼の炎龍】などの墓地リソースを除外することで以降のパワーを各段に落とすことができます。
また、相手の【墓穴の指名者】にチェーンをし対象のモンスターを除外することで自分の手札誘発などを安全に通すことが可能です。
【魔弾-デッドマンズ・バースト】
相手の魔法・罠カードの発動を無効にするカウンター罠カードで、様々な場面で妨害として使用します。
特にサイドチェンジ後の先行は【群雄割拠】などの永続罠を守るために枚数を増やすことになります。
3.【デモンスミス】ギミックについて
【デモンスミス】ギミックは光・悪魔族1枚を初動とし、展開を連鎖させ、妨害や捲り、ライフカットを行うことのできるテーマです。
使ったリソースをデッキに戻すことにより、展開を連鎖させることから半永久機関のような動きをすることが最大の特徴です。
【魔弾】モンスターはすべて光・悪魔族であることから【デモンスミス】との相性は抜群と言えます。
今までは初動が細く手数が課題だった魔弾ですが、【刻まれし魔の詠聖】により好きな初動をデッキからピックアップすることが可能となりました。これまでは【成金ゴブリン】や【強欲で貪欲な壺】等、発動条件の軽い魔法カードを採用することで、自分のターンに【魔弾】モンスターの効果を起動させていたのですが、【デモンスミス】の登場により、それらの余分なカードを積む必要がなくなったのがこのデッキによって一番大きい点だと言えます。
4.【魔弾】の強み
【魔弾】を使用する中で優れていると感じた点についてご紹介します。
・1枚初動の多さ
【デモンスミス】の最大の特徴である光・悪魔族1枚からギミックの展開が可能という点、これを最大限に活かすことが出来るのが【魔弾】というテーマです。
【魔弾】は全て光・悪魔族モンスターで構成されるデッキのため全てのテーマモンスターが1枚初動となるのです。
・【デモンスミス】ギミックとの相性の良さ
様々なデッキが【デモンスミス】を出張させる中、【魔弾】はもっとも相性が良いテーマだと考えています。
【刻まれし魔の詠聖】から全ての【魔弾】モンスターにアクセスが出来き、全ての【魔弾】モンスターが1枚から【デモンスミス】展開へと繋がることが可能です。
この相互関係がこのデッキの動きの軸となり、安定性に繋がっていきます。
・自由枠の多さ
1枚初動が多いということはそれ以外が自由枠になるということです。
手札誘発によって相手の動きを妨害することが基本となる環境ですので、この手札誘発を大量に積むことができることもこのデッキの強みの1つとなります。
・環境テーマに対し、有効な妨害を持っている
モンスター効果無効や魔法・罠無効、盤面や墓地リソースに対する干渉など、幅広い妨害の中から任意の妨害を用意できるのがこのデッキの強みであり、面白いところです。実戦では引き込んだ手札誘発で賄いきれない部分をカスパールにより補いゲームをコントロールする形となります。
・罠デッキに対する対応力
このデッキは殆どのモンスターが光属性・悪魔族で構成されているため、【群雄割拠】などの永続カードを受けません。加えて、他のデッキに比べ、魔法・罠を武器として戦うことから【インスペクトボーダー】や【サモンリミッター】などへの回答が多いことも罠デッキに対し器用に立ち回れるポイントとなります。
5.構築(メイン)
現行のメインデッキの構成は、
・ギミックパーツ23枚
・手札誘発15枚
・その他2枚
のバランスを重視したものにしています。
仮想的としては【スネークアイ】、【天盃龍】、【ライゼオル】で、【聖王の粉砕】などの採用により幅広く丸く後攻時のゲームをとれるように意識しました。
6.構築(エクストラ)
エクストラは比較的シンプルで、必要なカードを必要な枚数採用しています。【魔界特派員デスキャスター】や【永遠の淑女 ベアトリーチェ】、【刻まれし魔ディエスイレ】なども採用候補ではあるのですが、使用頻度等から現行のエクストラカードに優先度が劣り採用を絞っています。
7.構築(サイド)
【応戦するG】
仮想的としては【アザミナ入りスネークアイ】で、【聖なる薊花】に合わせることで以降の動きを大幅に制限することが可能です。
【コズミック・サイクロン】
仮想的は【神碑】や【スネークアイ】などの罠に頼るタイプのデッキです。
サイドチェンジの際、余裕がある場合は【天盃龍】対面でも投入します。
【金満で謙虚な壺】
先行時や【天盃龍】対面の先後に投入し、サイドボードの永続罠や手札の補強を行います。
8.基本展開
このデッキは持っている手札の質によってその後のゲームメイクをすることになります。
必ずしも展開をするわけではなく【魔弾】モンスターを召喚しターンを返すことだってあります。
その上で以下基本展開を2パターンご紹介できればと思います。先行後攻共にこの展開が全ての動きのベースとなります。
▼【魔を刻むデモンスミス】1枚初動
1.【魔を刻むデモンスミス】を手札から捨て【刻まれし魔の詠聖】をサーチ
2.【刻まれし魔の詠聖】を発動し【魔弾の射手カスパール】をサーチし任意のカードを捨てる
3.【魔弾の射手カスパール】を通常召喚
4.【魔弾の射手カスパール】1体を素材に【魔弾の射手マックス】をリンク召喚
5.【魔弾の射手マックス】1体を素材に【刻まれし魔の鎮魂棺】をリンク召喚
6.【刻まれし魔の鎮魂棺】をリリースしデッキから【紅涙の魔ラクリモーサ】を特殊召喚
7.【紅涙の魔ラクリモーサ】の効果を起動し【魔を刻むデモンスミス】を墓地送り
8.【魔弾の射手マックス】を墓地からEXデッキに戻し墓地の【魔を刻むデモンスミス】を蘇生
9.【紅涙の魔ラクリモーサ】と【魔を刻むデモンスミス】の2体を素材に【刻まれし魔の大聖棺】をリンク召喚
10.【刻まれし魔の大聖棺】の効果を起動し、墓地の【刻まれし魔の鎮魂棺】と【魔を刻むデモンスミス】をデッキに戻し【刻まれし魔ラクリモーサ】を融合召喚
11.【刻まれし魔ラクリモーサ】の効果を発動し、墓地の【魔を刻むデモンスミス】を蘇生
12.【刻まれし魔の大聖棺】と【魔を刻むデモンスミス】の2体を素材に【刻まれし魔の神聖棺】をリンク召喚
13.墓地の【魔弾の射手カスパール】を対象に【刻まれし魔の神聖棺】の効果を発動し蘇生
14.墓地の【刻まれし魔の大聖棺】の効果を発動し【魔弾の射手カスパール】に装備
最終盤面:
・【魔弾の射手カスパール】(攻撃力4200)+対象耐性
・【刻まれし魔ラクリモーサ】(相手の打点を600ダウン)
墓地:
・【紅涙の魔ラクリモーサ】
・【魔を刻むデモンスミス】
▼【魔弾の射手カスパール(魔弾モンスター)】1枚初動
1.【魔弾の射手カスパール】を通常召喚
2.【魔弾の射手カスパール】1体を素材に【魔弾の射手マックス】をリンク召喚
3.【魔弾の射手マックス】1体を素材に【刻まれし魔の鎮魂棺】をリンク召喚
4.【刻まれし魔の鎮魂棺】をリリースしデッキから【紅涙の魔ラクリモーサ】を特殊召喚
5.【紅涙の魔ラクリモーサ】の効果を起動し【魔を刻むデモンスミス】を墓地送り
6.【魔弾の射手マックス】を墓地からEXデッキに戻し墓地の【魔を刻むデモンスミス】を蘇生
7.【紅涙の魔ラクリモーサ】と【魔を刻むデモンスミス】の2体を素材に【刻まれし魔の大聖棺】をリンク召喚
8.【刻まれし魔の大聖棺】の効果を起動し、墓地の【刻まれし魔の鎮魂棺】と【紅涙の魔ラクリモーサ】をデッキに戻し【刻まれし魔ラクリモーサ】を融合召喚
9.【刻まれし魔ラクリモーサ】の効果を発動し、墓地の【魔を刻むデモンスミス】を手札に回収
10.【刻まれし魔の大聖棺】と【刻まれし魔ラクリモーサ】の2体を素材に【刻まれし魔の神聖棺】をリンク召喚
11.墓地の【魔弾の射手カスパール】を対象に【刻まれし魔の神聖棺】の効果を発動し蘇生
12.墓地の【刻まれし魔の大聖棺】の効果を発動し【魔弾の射手カスパール】に装備
13.手札の【魔を刻むデモンスミス】を捨て、【刻まれし魔の詠聖】をサーチ
14.【魔弾の射手カスパール】と同じ縦列にて【刻まれし魔の詠聖】を発動し【紅涙の魔ラクリモーサ】をサーチしそのまま墓地送り
15.【魔弾の射手カスパール】の効果を発動し任意の【魔弾】カードをサーチ
最終盤面:
・【魔弾の射手カスパール】(攻撃力4200)+対象耐性
墓地:
【紅涙の魔ラクリモーサ】
【魔を刻むデモンスミス】
手札:
任意の【魔弾】カード
9.後攻ワンキル
このデッキの後攻時のライフカットルートは多種多様で使用する上で一番楽しい部分です。
純粋にモンスターの横並べからバトルでライフカットをするやり方もあれば、【魔弾-クロスドミネーター】により相手モンスターの攻守を0にした上で【刻まれし魔の神聖棺】による貫通ダメージ付与から大ダメージを狙う方法、【魔弾-デスペラード】を駆使し【刻まれし魔ラクリモーサ】を2回起爆する展開など様々なルートが存在します。
今回はその中でも基本となる動きについて紹介します。
▼【魔弾】モンスター1枚からのライフカット
1.【魔弾】モンスターを通常召喚
2.【魔弾】モンスター1体を素材に【魔弾の射手マックス】をリンク召喚
3.【魔弾の射手マックス】1体を素材に【刻まれし魔の鎮魂棺】をリンク召喚
4.【刻まれし魔の鎮魂棺】をリリースし、デッキから【紅涙の魔ラクリモーサ】を特殊召喚
5.【紅涙の魔ラクリモーサ】の効果を発動し、【刻まれし魔デモンスミス】を墓地送り
6.【魔弾の射手マックス】をデッキに戻し、【刻まれし魔デモンスミス】を墓地から特殊召喚
7.【刻まれし魔デモンスミス】と【紅涙の魔ラクリモーサ】の2体を素材【刻まれし魔の大聖棺】をリンク召喚
8.【刻まれし魔の大聖棺】の効果を発動、墓地の【魔弾】モンスターと【紅涙の魔ラクリモーサ】をデッキに戻し【刻まれし魔ラクリモーサ】を融合召喚
9.【刻まれし魔ラクリモーサ】の効果を発動し【刻まれし魔デモンスミス】を特殊召喚
10.【刻まれし魔の大聖棺】と【刻まれし魔ラクリモーサ】の2体を素材【刻まれし魔の神聖棺】をリンク召喚
11.【刻まれし魔ラクリモーサ】の効果を発動、【刻まれし魔の鎮魂棺】をデッキに戻し1200のバーンダメージ
12.【刻まれし魔の神聖棺】の効果を発動し【刻まれし魔ラクリモーサ】を蘇生
13.【刻まれし魔の大聖棺】の墓地効果を発動し【刻まれし魔ラクリモーサ】に装備
最終ダメージ:8400
(バーンダメージ1200+【刻まれし魔ラクリモーサ(5400)】+【刻まれし魔デモンスミス(1800)】)
10.各対面における勝ちパターン
【スネークアイ】対面
この対面は相手のリソースを奪ったら勝ちです。
具体的には相手の【賜炎の咎姫】、【蛇眼の炎龍】、【スネークアイ・オーク】を除外できたら勝利が確定します。
戦い方のイメージとして、【魔弾-ダンシング・ニードル】を2回使用できるように妨害やリソースの管理を図ります。
先攻:
基本的には【魔弾-クロスドミネーター】と【魔弾-ダンシング・ニードル】を軸に戦うことになり、相手の展開を止めつつ、着実にリソースを奪うように意識します。
後攻:
後攻時には、相手の【賜炎の咎姫】や【I:Pマスカレーナ】への警戒が必要になります。
【魔弾-デスペラード】や【魔弾-クロスドミネーター】等を絡ませてマスカレーナを踏みつつ、【魔弾の射手マックス】へ繋ぎます。この際、相手の【賜炎の咎姫】が直撃しないよう、デッキからモンスターを特殊召喚する効果を選択し、リンク数が途切れないように注意が必要です。
【天盃龍】対面
後攻ワンキルを坦々と狙うテーマで、大量の手札誘発が飛んでくることを意識し、致命的な受け方をしないように立ち回っていきます。
基本的には、【魔弾-クロスドミネーター】、【魔弾-デスペラード】、【魔弾-デッドマンズ・バースト】の3枚を構えることが出来れば勝利濃厚となります。
【盃満ちる燦幻荘】を【魔弾-デスペラード】で破壊し、出てきた【天盃龍】モンスターを【魔弾-クロスドミネーター】で無力化、【燦幻開門】を【魔弾-デッドマンズ・バースト】で無効化します。
それぞれ手札誘発でも代用可能ですので、不足している部分を【魔弾】ギミックで補っていきます。
【ライゼオル】対面
この対面は手数が多く相手の動き方に合わせた妨害の当て方が求められます。
盤面を横に広げ、エクシーズモンスターを中継とし展開や妨害を伸ばしていくテーマです。
基本的には【ライゼオル・デュオドライブ】等のアドバンテージを稼ぐカードに対して妨害を当てていきます。
相手の【ライゼオル・デッドネーダー】及び【ライゼオル・クロス】を綺麗に処理できれば、勝利を大幅に引き寄せることが可能になります。
先攻:
【魔弾-クロスドミネーター】、【魔弾-デスペラード】を軸に妨害を構えます。【ライゼオル】自体のキル性能はそこまで高くないので、ターンを返して貰うように崩しにくい盤面を構えつつ、【ライゼオル・デッドネーダー】の回答となる【魔弾】モンスター+【魔弾-クロスドミネーター】を残すように意識します。
先攻1ターン目より先攻2ターン目に重点を置いたゲームメイクが重要となります。
後攻:
この対面における仮想的は【ライゼオル・デッドネーダー】でこちらの効果の発動に反応し、盤面のカードを1枚破壊する効果を持ちます。1枚1枚付き合っていたら【魔弾】の手数では追いつけないので、【無限泡影】を手札に残して置くなど自分ターンを意識した誘発の投げ方が必要になります。
また、【魔弾】モンスター+【魔弾-クロスドミネーター】を引いている場合、ダメージステップ中に【魔弾-クロスドミネーター】を発動することで、相手の【ライゼオル・デッドネーダー】に反応する隙を与えず戦闘での処理をすることが可能になります。
これが【ライゼオル】と対面する上で【魔弾】が他のデッキと異なる最大のポイントです。
11.盤面の再形成
これまでの【魔弾】と違い、今の【魔弾デモンスミス】は崩された盤面の再形成力を手にしています。従来の【魔弾】だとサンダーボルトなどにより前盤面を処理された場合、手札の【魔弾】カードは腐っていました。しかし【デモンスミス】により強化をされた魔弾は破壊された処理後に以下のようにして盤面の再形成が可能となっています。
1.【紅涙の魔ラクリモーサ】を墓地からデッキに戻し墓地の【刻まれし魔の神聖棺】を蘇生
2.【刻まれし魔の神聖棺】の効果により墓地の【魔弾】モンスターを対象に蘇生(打点1800UP)
12.最後に
ここまでお読みいただきありがとうございます。ようやく日の目を見ることになった【魔弾】ですが、今期は立ち位置もよく相当やれるデッキだと思っていますので少しでも興味をもっていただけたら幸いです。
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