バイセルチャレンジの結果
前業態のスピード買取時代に恐ろしく評判が悪く、行政処分まで食らっていたバイセルという出張買取業者、ちょっと手元の和服を処分することになったので何事も経験ということで試しに査定を依頼してみることにした。
内訳
・羽織(ポリ麻) 1枚
・着流し(ポリ麻) 2枚
・長襦袢(ポリ) 1枚
・長襦袢(絹・大島紬) 2枚
・浴衣(綿麻) 2枚
・帯(材質不明) 2本
・その他小物数点
※着た感じは「余弦 FX」あたりで画像検索すれば出ます。
高価なものは一切ありません。羽織着流しはポリ麻混紡のお手頃のやつ、襦袢は大島紬ですが証明できる添付物もないので期待はできません。しかも購入履歴を遡ったら2009年になっていました。13年も着込んどるやんけ。
正直これだけを見てもらうために出張査定に来てもらうのも悪いと思い、株主優待を中心にクオカードがいくらかあったので用意しておきました。クオは持ち込み買い取りで額面の95%とかなので90%くらいになればまあ手土産感覚で持っていってもらってもいいかな、と。
査定開始。
名刺を受け取り、バイセルの会社の説明を受け、コンプラ関連の文書を読み合わせてサインします。そして査定に入ります。
最初の1枚目は丁寧な手さばきで広げてタグや材質の確認、サイズの確認(丈の長い方が価値があるらしい)と鮮やかに進んでいきます。事前に調べたところ、査定員が写真撮影して本部に送り、査定をダブルチェックしているようです。
1枚目の写真撮影を行ったあたりから雰囲気が怪しくなります。
明らかに1枚めと比べて2枚目以降の確認が雑になっていきます。写真も撮りません。帯や小物に至っては確認するどころか手にすら取らずに脇に寄せたままというw
最低限見るフリくらいはした方が良いんじゃないの・・・
もうね、明らかですわ。
価値のないものと分かってやる気喪失してますわこれw
こうなるだろうとは思ってました。そのためにクオカードをたっぷり用意しといた訳ですよ。これならいくら買い取っても邪魔にはならんっしょ?
査定員「金券類は基本的にプレミアとかついたもの以外はほぼ間違いなく額面割りますが・・・
おれ「あ、はい、まあ、そうですよね。
査定員「クオカードですとだいたい額面の70%ほどで・・・
おれ「は?wwwwwww
ちょっとまって???
ま、まあわかりますよ?来てもらった手間とか考えたら多少持ち込みより価格毀損するのは当たり前ですわ。しかし買い取る側からしたらこれ以上ない低リスク商材を7掛けはやばない???絶対やばいっしょ???wwww
こわいわー。
時計とか貴金属とか見せたらどんだけ買い叩かれるんやろ・・・。
結果、和服類小物含め(帯や小物は見てすらいなかったけどw)全てコミコミで1000円という査定結果になりました。なお買取金額の内訳説明はありませんでした。
せめて
「ポリ麻の物は難しいですが、絹の襦袢は少し頑張って・・・・・こういう内訳で合計1000円です。」
的な説明くらいあれば、ああ分かってくれてるんだなと思えなくもないですが、そんな細かい説明ぶっ飛ばして全部まとめて1000円という乱暴な値付けをされるとちょっときついっすわ。
さらに帯小物類は見てすらいなかったこと、お詫びのつもりで用意していたクオカードに額面の70%というありえない数字を提示してきたことでテンション駄々下がり、結局は売らずにお帰りいただくに至りましたとさ。
元々処分するつもりだったので、金額関係なく持っていってもらってもまあ良かったんですけどね。ただどうせこの程度の額なら禁断のブックオフとの相見積もりとってみたくなる訳ですよ。
ブックオフにGoした結果。
・メンズ服飾雑貨 2点 60円
・着物小物 5点 670円
・着物 7点 2100円
合計 2830円
バイセル査定の3倍やんけー!w
数量的にどれが何に判定されてるのかちょっとわからないけど金額は圧倒的な差がついてしまった。2〜3割の差くらいなら、まあたまたまかな、とも取れるけど、流石に3倍差つけられると偶然では済まされない。
好意的前向きに考えると、バイセルは高級品の専門で、ブックオフは普段使い用に特化しているのかもしれないので、今回の結果だけではなんとも言えませんが、もう俺の脳内では
本を売るならブックオフ♪♪ が
着物売るならブックオフ♪♪ に変換されておりますわ。
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